侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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監督さん、ワイに再編集させて!
鑑賞から一か月以上たっていて、細かいところを忘れてしまった笑ので
おおまかに鑑賞時に思ったことを覚えてる範囲で書きますね。
(いろいろ間違えてたらすいませんね…)
最初の映画村に着いた山口馬木也から、カメラが横に移動すると、
横の通りには時代劇を撮影中の峰蘭太郎が…!
もうここで大感激。
私、自宅で仕事をする機会も多いのでずっと時代劇専門チャンネルをつけてるんだけど、
昔のテレビ時代劇ってけっこう峰蘭太郎が出てるんよね~。
あー、もっとこの映画が早くできてたら、言わずと知れた福本清三をはじめ、
池田謙治・井上昭文・今井健二・川合伸旺・小峰隆司(!)・野口貴史・波多野博あたりの
名脇役の方々も出演してたのかなぁ、と思った次第です。
特に小峰隆司はあの顔芸で劇中の人気キャラになったと思うなぁ。
で、まぁ、全体的におもしろかったんですが、2~3点「ちょっとこれは…」というところがあるので、「おもしろかった、今の時代にこの時代劇愛あふれる作品をありがとう!」というのを前提に、いろいろ書きます。
まず、主演の山口馬木也が、自分が時間を超えて幕末から現在にやってきた、ということを悟るシーン。
何かのポスターをみて「あぁっ」って、自分がタイムスリップしたことを知り、それ以降覚悟を決めてこの世界で生きていく、という姿勢になっていったと記憶するが、その「あぁっ」っていうのを、なんというかもっと象徴的にやってほしかったんだよねー。
この映画、全体的に顔のアップが少ないと感じた。
山口馬木也が相当ショックを受けているシーンなんだから、もっと衝撃を受けた顔のアップ、なんならうろたえる目のドアップとか入れてもよかったんじゃないの?
でさー、これ以降自分の運命を受け入れて、時代劇俳優として生きていく。
そして、最後にある人物の真相が明かされて、山口馬木也はタイムスリップ前の使命に再び燃えるんだけど、いやいや、もう自分がタイムスリップした事実を受け入れて役者で生きて行ってるんじゃないの? 誰それを暗殺する、ってなんでなんでいまさら?
このへんがよくわからなかった。動機が弱いというか。もう、役者としてそこそこ成功して、幸せそうに生活してたやん。
これはねー、すごく仲の良かった同じ藩の仲間がそいつに惨殺されて、どうしても復讐だけはしなければならん!とかだったらわかるんだけども。
だからこのラストの大事な映画撮影と、そして本当に暗殺するのかどうか!?のサスペンスがなんかどうでもよくなってしまって、正直このへんは退屈でした。
効果的にアップのカットを入れる(再撮影)、
ラストあたりの山口馬木也の行動のモチベーションを整理する、
これで2~3割は面白さが増すとおもうんだけど…僭越ですが笑
なので監督さん、私に再編集させてください♪
時代劇愛に乾杯
バカやったりギャグやらなくても面白いものは面白い
良いところ
全員が真面目で真摯だけど重くなりすぎない
?なところ
初見だからってケーキをあんな食い方しないだろ、この手のバカやらせるの必要ないだろ
都合が良いタイミングで都合の良いところ
今年最後の観劇になるかな。思ってたよりもだるい前半とよくできた後半という感じでした。割と早くタイムスリップに理解を示す割には最後までそのことを明かさないのは割と予想外。まあ、明かす必要がないだけか。
しかし現代日本において戸籍のない人間がまともに仕事できるのか、というのはまだしも大スターにまでなるのはまずまともなやり方は無理だなぁと思いつつ、そこさえクリアできたら無理のない展開かな。
最近のSHOGUNの成功前からこの話作ってたろうけど、上手くこの事情に乗っかって時代劇の復活に期待してる。実際来年は暴れん坊将軍の復活あるし。
最後の殺陣シーンは実に攻めた演出。長回しはともかくあれだけ動かないシーン入れてくるとは本気を感じるな。落とし所が最後まで読めないくらいには緊張感あってよかった。
監督がなんでもやっててスタッフロールに10箇所くらい載ってた。脚本とか特効とかはまだしも車両とか完全に低予算の動き。だからこその独特感。すごく良かったよ。
とてもよかった
なんとも武骨な物語
時代劇愛あふれる作品
幕末の会津の武士が仲間と敵討ちの真っ最中に雷が落ち、気づいたら現代の時代劇撮影所にいた、という話。山口馬木也以外で知っていたのは紅萬子だけで、でもその紅萬子さんがとても良かった。他の人も名前は知らないけどこれまで見たことあると思う俳優さんが多かった。お寺の台所のシーンが良かったなぁ、松竹新喜劇みたいだった。
作品を通して、廃れゆく時代劇の息を吹き返らせたいという強い気持ちが表れていた。特に斬られ役に焦点を当てているところから、時代劇に携わるすべての人々に敬意を表すということだ。斬られ役と言えば福本清三さん。ラストにメッセージもあった。
昔の映画制作や映画人に敬意を表した映画って「ニューシネマパラダイス」なんかも近いと思うし、映画好きには受け入れられやすい。何より時代劇にしかない技術もあるので、これからも残って欲しいなと思う、ものの、じゃあ観るか?というとたぶん私は見ない。NHK大河も全く見ないもんで。すまん。
気になったのは、タイムスリップがまだ受け入れられない主人公が雷にあった場所に行き同じように雷にあった時の「雷は昔も今も同じか」というセリフで、自分が昔から来たという前提になっているが、言うなら「いつの世も」とかでは⁈まぁどうでも良いが
最後のセリフ
やっと見ることができました。すごく良い映画でしたんだけど
主人公が会津藩士というのに、個人的には惹かれました。
私の祖母が我が家の先祖は会津藩にいたと言っていたので。本当かどうかよくわからないですけど。
最後のその時代を精一杯生きるというセリフにやられました。
メジャーな俳優派いませんが、皆さん演技がうまくて、ストーリーに引き込まれます。
笑いもあるし、あっという間の上映時間でした。
久しぶりにスカッとした映画で楽しかったですありがとう
時代劇への愛が紡ぐSF
エンドロールで追悼されていた「日本一の斬られ役」東映太秦撮影所の福本清三さんや、時代劇が盛んだった頃の撮影所のイメージがあちらこちらに散りばめられていて、監督の、福本さんや太秦や時代劇さらには映画作りそのものへの深い愛情を感じる温かい作品だった。
福本さんの生前の様子をテレビ番組で見たことがあるが、佇まいといい気持ちの持ちかたといい、普段が仮の姿で本当は武士⁈みたいな方だったので、この映画みたいなことだって信じられないこともなく(‼︎笑)、ハラハラ、ドキドキ、ゲラゲラ、ほっこり、しんみり(順不同)と楽しく観た。そして、私的にはるろ剣からの、時代劇作品よ永遠に!との思いを強くした。
主演の二人を始めキャストさんたちも皆味わい深くてよかった。
ふざけるな!
同じ作品を映画館で2回見たのは初
同僚に面白いらしいよと聞き
簡単なあらすじを聞いてから見ました
導入部はなんだかよくわからんって思って見ていましたが
段々とのめり込んでいましたねー
説明的ではないのにわかりやすいし
笑えるし胸を打たれるしとにかく面白かったです
見た事がある役者さんが、冨家ノリマサさんだけ(お名前は知りませんでした)だったのですが
演技はみんなめっちゃ上手いと思いました
1番頭に残っているシーンが高坂と風見が向き合って無音になるシーン
あの緊張感は呼吸すらするのが憚られる様なそんな感じでした
2回見たのは単純に面白かったのと
デラックス版が川崎でやっていたので
折角なら見たいと思ったからですね
2回目も面白かったし、追加シーンも良かったですが
通常盤?でも魅力が損なわれるとは思いません
唯一どうしてもダメだったのが
序盤のトランペットのSEが生理的に受け付けない感じでした
ハリウッドアクションには決して出せない凄味
映画館で観たほうがいいです…!!
普段邦画はあまり観ないのですが、
あまりに良かったため久しぶりにレビューを書きたいなと思いました。
山口馬木也さん、時々見かけてかっこいい俳優さんだな、と名前は存じていましたが、ちゃんと出演作品を観たのははじめてでした。
本物の侍そのものにしか見えず、馬木也さん演じる新左衛門の辿る運命にすっかり引き込まれてしまいました。ものすごくいい役者さんですね…
峰蘭太郎さん、田村ツトムさん(心配無用ノ介は田村さん以外では考えられないぐらいハマり役です!)、他にも素敵な役者さんがたくさん出演されていましたが、全員の感想を書くととんでもない長さになるので残念ですが割愛します…
笑いは万人にわかりやすく散りばめられており、ふふっと会場からも笑い声が漏れてとても良い雰囲気でした。
泣けてしまう場面もあるのですが、
いわゆる、さあここで泣いてください!という押しつけがましさがなかったのは、素直に日本人として自然な感情からくる涙だからかな、と思いました。ラストの殺陣シーンは本当にグッときましたし、本物の闘いがそこにありました。
久しぶりに良い映画を観たなぁ…とホカホカした気持ちで劇場をあとにしました。そして自分には珍しいことですが、2回目も観に行ってしまいました笑
3回目も観に行きたい…と考えているところです。
サブスクにはいるのを待っている方もいると思いますが、ぜひ映画館で観てほしい作品です!
今の自分に問いかける良作
今日、田舎の母から、父が、ステージ4のガンとの連絡。そんな日に観た。後半から、涙が止まらなくなった、主人公の思いが、どれぐらいの物は、比べるべくも無いが、ただ、自分には、これまで何か出来たのであろうか?との、感情が溢れて止まらなくなった、自分にこれから出来ることを、出来る限りやりたくなる作品だった。
オススメです。
「信じたい」【12月19日追記】日本アカデミー賞最優秀作品賞&優秀賞7部門受賞・ブルーリボン賞2冠受賞!
【12月19日レビュー追記】
「嘘」の無い映画です。
映画にまつわる「嘘」について考えさせられた年に、★5を付けた映画でした。
12月19日、地元の映画館の上映が終わりました。8月17日の池袋単館封切から18週、9月13日の全国拡大公開から14週、まだまだロングラン上映は続きます。
安田監督の「ロングランはうれしいけど、一興行が終わらないと一銭も入ってこない」、舞台挨拶での笑顔のコメントです。
10月5日の応援舞台挨拶付き上映を、神タイミングで鑑賞できました。映画の上映時間よりも、登壇者と満席の観客のトーク&お見送りの時間の方が長くて、楽しくて尊い体験でした。
※公式Xやネットニュースに上がっていないエピソードを思い出したら、後日また追記します。
安田監督が池袋シネマ・ロサで、映画チラシを自ら手渡ししていた話で思い出したのは、昨年公開の『BLUE GIANT』です。『侍タイ』と同じく、上映週を重ねるごとにランキングが上がっていった映画です。
主演の声優を担当した山田裕貴さんが、多忙なスケジュールの合間に何度も映画館に足を運んで鑑賞していました。動員が少ない劇場で、「この映画を観てもらいたい、自分でチラシ配りをしたい」と言って止められていました。
『BLUE GIANT』は、作品の舞台のモデルとなったジャズの聖地「Blue Note TOKYO」を、1日限りで映画仕様の「So Blue」に改装してライブ演奏付き上映、作品の登場人物の夢を現実でも叶えた映画でした。
『侍タイ』現象は、どこまで続いて、どこまで行くのでしょうか。作品に関わった人全てが報われる結果に、興行収入と映画賞の二つがあると個人的に考えています。
日本三大映画賞のキネマ旬報・ブルーリボン・日本アカデミー賞は、同じ映画が同時に受賞することは10年に1度も無いと聞きました。選考基準が違うので、私の2024年ベスト3映画が賞を分かち合ってほしいと願っています。
このレビューのタイトルは、話題の冤罪逃亡犯映画の宣伝コンセプトです。
私は『侍タイ』に贈ります。「信じたい」
P.S.
3/14「第48回日本アカデミー賞」最優秀作品賞・最優秀編集賞最優秀2部門・優秀賞7部門受賞
2/5「第98回キネマ旬報ベスト・テン」読者選出日本映画ベスト・テン第2位
1/29「第67回ブルーリボン賞」作品賞・主演男優賞2冠受賞
1/21「第48回日本アカデミー賞」優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞・優秀主演男優賞・優秀撮影賞・優秀照明賞・優秀編集賞7部門受賞
2025/1/3「第67回ブルーリボン賞」3部門ノミネート
12/27「第37回日刊スポーツ映画大賞」作品賞・主演男優賞・監督賞3冠受賞(主要3冠は『永遠の0』以来10年振り)
12/19「第79回毎日映画コンクール」4賞ノミネート
12/6「第29回新藤兼人賞」銀賞受賞
12/1「第46回ヨコハマ映画祭」2024年日本映画ベストテン2位
11/13「第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」4部門ノミネート
2024/11/12「第49回報知映画賞」3部門ノミネート
P.S.2
2025/3/24 NHK-BS 18:45-19:30放送
「アナザーストーリーズ 運命の分岐点
『侍タイムスリッパー』超低予算時代劇はこうして誕生した」
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今年は邦画の当たり年で豊作だった、という声をよく聞きます。
初日に鑑賞して、映画館でリピートした作品が何作もありました。
私の2024年ベスト3候補は、この映画です。
今まで映画.comはほぼ見る専門でしたが、★★★★★の作品には評価とレビューの投稿を最近始めました。
他の方のレビューを読むと自分の語彙力と文才の無さで、好きな映画ほど言葉が見つからなくなります。
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2024年10月5日映画館で応援舞台挨拶上映鑑賞
10月28日★★★★★評価
12月2日レビュー投稿
12月19日レビュー追記
2025年3月14日レビューP.S.映画賞追記
自分的にはそれほどでもなかったかな
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