侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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口コミの好評判を聞いて鑑賞。 2時間を超える作品ながら、テンポ良く...
口コミの好評判を聞いて鑑賞。
2時間を超える作品ながら、テンポ良く進むお話に全く持って長さは感じなかった。
場内に笑いが広がる掛け合いと、静寂に固唾を飲む立ち会い。映画館で観れて良かった作品です。
タイムスリップ、現代と過去
レッドカーペット歩いて満足するハリウッドスター気取りの作品が多すぎる
この作品は、古き良き時代劇を思い起こします
戦争が現実に今ある、武士の命をかけてが胸を打ちます!
ドラマ、相棒に主演の山口馬木也さんが出演されていてうまいなあと改めて思いました
フィクションの中のリアリティ
上映館たったの1館で始まり、クチコミで大きな話題を呼んだことで全国での上映が決定。こんな風に小規模でも面白い映画がしっかりと評価されているのを見ると、もうそれだけで心が温まるし、全国にはたくさんの映画ファンがいるんだなとすごく嬉しくなる。
しかも、本作のテーマが時代劇という『伝統の存続』であったため、こうして多くの人の手に渡っていったことがそのテーマと偶然にも重なり、とんでもなく胸が熱くなった。監督はもちろん、制作に関わった全ての人の映画愛、そして時代劇愛が作品に反映されており、観客はそれを見て打ちのめされる。やっぱり、映画って最高だな...。この映画を見てそのことをとにかく痛感させられた😭
この映画は何の情報も得ずに見て欲しい。色んな仕掛け、様々な映画愛、さらには客層の暖かさにまで驚かされる。タイムスリップとして見てもよし、時代劇として見てもよし、流行に乗っかってみようと見てもよしで、どんな方面から見ても想像を超える楽しさがあり、そしてこの映画にしか出来ないラストが待っている。
山口馬木也が表現する武士の解像度の高さが異常と言える程で、タイムスリップコメディとしてとにかく笑える。しかもしつこさはなく、程々に押えておきながら、監督・制作陣が伝えたかった想いをゆっくり、しっかりと語っていく。このバランスの良さこそ、本作が低予算ながらに高く評価されているところだろう。
大好きな時代劇。この映画では大物俳優の起用により注目を集める、という設定であるが、現実はなかなかそう上手く行かず、近年劇場公開された「仕掛人・藤枝梅安」も「鬼平犯科帳 血闘」もオールスターで傑作にも関わらず、興行的には苦戦を強いられることに。本作をきっかけに、少しでも時代劇に興味を持ってくれたら。
奇遇にもSTARチャンネルオリジナルドラマ「SHOGUN 将軍」が世界のドラマに贈る最高の栄誉・エミー賞を受賞したことで、時代劇というジャンルが国内に限らず、世界中から日の目を浴びることに。高坂も言ってたように、時代劇とは義理も人情も人の闇も苦しみも全てが詰まっている、最高のジャンル。どうか、どうかこれからも時代劇が制作され、評価される世であって欲しい。こんな映画を作ってくれたこと、そして全国上映に漕ぎ着けてくれた池袋シネマ・ロサの全ての映画ファンにありがとうと心から言いたい。
低予算でもここまで人の胸を打ち、感動させられるものが作れる。しかも、それが絶滅しかけている時代劇というそんな画期的な作品。大袈裟ではなく本当に、この映画が日本映画の今後を変えることになるかもしれない。
たしかに、低予算が故に安っぽさは感じるし、予算があればこの監督はもっともっといい物をつくれるはず。だけど!そんな中で、そんな中だからこそ、商業映画では絶対に見られない創意工夫が凝らされているし、この映画にしか出来ないことで溢れている。本当にすごい映画を作ってくれた。これから沢山、安田監督のような才能あるクリエイターが活躍できるよう、また安心して映画製作が行えるよう、日本政府はエンタメ事業にこれまで以上に予算を当てて欲しいと思う。今後の日本映画の革新を願って。
いわゆるB級映画が・・
監督が私財を投げうってでもつくりたかったという作品。
その気持ちしっかりと受け止めました。
映画を愛し、時代劇を愛し、役者を愛する。
良くあるタイムスリップものだけど、その可笑しみだけではなく時代を超えて訴えてくる武士の生き様。
主演の山口馬木也がめちゃくちゃ良い!
随分若い時から役者をやっていて映像、舞台でも何度も拝見しているのだが名前と顔が一致する人は少ないかも知れない(失礼)
彼の芝居を昔から何度か観ていていつも孤独感みたいなものを感じていた。寂しさというか・・
今回この映画では彼特有のその孤独感みたいなものが役とぴったりでほんとにその時代を背負って現れた人物に見えた。
インディーズ作品がここまで大きくなって監督、スタッフ、役者さんたちが今一番この作品に出会えた事を喜んでいるに違いない!カメ止めを追い抜け!
会津藩士
最近よくあるタイムスリップ設定でインディー映画、じわじわ聞こえてくる評判、第二の「カメ止め」
どれどれ、どんなものですか!?と新宿へ
最後、泣き笑いしましたよ…
中盤まではコメディ要素満載なので、ある程度予想の範疇なのだが、中盤以降ある登場人物が出現してから、物語に深みが!
主人公の山口馬木也、この映画を観るまで知らなかったが、哀愁ある男前で会津藩士を熱演、泣いた…
昔、昼ドラでお見受けした冨家規政(現在はノリマサ)も貫禄十分で素晴らしかった
助監督役、沙倉ゆうのもベタなヒロイン設定ながら、最後笑わせる
最後の殺陣シーンは緊張感満載で、ここだけ観ても料金分の価値は有り!
会津藩士という設定がな〜、泣かせるんですよ!
大オチは爆笑必至! オワリ
チャンバラに魅せられ史観に泣く
殺陣というものを最大限に描ききるための設定だったように思えました。質とか演出とか展開、音響、いずれの点においても見劣りしてしまうところは多々あるんですけれど、それを剣術とかアングルとかカメラワーク、あるいは音楽などでもって創意工夫して見事な作品に仕上げきっていた印象で、とにかく一生懸命な映像に、そりゃあ会津籠城戦などをもってこられると号泣してしまうこと必至というところでしょう─所々で笑って大いに泣きました。
何よりも様々なチャンバラが素晴らしかったです。もっとコミカルで爆笑の作品かと思っていましたが、黒澤映画の時代劇を彷彿とさせる剣術と、現代だからこそ見せられる剣さばきが凝縮されていて、想像以上に映像そのものに魅せられたという印象です。早く帰って七人の侍とか用心棒とかを見たい気になっちゃいました。
シンプルかつ分かりやすい脚本も良かったです。とにかく剣劇を魅せるのだという、そういう思いがひしひしと伝わってきました、まぁ個人的な勝手な解釈なんですけど─。
この規模でよく頑張った!!
月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を書いてます。
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幕末、会津藩の地味な侍が城主から敵の長州藩士を討つよう命を受け
標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまい
目を覚ますとそこは現代の時代劇撮影所だった。
そこまではありがちだし、時代劇撮影所と言うのも
ご都合主義に感じるが、そこは置いときましょう(笑)
この映画そこではなく、そこから発生する時代劇愛や
チャンバラリスペクト、更に侍魂の継承みたいなことが
テーマと感じました。
主演の山口馬木也さんが紛れもない本物の時代劇役者さんだから
殺陣は全く危なげが無いので安心して観はじめましたが
面白かったのは現代パートの撮影所や、リアルな現代の街で
右往左往する様。
田舎侍らしい素朴な喋り方や佇まいが上手くハマってる!!
撮影所でいきなり「江戸の町で〜〜」の他の役者のセリフで
おそらく、本物の江戸はほとんど見たことが無さそうな
会津の田舎侍にとっては、江戸とはこんなものか〜と
無条件に信じてしまう素朴さ。
現代で様々な人に助けてもらうたびに冴えない会津訛りで
(会津の皆さん、悪気はないです。すいません。)
自信なさそうに、でも律儀に礼を言う姿がもう観ていて、
可愛いいな〜〜憎めないな〜〜と感じさせる山口さんの演技。
普段は割と時代劇の中でも偉い人や、
逆に強くて悪い人を演じる事もある山口さんの抑えた、
周りが心配してしまう演技が、
この映画をみんなが好きになった大きな要因なんだろうな〜
と感じました。
面白かった!!
で、奇しくも、アメリカのエミー賞で日本の時代劇の
『SHOGUN 将軍』が18部門の賞を受賞すると言う快挙が報道され
その授賞式で主演男優がわざわざ日本語で
時代劇を守ってきた人々への感謝と、時代劇を守りたい思いを
語った姿は、全く予算規模が違うけれど
本作「侍タイムスリッパー」も同じ思いが根底にあることに
私は改めて感動しました。
切られ役として有名だった福本清三さんが初主演を飾った映画
「太秦ライムライト」を劇場で鑑賞した身としては
映画で時代劇が封切られる度にできる限り観に行くようにしていますが
改めて、日本にとって大事なコンテンツだな〜〜と実感しました。
本物の殺陣のできる役者さんによる勝負!
ぜひ劇場でご覧ください。
余談ですが「太秦ライムライト」についてもレビューを書いてます。
映画.com内ではリンクを貼れないので興味のある方は
「太秦ライムライト」で検索してみてくださいませ。
劇場で見て損のない良作
タイムスリップものはよくあるが、「本物の侍が現代の時代劇に紛れ込む」と聞けば俄然面白そうに思える。そして実際に面白かった。
何より作り手の想いがしっかりと伝わってくる。
時代劇への愛。役者への愛。歴史への愛。そう、昔の侍はただのチャンバラ剣士ではない。国家と時代の命運を背負って生きていたのだ。
演出も巧妙で、劇中劇と現実が交錯する様子は素晴らしかった。ここ数年では最高の(メタ)時代劇だと思う。
前情報あまりいれなくて良かった
評判がいいらしい、だけで観て、いや、良かった。
あの展開は想像できてもよかったはずだけど、高坂殿の芝居や雰囲気がよくて目の前の話を楽しんでいたところだったから、熱くて「おお!」となった。
序盤のおにぎりやケーキもグッと来た。
会津藩の悲劇に限らず、自分たちのいまいる場所は生と死と歴史の積み重なった先にあることにふと想いを馳せられた。
つい笑ってしまうカットと、うるっときてしまうカットが、それぞれ効いていたと思う。
良かった。
今年邦画No.1(早くも)
もはやTVでも放送がほぼない時代劇
時代劇を愛する人たちがそれを見据え理由を語り、
本作まで昇華した
実はこの作品こそがヒットし、TVドラマ化すれば当たるのではないだろうか?!
この2時間はトピック毎に分割出来るだろうし、その後やスピンオフまで想像できる
でも本作の監督、スタッフで創られないと意味がないから米農家もやられている監督には忙しくても無理にでもお願いしたいところ
山口馬木也さんの演技が抜群に素晴らしい!食べながら泣くなんてなかなかできる事ではない
拡大上映で沢山の映画ファンお客様を笑わせて泣かせて欲しい
エンドロールで多くの諸先輩方がトイレに急ぐシルエットがなんだか微笑ましく映りました笑
とても素敵な鑑賞時間でした!本作のスタッフ皆さんありがとう!!
主演の2人が良い
ネットニュースで話題になっていたので、見に行ってみた。
「タイムトラベルもの」なので、てっきり歴史が変わってしまう…何とか元通りに…とか右往左往する内容かと思ったが、全然違い、
「違う場所」に戸惑いながら努力する人の応援歌なんだと思う。
本作は「違う時代」だが、現実世界でも、引っ越し、転職など、突然「違う世界」に放り込まれることは誰しもある。そこで努力すれば、報われる、と。
本作のメッセージを(単純すぎるが)解釈すればそういうことかと。
それはそれで安心して見られるのだが、中盤にスイッチが入る。
それは(作中の)大物役者の登場と、映画への抜擢。
これ、「そうきたか!」と唸った。
シンプルだけど面白い展開だな、と。
この2人の関係が本作をとても面白い作品にしている。それはこの役者2人の演技もあると思う。
(ごめんなさい、どちらも存じ上げない方でした)
これは笑う!笑
予告でもう面白そうだったけど期待通りでした!!!
特に前半は思わず笑いが溢れるコミカルなシーンも多くてシアター内にはクスクスといった笑い声が響いていました。
後半にかけてはややシリアスなシーンが増えますがそれも見所というか、タイムスリッパーならではの葛藤が描かれていて面白いというか。
むしろ主人公の葛藤についてはもう少し心理描写があっても良かったくらいでそこは唯一物足りなさを覚えた点かもしれません。
その他に気になった点はなく、とても楽しく興味深い映画でした!
衣装や音楽、脚本はもちろん、工夫されたカット割りもこの映画の世界観に合っていて良かったです。
キャストにおいては全員演技に違和感がなく映画に溶け込んでいましたし、特に主演の俳優さんは絶妙な表現力で現代にタイムスリップしてしまった幕末の侍という役柄を演じてらしてかなり惹かれるものがありました…!
映画館に足を運んで観て良かったです。
主人公達のこの現代にタイムスリップしてからの第二の人生が、これからも彼らにとって充実したものでありますように!!
時代劇Forever !…⭐︎
楽しみにしていた「スオミの話をしよう」がここであまりに低評価のため、話題のこの作品を鑑賞。
良かったぁ…、個人的には今のところ今年で一番楽しんで見れた。
物語としては、江戸時代末期の会津藩の武士が現代にタイムスリップするという
ある意味ありきたりな設定なのだが、起承転結のストーリーが観客を惹きつけて
笑ったり、しんみりしたりと感情のジェットコースターを楽しませてくれる。
皆さんがコメントされてる通り高坂新左衛門役の山口馬木也が素晴らしい‼︎
もうホントに侍!誠実で実直な武士そのものを演じている。
彼の面倒を見ることになるお寺の住職夫婦とのエピソードもとても良く、タイムスリップした
場所が太秦映画村と言う設定も良く思いついたと感心。
後半、新たな登場人物が現れ、ラストシーンの行き詰まる決闘の場面まで中弛みなしに
一気に進んでいく。
若い人には分かりにくい例えとかあるかもしれないけどそれでも充分楽しんで見れる。
第二の「カメ止め」と言われているけど全然違うジャンルの映画。
1日に一回の上映で平日だったけど結構お客さん入ってた。
有名俳優をキャスティングして、予算をかければ良い映画が撮れる訳ではないと
いうことを改めて証明したような映画。
映画が好きで良かった…。
全然面白くない
レビューが評価高く、話題にもなっていたので、期待して映画館に。
全然面白くない
もしや途中から面白くなるのかもと我慢してみたけど、結局ならず
なぜこんなに高評価なのか、わからず
カメラを止めるな!の感動は全くなかった
今年1番の失敗映画だった
チャンバラはいいぞ
監督のメッセージが「時代劇はいいぞ」ならば、大成功です。
見終わった今、無性にチャンバラが見たい。
最後のチャンバラ(敢えてチャンバラと呼びたい)は、ほんと良かったです。
1時間くらい見てたかった(笑)
あと紅萬子の存在感。
普通のおばちゃんなのに、いてくれるだけで画面が落ち着く。
ほかのキャラクターにも共感でき、好感が持てました。
一つだけ言うとしたら、幕府を支えて命をかけようとした侍が、明治維新後を生きる葛藤を、もう少し詳しく具体的に表現してほしかった。
ラストが少々唐突に感じました。
多分、あの時代の志士たちは、本気で理想に命を投げ出したんだと思います。
学生運動に参加した学生たちも、多分、理想のために死ぬ気だったのじゃないかと思う。
それが正しいとは言わない。
でも、理想のために命を投げ出すなんて、思いつきもしない時代は、スカスカだよ。
傷つきたくない人間ばかりの今だからこそ、そういう覚悟の人間を、もう少し赤裸々に描いても良かった気がします。
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