「これに権威のある賞を与えるのは…」侍タイムスリッパー MTさんの映画レビュー(感想・評価)
これに権威のある賞を与えるのは…
確かに面白い。笑える。ストーリーも普通に楽しい。
映画自体は低予算なりによく出来ていて、楽しめて良かった。それは間違いない。
観客賞、功労賞、小さな映画祭などでの評価も納得だ。
だが「C級〜B級のコメディ映画としては」ということわりは間違いなく入る。
素人目に見ても音も画もチープで、「え?大丈夫今の…」と思う箇所も多々。
最優秀作品賞なのか……?
音や画あまりにチープだったとしても、極めて秀でたものがあれば、審査をすべきだとは思う。完成度にフィルターをかけて、部分的に優秀な箇所を部門賞で評価できないのは誤りだからだ。
しかしどの部分を見ても今作は「もっと頑張ろう」〜「よくできた」程度の間であり、日本アカデミー賞「最優秀作品賞」など受賞したという事実はどうしても信じられない。
部門賞ならともかく、作品賞は脚本、照明、音、俳優、撮影など…それぞれに最低限の技量は必要だと思う。予算の有無に関わらず、どの部門も商業映画としての最低限のクオリティを保っている作品は多々ある。それらを全部吹っ飛ばしてこの作品を最優秀だとする根拠はどこにあるのか。
正直言って、今回の受賞は他の作品にあまりに失礼だとすら思ってしまった。
作品自体に罪はないので、あくまで賞を受賞させた人たちへのコメントだ。
作品自体の評価をするならば…
ストーリーには特にひねりも無いが普通でよくあるタイムスリップコメディ。画と音は普通以下だがコメディ要素は結構楽しめる。
照明はかなり微妙、江戸時代にあるはずの場面が近所の公園の街灯の下にあるように見える。
コメディとストーリー等のバランスはよくまとまっている。
細かいところに目を瞑りまくれば楽しめる作品。
自分もそう思いました。
見るものないからアマゾンで見て、
まあまあ楽しめました。が、
とにかく最後の切合いのシーンが
、頑張った感はあったけど、
ヘタすぎた!もっと感動にのこる!
スター・ウォーズや三船敏郎さんの
ような、いつまで頭に残るものごが
見たかった。実際はチャンバラの
話だったので、これで良かったのかも
しれませんが!世界にアピールは
難しいかと思いました。
でも、他の作品がもっとダメだったと
いうことでしょうね!
という個人の感想でした!
それらを全部吹っ飛ばしてこの作品を最優秀だとする根拠はどこにあるのか
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斜陽の一途をたどる『時代劇』に、一石を投じた作品の情熱が、審査や評価者に届いたのではないのでしょうか。