侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
全969件中、701~720件目を表示
こんな映画が見たかった。
タイトル通りで、侍がタイムスリップして現代に現れた!というタイムスリップコメディ。
現れる場所が時代劇の撮影所なので、侍の姿の人間が現れても誰もビックリしない。
時代劇の斬られ役として活躍するようになっていく…
という、実直な武士が現代に驚く笑いと、自らの仕事を見つけていくお仕事ムービーでもありました。
コメディに優しさをプラスした時代劇愛に溢れた作品で、
見終わったら、自然に笑みがこぼれた。
「今日はその日ではない」には笑ってしまった。
「常在戦場」
期待度○鑑賞後の満足度◎ こんなに泣かされるとは思わなかった。時代劇愛に溢れ、斬られ役賛歌でもあり、📽️としても良くできているし、現代日本に向けての応援歌になっているのも宜しい。
①息の長い俳優さんでもあるし、イケメンだし(私の基準では)、演技力もあるのになかなか主役を張れない山口馬木也のやっとの主演映画ということで観ることにしたが、鑑賞中ずっとうるうる🥹してました。
②若い頃は大量生産されるTV時代劇を、日本という国の自分のキライな部分を代表するようなものとして意地悪な目で見ていたのに、こんなに時代劇が愛おしく思えるとは私も歳を取ったんだねェ。
③私が本格的に映画を観出した頃は日本映画全盛期も終わり東映ヤクザ映画と日活ロマンポルノが幅を利かせていた時代。
だから時代劇といえば自然にTV時代劇となる。当時は一家に一台しかTVのないのか普通の時代。いきおい親の観るTV時代劇を観ざるを得ない状況。
④若い盛りだったので、TV時代劇をかなり斜め視線で観ていて、『水戸黄門』『遠山の金さん』『大岡越前』『銭形平次』『旗本退屈男』『桃太郎侍』『大江戸捜査網』『暴れん坊将軍』等々はどれもこれも話が予定調和で面白くなく(面白いのもあったけど)、変化球で『木枯し紋次郎記』や『必殺技仕掛人』(シリーズ化したらマンネリになり面白くなくなったけれど、最初の『仕掛人』はなかなか衝撃的だった)を真面目に観ていたくらい。
心の中でもかなり悪態をついていて、①私たちの先祖の殆どは武士階級に年貢を納めさせられていた農民なのにまるで自分は侍の子孫みたいに思っているのが馬鹿らしい(「侍ジャパン」にも同じこと思った)とか
②
吉本新喜劇のテーマソングが聞こえるような感じかな…
構えなきゃオモシロイ
久々に非の打ち所がない映画👍
いい映画
劇場内の空気の動きが止まったような緊迫感でした!
観に行く前の情報は「タイトルから侍がタイムスリップするんだろうな〜」「口コミで人気になったらしいなー」だけでした。
感想は…最高に面白かった!!
これは…これは…映画館の音響とスクリーンで見れて本当に良かった。
コメディ部分は始終楽しい。
役者さん達が皆んな上手で見応えもありストーリーも分かりやすくすぐに入り込みました。
シリアスなシーンも役者さん達の表情と演技がとにかく良くグッとくる。
お気に入りのシーンは、多くの方が感想で書いてらっしゃる後半の30分。
鑑賞中、劇場内の空気の動きが「スン…」と止まったような静寂と緊迫感でした。
あの空気感は物凄く不思議な体験でした。
自分も含め会場内がスクリーンに観入って惹き込まれていたんだと思います。
人気の理由が分かりました。
これはもう一回観に行きたいです!
日の本の國、その良さ存分に。
最高!本当に面白かった!劇場で拍手が起こる作品ってそうそうないから。多くの観客が満足していたってことだろう。
江戸の末期からタイムスリップしてきた高坂新左衛門。勝手の分からぬ現代において、住職夫妻や助監督・優子ら温かい人々に助けられ、地に足付けて生活をしていく。美味い飯や洋菓子に感動し、勧善懲悪、お約束の時代劇に涙して。ホント、我々が当たり前のモノとして享受している日常が、どれほど豊かなモノなのか、ということを感じさせてくれる。日が当たらなくても、地道にそれぞれのなすべきことをなす映像世界のスタッフ達。そんな一人一人が生き生きと活写されていて、幸せな気持ちになる。我々の多くも、日の当たらない所で日々地道に仕事に取り組む社会の一員だから。
クライマックスの殺陣もヨシ。思いを馳せる優子との距離感もヨシ。平手打ちも、その後の切り替えも見事。シナリオ読んでみたいと久々に思った。
「今日がその日ではない」廃れたと言われた往年の時代劇とその裏方達の技術。エミー賞受賞のSHOGUNと双璧をなす、日本の文化へのエレジーでもあった。
時代劇にハズレ無し
無名だからこそ堪能できる映画
本編が始まる前に、配給会社の動画を見た瞬間本当にソワソワしました。これまで見たことのない映画会社ばかりで、コインパーキングの会社も提供している映画なんて見たことがありませんでした。
ストーリーは江戸末期の侍が現代にタイムスリップして、ひょんなことから時代劇の切られ役として活躍するコメディ映画。戸籍とか細かいことは無視したエンタメ要素が多く、リラックスして楽しめる作品でした。
個人的に主役の高坂新左エ門が時間転移して町中を徘徊しているとき、ペリー来航の博覧会が描かれたポスターを目にした時が、やるせない気持ちが伝わってきました。大義名分だと信じて行動してきたことが無駄だったという「虚しさ」と「失望」をうまく描いていました。
感触としては黒沢明監督が活躍する前の日本映画黎明期の雰囲気に近い感触でした。シンプルに展開が気になる作品でした。
全969件中、701~720件目を表示