「殺陣師をもう少し描ければ…」侍タイムスリッパー たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
殺陣師をもう少し描ければ…
8月に池袋シネマ・ロサ単館で封切られわずか1か月でギャガが配給に付き全国公開が成ったという展開はどこかで聞いたことがある再びの自主映画成功物語でそのスピードは「口コミで広がり」の範疇を超えていてもはや新しいプロモーション手法が確立されたのだろう私もまんまと乗せられてしまった。タイトルそのまんまの時代劇撮影所タイムスリップコメディーで予告編を観れば十分という気もするが主演の山口馬木也が素晴らしく、誰もが楽しめるエンタメに仕上がっていて文句をつける筋合いではない。ただ殺陣というドラマ的チャンバラがテーマだと思うのだが「真剣による斬り合い」との違いが描けておらず、またとても重要なシーンでの撮影所セットの使いまわしが残念。
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