侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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「低予算のインディーズ制作にしては」という注釈付きで良い映画
低予算ということですが、ルックについては全くチープに感じません。
設定はありがちなコントで、ずっとこのままの展開だと辛いなあと思っていたら、
中盤にツイストあり、この先どうなるのかと飽きること無く観られました。
役者はそれぞれ個性あり、演技も達者で楽しめます。
ここまでは良いところですが、演出ははっきりと好きになれませんでした。
コメディシーンがとにかくひどくて、
延々と被せて流れるコミカルなBGMが鬱陶しく、漫画的な大げさな芝居が寒いです。
絵面がすでにシュールなので、淡々とやってくれればかなり笑えるのに勿体無いと感じてしまい終始苦笑してしまいました。
コメディをちゃんと分かっている監督が撮っていれば世界的に成功出来たかもしれないと思えたので本当に惜しいです。
その点含めて映画の出来としては『カメラを止めるな!』の方が何倍も良かったです。
恐らくあれほどの成功は期待出来ないと思います。
コメディシーン含め、過剰に分かりやすくしてしまっているため、
まだるっこしく感じるところが多々あり、そのせいで上映時間が長くなってしまっているのもマイナスです。
90分ぐらいにまとまっていれば最高でした。
地上波で流すテレビドラマとして観れば秀逸、
というぐらいの期待度で観るとちょうど良いと思います。
時代劇愛に満ち溢れた笑って泣ける感動作。 本年度ベスト!!!
予告編が面白そうだったので前情報も無く観賞したけど、予想以上に素晴らしかった!
コメディ映画と思いきや、めっちゃ泣ける感動の作品!
幕末の京都から現代の時代劇撮影所にタイムスリップした侍、高坂新左衛門。
最初は現代の生活に戸惑うものの、因縁のあるお寺に住み込み、撮影所で斬られ役として生きる事を決意して行くストーリー。
前半は予想通りのコメディー要素が濃い目!
涙が出る程に笑える。
特に殺陣師との稽古のシーンが最高!
塩おむすび。ショートケーキ等が食べたくなる。
ウイスキーのロックも良いな。
中盤からの思ってもいない展開も良い!
10年間、時代劇の役を断っていた有名役者の風見恭一郎。
何故か新作の時代劇の主役として出演。
恭一郎が、何故かセリフも無い斬られ役の高坂に共演をオファーする展開。
予想もしていなかった2人の繋がり!
この「繋がったー」感にテンションが上がる(笑)
後半は感動するシーンが多め。
そして、どこかで聞いた事のある「カメラを止めるな」のセリフから緊張感のある展開に引き込まれ、場内にも緊張感が伝わる静けさが凄い!
スクリーンでここまで緊張するシーンは今までに無かったか位の没入感(笑)
「手に汗握る」の単語はこのシーンの為にあると思う程の緊張感!
監督を目指している助監督の山本優子の存在も大きかった!
諦めていた夢に再び取り込む姿や風見との関係などが印象に残る。
ラストのオチも大爆笑(笑)
ター○ネー○ーを思い出す演出(爆)
今日はもう1本鑑賞予定だったけど本作1本だけで大満足なのでパス(笑)
暫く本作の余韻に浸っていたいです( ´∀`)
設定を深く考えず気軽に見るなら面白い作品
江戸時代の人がタイムスリップする話は見かける内容ですが、本作は侍がタイムスリップして「斬られ役」として役者になるのが斬新だなと思いました。
偉人という訳でもなく一介の侍というのが設定として気になり観賞しました。
序盤などでセリフ回しが長すぎたり、雨がゲリラ豪雨しなかったり、回送シーンが長いなぁ…とか色々と気になる点や設定上のやむを得ない部分は多々ありますが、定番というか…よくある笑い所は抑えている感でした。
学校を休んだ時に再放送されていた昔のドラマ…を見ている様な、そんな感じがします。
映画館で見て良かったなと思うのが最後の殺陣シーン、ここだけは家で見るよりも映画館ならではと思いました。
VODで見ると早送りしちゃうなぁ…とか、そんな部分だからこそ見入ってしまいました。
ポップコーンはMサイズでも食べるのは余裕でした。
ここは時間稼いでる…的な場面がどうしてもあり、そこは手が進んでしまいます。
個人的には飲み物を用意して置いた方が、途中のシーンで少し楽しめる様な気がしました。
(祝)全国拡大公開決定!
キャッーーット!by監督
これは応援したくなる映画
久しぶりに、「この映画は広がってほしいなぁ」と言う作品に出会いました。そして、上映後に客席から自然と拍手が湧きあがったのも久しぶりです。そんな映画が現在、日本でたった2館でしか上映されていません。
幕末の会津藩士がタイムスリップした先は、何と現代の京都太秦映画村だったと言うお話で、彼はそこで時代劇の斬られ役として生きて行くのです。そのプロットから想像出来るようにお話のベースは緩く、各所に笑いのポイントも設けられています。しかも、結構ベタな笑いもあるのですが、決してベタベタせずカラリとした仕上がりなのです。また、「映画の映画」「時代劇」と言えばお約束とも思える役柄の人々も登場するのですが、皆さん穏やかで優しい口当たりです。だから、終始ニヤニヤしながら穏やかな気持ちでスクリーンと相対する事ができるのでした。そこには、本作出演・制作の皆さんの「観ている人々に楽しんで欲しぃ~」という思いが溢れていて、それがこちらにしっかり伝わって来るのです。
しかし、「チャンバラは本気だぜ」の覚悟は全編通じて揺るがないので物語がぶれないのでした。
ユルユルと楽しませて貰い、中盤で「あっ」と驚かされ、終盤にはグッと胸を衝かれ、ラストシーンで「うわぁ、遣られたぁ」と白旗なんて最高じゃないですか。これから徐々に上映館が広がって行くのは間違いないと思うのですが、キャストもスタッフもお一人も名前を存じ上げなかった方々が少しでも経済的に潤い、新しいチャンスに繋がります様にと祈らずにはおられません。日本中に拡がれ!
高評価の嵐に疑問、、、、
カメラを止めるなと同じ流れになりそうなほどの高評価が多数。
サクラ?印象操作?と思うほど、私には全く合わなかったです。
カメラを止めるなも私的にはつまらないと感じましたが、これも同様。
低予算だから色々しょうがない部分はあるかもしれませんが。
内容については間延びした映画で、尺でも稼いでるのかと思うほど。
大笑いしたとかレビュー多々ありますが、クスっぐらいで、私が観た映画館では周りの人も同じ反応で、そんな大笑いしてる人はいませんでした。
最後の最後だけは緊張感のある映画でよかったです。
高評価のレビューに騙される人がこれ以上いなくなればと思い、アカウントまで作って初めてのレビューをしました。
あくまでB級ですので、過度な期待は禁物です。
良作
なかなか楽しかった。
そう言えば、確かにこの頃時代劇って少なくなったと改めて認識しましたが、そんな中で監督・役者・製作スタッフの愛情と熱気が感じられる良作!
この映画でも語られている時代考証に基づいた様々な知識や時代劇の殺陣の技術も、業界の衰退と共に失われていくのだろう。ハリウッド映画も作品のレベルが著しく下がっているから、それも時代の流れかも知れないが…。
しかし、それはまさしく今の日本の製造業や飲食業に存在する職人技が失われていき、じわじわと業界全体が沈下していく様と同じ。
人間世界全体が便利に成り何かを得るが、大切な何かを失っていくのだろう。
出演の皆様はけっして有名な方達では無いけれど、主演から脇役まで良い役者様達が熱演しています!
近頃上映で大予算・有名俳優多数の邦画の、意味も無くおちゃらけたクサイ演技を見せる俳優達とは違い、主役以下俳優全員が真面目な演技で笑わせ泣かせる。
自主制作映画と言えど各シーンの画像(脚本は勿論だが、照明が良いのかな?)がしっかりしていて、低予算とは思えない頑張りよう。
派手さは無いが好感が持てる作品。とても感動した。
今年No..1の作品でした
面白い、もっと公開館を増やしてほしい
今年の最高作かもしれない
なんだこれは!! タイムスリップもの好きだから見ただけなのに、 驚...
なんだこれは!!
タイムスリップもの好きだから見ただけなのに、
驚くほどの秀作だった
キャラ設定もキャスティングも良かった
前半は特にそこまでじゃなくって、
『どうやって終わるのかな?』って漠然と思ってたくらいだけど、
途中からぞくぞくしだして気が抜けなくなった
脚本っていうの?
ストーリーがとにかく好き
しかも最後の瞬間まで楽しませてくれた
もっとたくさんの館で上映されたり、
もっと話題になるべき作品
全国ロードショーになって欲しい!
間違いなく2024年ナンバーワンの邦画。
インディーズらしい悪い意味での粗さもなく、役者も時代劇などで長く活躍してきた実力ある方々。脚本、演出、殺陣、美術すべてがどこまでも丁寧に作られた傑作。
劇場が何度も爆笑の渦に包まれたかと思えばクライマックスの緊張感たるや、満席なのにあんなに静まり返った映画館を初めて体験した。誰もがつばを飲み込むのもためらわれるほどの静寂を体験しに、是非映画館に足を運んで欲しい。
池袋ロサでたまたま舞台挨拶の回を鑑賞することが出来た。
撮影費のために車を売却し、映画完成時には預金残高が7000円ぽっちだったという監督、インディーズとか関係なく脚本の良さで出演を決めた俳優陣、会場からの拍手に喜びで涙をにじませる様が印象的だった。
まだ池袋ロサとチネチッタだけの上映のようだが、カメ止めのようにどこかの配給会社がついて全国ロードショーになって欲しい!配給会社さん、目をつけるなら今ですよ!
「カメラを止めるな」のように上映館数爆増すべき映画
いや~、めっちゃ面白かった
130分が全然長くない
池袋のシネマ・ロサ、初めて行きましたが昔懐かしき劇場でしたが
満席御礼状態でした
主人公の会津藩士役、山口馬木也さん、恥ずかしながら存じあげませんでしたが
時代劇には良く出ていた方だと聞いて作品をみんな見直したくなりました
タイムスリップしてきた侍の雰囲気も、現代に翻弄されるもやはり胸に「侍」を
もち続ける姿もかっこいいし、共感をもたせるいい演技
山口さんの「目力」にものすごい魅力があり、若き日のジャンレノに見えるくらい
いい目、いい表情をするんです
居候先の寺の住職とその奥さんたちとのからみも、懐かしい昭和感、寅さん映画感が心地いい
そして、ストーリー!
ネタばれになるので語りませんが、皆、声を上げて大笑いするシーンが何度もありつつ途中からのなるほど~と思わせてからのラスト3秒まで、息をのむシーンは本当に息をのむというかリアルに(見てる私自身が)呼吸ができなくなるシーンもあり、泣かせるシーンもあり、それでいて最高のエンターテイメントになっていて・・・・
エンドロールが流れ「おわり」と表示されると場内から
一斉に拍手が起きたことに感動しました
ほんと、拍手したくなる気持ち、めちゃめちゃわかる!
退場の際、下りの階段の踊り場に、胸に「私が監督です」とゼッケンをつけた
男性が立っていて、それに気が付いた人たちが口々に彼に対して「面白かったです」
「また来ます」「私、3回目です」など声掛けしていて
私も駆け寄って手を握って「めちゃ面白かったです」と言いたかったんですけど
シャイさが仇となり、最大限の感謝を込めた会釈でその場を離れてしまいました
後ろの人は「写真一緒に撮ってください!」と言って嬉しそうに写真撮っていたのを
見て、なんだかとても羨ましかった(笑)
繰り返しになるけど、もっと広く世間に知らしめるべき映画です
劇場拡大の機運は高まらないのかなぁ 出来ない理由があるのかなぁ
もったいない・・・
唯一、劇場がひな壇式ではなくフラットなため、前席に背の高い(座高の高い)男性が座るとモロにスクリーンを遮るリスクあり
で、しっかりその状態になり、スクリーンの2割(しかも中央下部)が目隠しされた状態になってしまいかなりストレスになった
もう一回見に行きたいので次回は一番前に行くか、サイドの席を取ろっと
追伸:川崎のチネチッタで追加公開が始まりました!!
毎日4回上映しているみたいのなので都内の方、少し足を延ばして川崎へもGO!!
追々伸:全国91館公開に拡大していましたね!最高です!いや~、あのときやっぱり
監督さんと写真撮らせてもらっていればよかった~ もう雲の上の人になっちゃいますね
でも、作品がみんなの目に留まるのは何よりうれしい
映画で満場の拍手👏
久しぶりでした。映画館で満場の拍手を聞いたのは👏
それに見合った素晴らしい作品です。
ロサ単上映かつ、来週から一日一回に減ってしまうのが本当にもったいない。
凄腕レビュアー様がた、もしスケジュールがお合いでしたらご鑑賞の上レビューお願いします🙇
さて、作品について簡潔に所感を述べます。
シナリオは笑いとノスタルジーを絶妙なバランスで織り交ぜたほっこり温かいものになっています。
ややご都合主義的なアラもあり、悪人不在で緊張感が薄め(特に中盤少しダレる)という2点マイナス星はあります。
しかし、それを補って余りあるほど心が暖かく、彩り豊かになる素晴らしい構成です。
最後の3秒まで笑わせようとするなど、脚本のサービス精神が散りばめられています。
次に、制作について。
個人制作的なヌメリ感は皆無とは言えずとも非常に薄く、東映バックアップの素晴らしさを感じます。
殺陣も付け焼き刃の雰囲気系とは一線を画します。
最後に、俳優陣について。
もう、どれだけ拍手を贈っても足りないくらい素晴らしいです。
どれだけのエネルギーをこの作品に注ぎ込んでくださったことか。
ハリウッド大作とは真逆のベクトルですが、
映画を楽しんだという観点では、
リバー、流れないでよ。の鑑賞時を彷彿とさせる素晴らしいものでした。
製作に携わって下さった皆様に深く御礼申し上げます。
敏腕レビュアー様ぜひにレビューお願いします。
シネマカリテ様やポレポレ東中野様など、有力ミニシア様もぜひ上映ご検討お願いします。
※関係者ではなく、一般人の所感です。ご容赦ください。
最後の武士
雷に撃たれて幕末から現代にタイムスリップし、時代劇の斬られ役を生業とする様になる会津藩士の話。
密命を受けて京都にやって来て長州藩士と対峙した高坂新左衛門が、決闘の最中雷に撃たれて気を失い、気づいたら京都の撮影所…と始まっていくストーリー。
どこともわからない長屋の路地から、撮影現場に迷い込み、観ている側がわかっていてもかわかっているからか面白いすっとぼけをかましまくる展開で掴みはバッチリ。
事情を一度も説明しないけれど、徘徊する街中で見事に事情を理解して、記憶喪失の役者と勘違いされながら本当に役者になっていく。
そりゃあ実際に鍛錬していたんだからある意味現代での天職ですww
丁寧に作られているのは良いけれど、丁寧過ぎてまどろっこしく感じる箇所がいくつかあったものの、コメディだけでなく後半はしっかり熱い侍魂&役者魂をみせくれて、最後までしっかり楽しめた。
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