劇場公開日 2024年8月17日

「バカやったりギャグやらなくても面白いものは面白い」侍タイムスリッパー 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バカやったりギャグやらなくても面白いものは面白い

2024年12月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

良いところ
全員が真面目で真摯だけど重くなりすぎない

?なところ
初見だからってケーキをあんな食い方しないだろ、この手のバカやらせるの必要ないだろ
都合が良いタイミングで都合の良いところ

今年最後の観劇になるかな。思ってたよりもだるい前半とよくできた後半という感じでした。割と早くタイムスリップに理解を示す割には最後までそのことを明かさないのは割と予想外。まあ、明かす必要がないだけか。

しかし現代日本において戸籍のない人間がまともに仕事できるのか、というのはまだしも大スターにまでなるのはまずまともなやり方は無理だなぁと思いつつ、そこさえクリアできたら無理のない展開かな。

最近のSHOGUNの成功前からこの話作ってたろうけど、上手くこの事情に乗っかって時代劇の復活に期待してる。実際来年は暴れん坊将軍の復活あるし。

最後の殺陣シーンは実に攻めた演出。長回しはともかくあれだけ動かないシーン入れてくるとは本気を感じるな。落とし所が最後まで読めないくらいには緊張感あってよかった。

監督がなんでもやっててスタッフロールに10箇所くらい載ってた。脚本とか特効とかはまだしも車両とか完全に低予算の動き。だからこその独特感。すごく良かったよ。

木花咲耶