「アカデミー賞受賞おめでとうございます。」侍タイムスリッパー ヤマナさんの映画レビュー(感想・評価)
アカデミー賞受賞おめでとうございます。
確かに上手くないところやご都合主義のところは多々あった。内容もカムカムエブリデーみたいだったし。カメラを止めるなの方がまだまとまっている。それでも、この作品はアカデミー賞受賞にふさわしいものだし、受賞すべきものだ。当たらないとされている時代劇、紅萬子さん以外知らない出演者、そして自主作品。しかし、スクリーンからは、この作品を作りたいという監督やスタッフの熱意や映画愛がひしひしと感じられる。今の儲かることしか考えていないメジャー作品にはないものが。映画人の良心と憧れが、この作品を受賞させたのだろう。しかし、この熱意や映画愛をうわまわるような内容の作品を作れないところに今の日本映画の貧困がある。
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