「時代劇をあまり見ない人の方が楽しめるかも?」侍タイムスリッパー はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇をあまり見ない人の方が楽しめるかも?
結構お客さんは入っていましたね。
前の2列を除いてほぼ満席でした。
100人以上は入ってたんじゃないかな。
話題の映画ですからね。
主演の山口馬木也がとても良かった。
最後の殺陣のシーンの緊張感があって、このシーンで映画の印象がガラッと変わったと思う。
序盤は低予算B級映画感が満載だったけど。。
幕末の侍が京都の時代劇撮影所にタイムスリップして始まるストーリー。
意外にあっさりと現代に馴染んでしまうあたりはリアリティに欠けると感じた。
コメディ要素強めでもあるので、B級感と相まって、途中から度重なる矛盾に慣れて違和感は感じなくなっていった。
そしてラストの立ち回りが、普通の殺陣と違うある事によって緊張感を持つようになる。
私は激ハマりするほどではなかったけど楽しめました。
山口馬木也が映画の主演を務めた事が感慨深かったかな。
彼は剣客商売の秋山小兵衛(藤田まこと)の二代目の息子役。(初代は渡部篤郎)
好きなドラマで何回も見ていた。
彼は時代劇役者というイメージ。
松本幸四郎版の鬼平犯科帳(左馬之助)も出ていたし。
良い映画だったとは思うが、邦画ウォッチャーの私としては、なぜここまで話題になったのか正直分からなかった。
自主製作だったとの事が、話題と評価につながったのかな。
それよりも今年だったら、『あまろっく』『ぼくが生きている、ふたつの世界』『夜明けのすべて』あたりの方が良かった。
マスコミの取り上げ方と好みの問題なんでしょうけど。。
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