侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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これ以上の作品に巡り合えるかどうか。
公開されてからずいぶん経って、映画館で見られたのが 2024/10/27。
笑いを交えて息つく間もなく進む物語、真剣での立ちまわりに感動。
拳銃と目玉焼き、ごはん に続く作品での快挙。
初見から 7か月後に、安田監督のサインをいただく機会に巡り合えたのは
とても幸せなことと思って、レビューとして書いておくことにしました。
とても真面目なコメディ映画
侍が時代劇撮影所にタイムスリップするという発想が面白い
色々ツッコミどころも満載で
なんやかやと突っ込みながら笑ってしまった。
ちょっと長いかな
このシーン要らないかな
なんてところも。
クライマックスも引き込まれたし
最後の最後がまたウケた。
主人公の「高坂 新左エ門」が最高
山口馬木也が演じる主人公がとても良い。会津藩士らしい素朴さ、誠実さがリアルなので、時代錯誤のエピソードの面白さが抜群。真剣で真面目だったのに、驚いてうろたえるところが、ギャップが大きくて笑えるのに、主人公に好感を持ってしまう。
特に、予告編にもある「助太刀いたす・・」と刀を抜いたのに、監督に「おまえは、何をしとるっ」と怒られる場面は最高。徳川が滅んで140年後の時代に来てしまって、途方にくれる場面もうまい。日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を取ったのも納得。
自分を「何もできない赤子のようなもの」と認め、殺陣の指導を受けるところから始めて、徐々に真面目さと技が評価されていく展開も楽しい。ヒロインの優子殿も真面目な努力家なので、彼女に惹かれるところも共感する。
クライマックスの対決は、それなりに盛り上がり、結末もうまいと思う。ラストのオチも面白い。
ただ、クライマックスの対決に持っていくための設定が強引な感じがした。30年の時間差を付けないと成り立たないところが苦しいし、若い時の役者と今の役者の顔が似ていないので、長い説明シーンを挿入してなんとかごまかしているように思った。
タイムスリッパー侍は本物だ!ホンマかいな?!
映画のタイムスリッパーした侍は、本物だ!
と思いました。
この演技は、演技ではない、本物が普通に行動しているところを撮影しただけだと…
そこで、思うところは、何故に、この時代にタイムスリッパーしたかということ。この時代で何かを学び、過去の何か悲しい事件が起こることを防ぐためだったのではないか?!
そう、その通り!
タイムスリッパー侍が時をタイムスリッパーする前の時代は、あの幕末、会津の鶴ヶ城にて決戦が行われようとする直前の頃。
戦いは無意味な事と未来で学び、過去に帰って仲間に知らせ、戦うこと中止させたので、幕末は、無駄な争いも起こらず、政治は徳川幕府から、明治政府へと円滑に移行したのです。
タイムスリッパー侍は、歴史に偉大な貢献を果たしたのでした。そう、あの主役の彼こそが、その本物のタイムスリッパー侍なのです。
つまらない
侍タイムスリッパー
映画館で3回、うち2回は違う友人と行きました。
面白かった!低予算映画と知らず、パンフの小さい字のページを読んで、どれだけ苦労して製作されたかを知って、監督の熱意に打たれました。
私も祖母や父が時代劇が好きで一緒に見ていて、7歳の時に見た水戸黄門第三部の柘植九郎太(成田三樹夫)が初恋の人というくらい、時代劇を見ていたので、人としてのあるべき姿を時代劇に教わりました。
新左衛門の純朴で心優しく、そして武士の魂を持ったところがとても好きです。馬木也さんの殺陣の美しさ。
昔から時代劇では福本さん探しを楽しんでいたので、あちこちに福本さんリスペクトが散りばめられて、監督の福本さん愛を感じました。
ラストの立ち会いは息ができないくらい緊張し、黒澤映画かと思うほど。
これだけ色々な要素を取り入れて、伏線を回収し、退屈させずに見せて楽しませてもらい、つくづく映画は脚本が大事で、監督の熱意と共にたくさんの人に広がってここまで来たと思います。
また見てしまうかもしれません。すてきな映画をありがとうございます。
あらゆる年代の観客を楽しませようとする作り手の巨大なサービス精神
なんなのこれは?
評判がいいので見てみたが、昔の安手のVシネのような画面に驚き、ベタ照明(あかり)におどろき、はなしの稚拙さに驚き、「すべる」のすべりまくりのギャグに驚きあきれた。熱血根性物のお話の薄らさむさ。観ているこちらが、恥ずかしくなった。
これが、日本アカデミー賞の作品賞?悪い冗談だ。アメリカの大統領が、あほで間抜けなアメリカ白人になったことよりも、あきれ果てた。
NHK『アナザーストーリーズ』で満員の観客と熱狂をうつしだしていたが、これが、衆愚か、ファシズムの足音か?うすら寒くなった。
「底知れない程度の低さ、どぶからうまれでた何か、およそ深さなどまったくない何か」が、ほとんどすべての人びとを支配する力を獲得する。それこそが、全体主義のおそるべき性質である、とアーレントは考えました"
とてもよいw
食べるんかいな
ノスタルジーでは解決しない
なぜ、時代劇を作らなくなってしまったのだろう。いや、正確には、どうして京都で時代劇を作らなくなってしまったのだろうか。
正論をぶって大変申し訳無いが、答えは出ている。勧善懲悪のチャンバラ劇に観る側が飽きてしまったからなのだ。
もちろん、それは脈々と続いてきた時代劇映画の製作を支えてきたスタッフや俳優を貶めるものではない。ただ、進化を拒むように物作りをしてきた映画やテレビの制作には責任があると思う。「時代劇はこうなんや」の作り手の独りよがりは観客を置いてきぼりにしてきた。まして、時代劇が無いのはスター俳優が京都を去ったせいではないので、わざわざスターに謝罪させる会見シーンというのは誰に対する忖度かと思ってしまう。
主題は「時代劇の灯を絶やしたくない」なのだが、主題を全面に押し出されても、こちらは青臭くて観ていられない。もっと幕末の志士の「生」を、タイムリープを持ってして突き詰めて描ければ、グッとくるものがあったと思う。シチュエーションに溺れているのか、全ての人物像の描き方も芝居自体も私には浅くしか見えなかった。
とくにヒロインの女性像は映画というよりはアニメーション、漫画のそれにしかみえなかった。監督賞?なぜ?
変にギャグにしないとこが好感持てる
幕末を生きる侍が現代日本にタイムスリップだ!
はじめは何が起こったか分からず右往左往だが
爆速の理解力で自身の時代から100年以上経過していることを受け入れたぞ!
何気に理解力と適応力の塊であった主人公は現代日本で時代劇の切られ役として生きていくのだーーーー!!!
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面白いわー
娯楽映画はかくあるべきですね
主人公の適応力がすごすぎるとか、ご都合主義とか
こまけぇことはいいんだよ!
これは娯楽映画なんだから一瞬を楽しめ!
ありがちの車やら建物やらにコミカルに驚く武士が無かったのが本当に良かった
演者さんの演技も良いし、上映時間長めだけど話面白いしテンポいいから全然気にならない
侍が現代にタイムスリップして、ドタバタコメディかと思いきや、そんな単純な話ではなくキチンと中身が練られた内容だったのは予想外
後半の流れは「そうきたかー!」と驚かされ、最後のチャンバラはマジで刃傷沙汰が起こるのかハラハラしながら見れた!
コレは話題になるのも頷ける
細かなアラは見て取れるけど圧倒的な面白さの前には些事である
本当に面白かった
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