侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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時代劇へのリスペクトと愛が詰まった良作。
愛が詰まった作品ってとても良いな…!
と改めて感じた映画体験だった。
製作陣の時代劇へのリスペクトと愛をとても感じたのが何より良かったし胸熱。
時代劇、最近地上波のテレビ放送少なくなったよなあ、と気づく。
期間限定再上映の日曜の昼間+その日唯一の上映だったのもあるんだろうけど客席がだいぶ埋まってて(観客は年齢層高め)、他の観客の皆さんが笑う声がたくさん聞こえてきたのもほっこり。
映画って良いなあ、としみじみ感じた。
日本人だけでこっそり楽しみましよ
虚構×虚構=真剣
後半までのほほんとした流れでストーリーは進みますが、
ダレるでもなく、コメディ全振りでもなく
淀みなく見られます。
おそらくそれは、登場人物に”悪いヤツ”が
一人もいないから。
そしてそんな流れでも殺陣のシーンだけは
ピシッと緊張感を持って描かれています。
そういう脚本づくりに映画、そして時代劇への
そこはかとない”愛”が感じられます。
いよいよ迫るクライマックス。
侍たちの真剣勝負。(監督も優子殿ももちろん侍)
対峙する二人。
フェードアウトするSE。
シンと静まり返る映画館。
ゾクゾクするような迫力と緊張感。
思っているよりだいぶ長い”間”。
と、同時に私の中に湧き上がる別の意味の緊張感。
「こんなに迫力のあるシーンなのに、
どうかヘンテコなラストにしないでおくれ」
「どうか隣で鑑賞しているオジサン、咳払いとかで
この張り詰めた静寂を乱さないでおくれ」
杞憂でした。
迫力と緊張を維持したままの命の取り合い。
演技か本物の感情か区別ができないほどの二人の侍。
どうやら私は呼吸するのを忘れていたようです。
時代劇が好きな気持ちを共有できて嬉しい。太秦映画村に行かなくちゃ。
山口馬木也さんのブルーリボン賞受賞ニュースと、近所の映画館で一旦終わったのに再上映されていたので、半信半疑で鑑賞したところ、とにかく引き込まれて笑いました。
最後の殺陣のシーンでは画面からみなぎる静かな迫力に息ができないくらい。
この映画をきっかけにどうかどうか、時代劇の良さ、殺陣のカッコ良さを後進にもつないで欲しい。
斬られ役でトム・クルーズの映画にも出た福本さんへのオマージュ映画です。
クレジットをよく見ると、助監督さんがほんとに助監督いたことに驚き。
ちょっと音声が口と合っていなかったり、ベタベタなやりとりもあるけど、後でこれが自主映画だと知ってよくぞこんな素晴らしい映画を撮ってくれたと言う喝采です。
こういう作品こそアカデミー賞の候補になって欲しいし、映画に関わるすべての人、映画好きな人、普段映画をみない人にも見て欲しい映画です。
全然関係ないけど、北大路欣也さんの殺陣が大好きです。彼の殺陣をスクリーンで見たい。。
琴線に触れまくり
自主制作でもここまでできるのか
昨年の評判作をリバイバル上映で初見。タイムスリップものはどうも苦手なので後回しにしてきたが、あまりの評判の良さに、映画好きとしてさすがに気になって観に行った。
東映京都撮影所の協力があったからとはいえ、時代劇エンターテイメントという高いハードルの中で、脚本・出演者・スタッフの力が合わさって、自主制作映画でもここまでできるのかと驚いた。
主演の山口馬木也が何より素晴らしい。その佇まい、風貌からして、他の出演者と違って見えるのも、この題材にぴったり。ヒロイン役や住職夫婦もいい味を出していたが、殺陣師役の本物感は見事。
クライマックスの真剣勝負は賛否が分かれるところ。所詮ファンタジーだから許せるのか、それまでの舞台裏の描写がリアルなだけに絶対にあり得ないと考えるか。どちらにしても、あの対決の迫力、緊張感は、今どきの時代劇で味わえないレベルのものだったことは間違いない。
なぜかクレジットが見当たらなかったが、音楽もかなり良かった。
⭐︎4.6 / 5.0
こってこて
自費製作ならではの面白さ
ここ10年観た映画の中で一番!
昨年の10月に池袋『ロサ会館』で観たのですが、
「過去からタイムスリップして来た侍、周りも含めて皆んなでドタバタするコメディ映画」なんて思って観てたら全然違ってた。監督、御免なさい。
登場人物の心の動きがとても丁寧に追いかけて作ってある、どの役も「なるほど、」と思うような人間ばかり。当り前なのだが、案外それを疎かに周りの人物を描いてしまっている映画やドラマが多い。これ簡単そうで案外難しい。
人間は誰もが自分の正義で生きている。私もあなたもあの人も。だから、良い人は良いように、悪い人は悪いようにではなく、その人の立場からは全てが違って見えるように描くべきなのだと思う。この映画はそれが出来ている。そこがとても素晴らしいと思ったのです。
あと、この映画は『時代劇』を扱った『現代劇』と言うのがいいかなぁと思いました。
ありきたり設定だけどめちゃくちゃおもしろい!
ちょっとやばくないですか?
ロングランの理由
失礼ながら、期待以上に楽しめた作品だ
日本の伝統文化としての時代劇愛に溢れる作品
8月に池袋のシネマ・ロサ1館のみの封切りだったのが、口コミで人気が広がり爆発的に拡大公開されているため、「カメ止め」の再来とも言われている、その界隈では評判な作品をレイトショーで観に出かけてきた。
頭を強く打った結果、役に入り込んだまま記憶喪失になった、という設定で周りの人々もタイムスリップということに特に気を留めないとか、ちょんまげに刀を差した出立ちも撮影所の中では違和感がないとか、本来的にはタイムスリップ自体が荒唐無稽なのに、割とすんなりとストーリーに入っていけるようにした工夫は上手い。
コメディとしてのギャグはベタなものが多いが、それも逆にかつてのお茶の間番組のように万人が安心して観ていられるように作用している。
時代劇の灯を消さないように頑張る京都の撮影所の人々の物語なだけあって劇中劇の時代劇のクオリティは高く、また同時に、本作の制作陣こそがまさに「時代劇の灯を消さないように頑張」っている人々なので、本当に日本の伝統文化としての時代劇愛に溢れる作品に仕上がっている。なるほど口コミで広がっていく訳だと納得できる。
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