劇場公開日 2024年8月17日

侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価

全699件中、461~480件目を表示

4.0 めちゃ真面目な映画

2024年9月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

話はめちゃ単純。幕末の会津藩士が敵である長州藩士と対峙し、刀を交えた瞬間に落雷が起き、現代へタイムスリップし・・・その場所は京都太秦映画村の東映撮影所。この撮影所界隈は衣装のまま俳優さんたちが生活しているものだから、武士の姿でも全く違和感がないわけで、「記憶喪失」ってことになって、撮影所にて切られ役として生きていくというお話。便利な言葉ですね・・・記憶喪失って(笑)もともと剣の達人だった主人公は、切られ役もその迫力とともにめちゃ受けが良く、だんだんと頭角を現していくわけで。

 自主映画ということですが、130分超えの長尺と、東映撮影所の全面協力のため、まったく安っぽくは感じず、確かに主演とライバルの役者さんは、いろいろな映画やテレビドラマに出ているためにおなじみの顔なのですが、他の役者さんは紅萬子と井上肇以外は殆ど知らない顔。助監督役のヒロインは、この映画の助監督も努めている全く知らない人なんだけど、この娘が本当に良くて、これを機に花開く予感です。

 映画をつくる人はもちろん全員が映画愛に満ち溢れているんだけど、この作品は特にそれを感じます。作り手も演じ手も本当に「真面目」なんです。一切の手抜きを感じさせない真面目さにすごく好感が持てます。

 お話やギャグなどもめちゃベタなんだけど、間がいいんでしょうね。130分が全く飽きることなく楽しむことができます。

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邦画好き

5.0素晴らしい!!

2024年9月24日
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鑑賞方法:映画館

話題の映画だということで観に行った。
よくできてる。
面白かった!

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ピピ

4.5職人たちの荒ぶる魂

2024年9月24日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

幸せ

1 幕末から現代にタイムスリップした侍の姿を通して映画制作の裏側や侍の高潔な魂を描く。

2 県内唯一の上映館で、休日午前の回に出掛けた所、座席が90%以上埋まっていて驚いた。
低予算でも作り手の工夫や情熱で面白い映画を作り上げれば、人が動く証明となった。

3 メリハリの効いた起承転結による物語の構成が秀逸だった。プレタイトルの門前のシーン(起)で一気に観客を引き付け、旧敵との思いがけない出会い(転)が話を転がし、呼吸を忘れるほどの壮絶な切り合いが緊張と緩和のカタルシス(結)をもたらしてくれた。そして、最後の落語で言うところのオチで仕上げた。

4 本作は、質の高い劇中劇のシーンが数多く出てくる。それを支えたのは、時代劇の撮影所、俳優や殺陣師、撮影、音響、美術スタッフなど多数の職人たち。それぞれがとても良い仕事をした。娯楽的な殺陣と切り合いの殺陣との違いが凄すぎた。無名ながら演出した監督のオリジナル脚本と熱量が、彼らを本気にさせ荒ぶる魂が結集した。

5 主演の俳優の顔付きや所作、剣さばきは侍そのものであろうと思わせてくれた。そして彼の節度ある行動様式や個人主義を排した思想信条は、日本人の心の源。助演の俳優二人は、重厚さと娯楽性の両面を表した。主演と旧敵との切り合いまでの自問自答と対話は苦悩と覚悟がないまぜとなり娯楽映画にない深みとなった。また、殺陣師の存在感とセリフは本物志向の作品であることと切られ役の悲哀を存分に伝えてくれた。寺の住職夫婦は狂言回しとして、絶妙なしゃべくりと空気感で本作の人情喜劇の側面を表した。

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コショワイ

4.0時代劇の裏側を見られる面白い作品

2024年9月24日
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鑑賞方法:映画館

自主制作ということもあり、所々に安っぽさを感じてしまうがそれも含め独特の雰囲気があり面白い。
作品そのものが時代劇と言うよりは、時代劇を制作している風景を撮影してる映画なのかな?
ただ、時代劇に熱い想いを持っている方達が集まって作っているので殺陣のシーンなどは緊迫感があり感動!
そんな緊迫感とは別に主役の高坂さんが助監督の優子さんに抱く恋心の描写などは面白く笑える。
最後エンドロールに同じ方の名前が何度も出てきて???になりましたが、1人の方が何役もこなしてホントに少ない人数で制作されたのだなと…。

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ほのぼの

4.0本格派時代劇

2024年9月24日
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「侍タイムスリッパー」鑑賞。
幕末の侍がカミナリに打たれて現代にタイムスリップするお話。
そんなプロットを聞くと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の安っぽい日本製コメディ?と思って観たら大間違い。本格的な時代劇なのである。
とにかく安田淳一監督の時代劇愛が半端ないほどに感じる。資金を集めて独立プロで作ったからだろう、製作委員会方式をとる大手映画会社の無個性で中身のない作品とは次元の違う出来なのだ。
役者たちもずっと時代劇での名脇役を演じてきた人たちなので、殺陣の迫力は本物の凄さ。
こんな凄い映画がたまに出てくるから日本映画の鑑賞は止められない。

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じゅんぢ

4.5凄くよかった!感涙。

2024年9月23日
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泣ける

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幸せ

 初見では音声が吹き替えみたいで違和感がありましたが、すぐにその違和感は気にならなくなりました。役者さんも脚本もクライマックスの緊張感も、いいところがありすぎて書ききれない!ネタバレしないで、そのままのまっさらな気持ちで見てほしいですね。
 時代劇は元から好きだったので、その世界にフューチャーされた作品に嬉しさもあります。アナログ感もありつつ、笑いと涙とドラマがしっかりあり、時代劇愛の感じる良質な作品でした。
 殺陣師の師匠もかっこよかったなぁ。敵役の人も笑顔がすっごくいいオジサマ。
 私の県では1劇場しか上映はなく、しかも1日1回。満席で鑑賞したのは、鬼滅の刃の時以来かもしれない。地方だから観客が一桁しかいないことも珍しくないのに、文字通り端から端まで席にお客さんが座っており、チケット完売。エンドロールも1人として立つ人はいませんでした。後味も良くて誰もが満足気な雰囲気でした。まだまだ広まってほしいですね。

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ふたり映画

4.0映画愛と殺陣愛を感じる良作

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

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単純

幸せ

とにかく先入観無しで観るべき映画。
年配の方が多い映画館、声出して笑う人も多く、それはそれで微笑ましいと思えた。

時代劇も侍も、純粋な気持ちがただただ大切だと。

最近のメジャー映画にある複雑な伏線とか、別作品とのつながりとか
そういうのが無い良作でした。

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マイメロラブ

3.5あまりハマらない、展開とギャグがベタ

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

低予算で面白いとは思いますが、思ったより笑えなかった。クチコミでハードルが上がったのかも。

そもそもタイムスリップなので、リアリティはないのかもしれないけど、その展開は流石にないなぁと思ってしまった。

「カメラを止めるな」と比較してよいか分かりませんが、あのとんでもない展開を期待してしまったし、展開も笑いもベタでした。
全体的なストーリーもタイムスリップ物としては目新しさもなく。

ハードルをあげずに鑑賞をおすすめします。

TOHOシネマズで鑑賞チケットが使えないことにビックリ。こんなことあるのですね。

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だるまん

4.0 切られ役の死に様を堪能できる。見ていて思ったが、ダンスがうまい人...

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

幸せ

 切られ役の死に様を堪能できる。見ていて思ったが、ダンスがうまい人は殺陣も上手かもしれない。劇場のスクリーンは小さめだったけど、お客さんはいっぱいで、笑い声もたびたび起こってました。

 きのう「火垂るの墓」のことを考えてた影響か、こんな風にも思いました。名も無き人々のたくさんの犠牲があって今がある。だから、今生きてる者は一生懸命生きなきゃなんない。不幸を数えて生きるのはやめよう。150年前、たくさんの人が日本の未来を思って死んでいったんだから。その屍の上に私たちは立っているのだから。

 意外にタイムスリッパーは私たちの日常の中にたくさんいるのかも。

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satsuん

5.0見終わった後の清々しさ

2024年9月23日
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泣ける

笑える

幸せ

役者さんたちがみんな素敵で、有名人がたくさん出て、ゴタゴタしてる映画より、よっぽど話しの面白さに集中できます。

笑って泣けて感動する、見て良かったと素直に思える映画でした。

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YOTSUBA

4.5斬新

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

タイムスリップをネタにした時代劇は色々観てきた気がしますが、ここまで面白い作品は過去に観たことがないような気がします。とにかく脚本が面白いですね!ありそうでない、その捻り具合が絶妙で、ちょっとずつ予想を裏切る展開がとても心地よいです。心理的に無理のない自然な展開でありながら、「え、そっちへいくの?」という意外性の連続でした。思わず吹き出してしまうコミカルなシーンも多いながら、心揺さぶられる真剣勝負も随所にあって、緩急のバランスも絶妙な塩梅でした。「カメラを止めるな!」(17)の再来のようなコメントも目にしますが、確かに自主映画ならではのテイストを感じる部分もあって、面白さは同じくらいでした。笑いあり涙あり、最後の最後まで目が離せない大傑作でした!

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赤ヒゲ

5.0関本先生に一本とられた

2024年9月23日
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久しぶりに上映後拍手したくなる映画だ。

住職夫婦の、いかにもな日常は関西ならでわ
高坂の朴訥な演技や、台詞回しも良い。里見浩太朗風の風見の鷹揚な大スターぶりも風格ありなかなか
ベタベタな定番ネタだし、展開は読めるけど、タイミングが抜群に上手い。編集も監督であった。
 主演2人の緊張感が後半引っ張る。
強面の関本先生に笑わされるとは思わなかった

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カンタベリー

3.5時代劇愛

2024年9月23日
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後から調べたら、自主制作!なるほど、時代劇愛を感じる映画であった。
コメディ部分はベタで、新喜劇か!というくらいであったが、それを凌駕する時代劇愛でなぜか、ほっこりしてしまった(?)
随所に見られる、時代劇の制作者や斬られ役等裏方さんへのリスペクトが伝わり好感。ラストの斬り合いもカッコよかったよ。

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mz

4.0期待値

2024年9月23日
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とても面白いけどちょっと期待値が上がりすぎかも。
個人的には笑いの質があまりフィットしなかった。

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takantino

4.0侍の美学は現代にも

2024年9月23日
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侍、時代劇の強い誇りを感じる作品であり、作り手の魂が観客にしっかりと伝わる力のある作品だった。
時代の変化に抗えないものはある。しかし、心の中にある侍、時代劇への誇りは失うものではないということを強くメッセージされた。
自分の信条を大切にすること。意固地になるのではなく、柔軟に変化していくが大切にするべきコアは変えない。
そんなことをこの作品から感じることができた。

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モトコ

4.0世直し侍

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

擦り切れそうなネタなんだけども、切り口ひとつでいくらでも面白くなるもんだと唸りました。映画愛と時代劇愛に溢れた佳作。なによりも劇中作品達が素晴らし過ぎてついついそっちに気を取られてしまいました苦笑
会津VS長州の構図があったりするのでどうしても構えてしまう方々もいらっしゃるだろうし、そんな胸中のもどかしさも描かれているので「万人受けか?」と尋ねられたら要注意だし、最終盤の展開は人に寄っては引いてしまうだろう(でもそんな撮影エピソードはホントにあったのよね)。それでも広く皆に観て頂きたい作品である事は変わりないけども。
そして個人的にはこの映画はやっぱり殺陣。最終盤の"鎬"の削り合いなんて「そう!そうだよね!」って前のめりになっちゃいましたし、師匠との道場殺陣コントは一生観ていたかった笑 監督とも意見がぶつかる事の多かった"殺陣"こそがこの映画のキモであり伝えたかった事なんだろうなと思いました。今年はこの手の"プロの矜持"を魅せられる映画が多くて嬉しい限りです。

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lynx09b

4.5時代劇への愛とリスペクト

2024年9月23日
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泣ける

笑える

興奮

ようやく観れました!
監督が一人複数役で、エンドロールに何回もお名前が出てきます。予算も限られる中、東映京都撮影所の方々もサポートに周り、完成した映画が全国規模に躍進する…これだけで別の作品が作れるんじゃないでしょうか。時代劇が消えていくことへの哀しみだけではなく、まだ今の時代でも何か出来ることはあるはずだ!という作り手の一体感を感じる映画でした。

時代劇は日本の文化です。
あの時代を生きた人たちの営みや思いを残すものでもあります。関わるスタッフの方々も職人と呼べるほどだと思うのです。

海外を沸かせたあの作品の製作陣も大河ドラマなどを学びの材料にしたと言います。

日本の時代劇という、先人達が紡いできた素晴らしい文化が継承されることを願ってやみません。

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語学系営業女子90年代生まれ

4.5エンタメ

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

おもしろかった。
時代劇と侍のとりあわせが今の時代に新しい。
コメディだけどホロリとくるよい映画でした。

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おきん

4.5久々に時代劇で泣いたなぁ

2024年9月23日
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コメディなんだけど😭
普通のおじさんカッコ良いい✨

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ぐるもこ

3.5映画への情熱に溢れている、上級の自主制作映画。

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

『SFソードキル』みたいにはならないだろと思ってはいたが、太秦の撮影所が舞台となる時代劇愛の物語だったとは、意表を突かれた(予備知識ゼロだったので)。

手作り感満載の小品で、主演の山口馬木也と冨家ノリマサのほかは撮影所長役の井上肇くらいしか見覚えがない役者たち。その主演二人でさえ、脇役か2時間サスペンスの犯人役などが定位置の俳優だ。
普段は主演俳優たちを脇で盛り立てている実力派俳優を真ん中に据えてスポットを当てられるのも、自主制作映画の存在意義なのかもしれない。出演した俳優の側も心意気を映画ファンに示す良い舞台になるのだと感じた。

安田淳一監督の未来映画社作品は、話題は耳にしていたものの観たことはなかった。本作が拡大ロードショー公開されたのは過去作品の評価が高かったからなのだろう。

エンドロールで監督以下のスタッフがいろんな役割を兼務して少人数で制作したことが判り、作品の主題が映画作りの現場にあったことと合わさって、初めてエンドロールで感動した映画となった。
特に、ヒロインを演じた沙倉ゆうのはスタッフロールで何度名前が出てきたか…。

ストーリーは〝アイディア勝負〟の面が強く、下手をすると楽屋オチで空回りしてしまいそうだが、関西の達者な俳優たちが器用に回してくれて、上手く作品としてまとめられていた。
侍がすんなり斬られ役にはまっていくのも、真剣で殺陣を演ろうというのも無理矢理な展開だが、主演二人が力でねじ伏せた感じだ。

殺陣師役の峰蘭太郎が山口馬木也に殺陣の稽古をつける場面が一番笑えた。今まで見てきたどれよりもシックリくる「なんでやねん!」だった。

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kazz