「時代劇だけでなく時代への想いをつなぐドラマ」侍タイムスリッパー シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇だけでなく時代への想いをつなぐドラマ
なんか映画観て、久しぶりにとても気分がよかったです。映画館での観客の拍手を聞いたのも含めて。幕末の会津藩士の侍が京都の太秦撮影所にタイムスリップするお話しです。とにかく、観客が観たいと思うものをしっかりと盛り込んだ脚本が素晴らしいです。侍が現代とのギャップに戸惑いながら、周囲の協力で立派な斬られ役になるコミカルな展開は、ある程度予定調和的ながらも人情劇のツボをおさえた心地よい展開です。撮影所の事情や殺陣師など、時代劇製作の裏方を描きながら、時代劇への想いから時代への想いをつなぐ展開が非常に上手くスッと心に入ってきます。最後の真剣を使った殺陣のシーンも、普通の時代劇よりもドキドキしました。伝説の斬られ役福本清三さんを偲ぶエンドロールのメッセージも好感が持てます。これだけ観客の心をつかむ作品が自主上映だったと言うのもビックリです。監督の時代劇への熱い想いだけでなく、観客に喜んでもらいたいと言う気持ちが強く伝わってきました。役者では、TVの時代劇が多い山口馬木也は、殺陣もうまく、映画を地で行くような当たり役でした。沙倉ゆうのは、気持ちがまっすぐな助監督役を好演、とてもチャーミングな女優さんだけど、実際に本作でも助監督をされていて素晴らしい。
コメントありがとうございます♪
まぁ、ぼちぼち元気にやってますー。
ゆうのちゃん45歳には1番驚かされましたー。確かにこういうタイプの年齢不詳系女のコいますねぇ。
シネマディクトさん、時代劇への思い、映画への思いが心に伝わってきました。知ってる俳優さんがだれもいないのがせいせいして気分よかったです。皆さん演技うまかった。大袈裟で演技がくさい大根役者、いませんでしたね!
共感&コメントありがとうございます。
知らない俳優さんばかりでしたが、本当にいい演技をされる方ばかりでした。
スタッフも含めて、みんなでいい作品をつくろうという気概のようなものを感じます。