「映画で欲しいものを全部くれた」侍タイムスリッパー 大福もち子さんの映画レビュー(感想・評価)
映画で欲しいものを全部くれた
このサイトでたまたま目について、レビューをみたら皆さんの評価が軒並み高くて…かなーり期待を高くして観に行ったけど、その期待に見事に応えてくれました。
そりゃ細かいことを言い出すと、あるけど。
映像や演出の荒削りな部分は、まだ3作目の監督作品である事、それも限られた予算・資源の中でやっと世に送り出されたものであれば、そんなのあって当然で。
それよりも
笑って、泣けて、映画館を出た時「いいもの見たなあ」っていう満たされた気持ち。
この3つをもらえたら、もう他はいい。
今日の映画は、この3つがもらえたから大満足。
そういえば、過去の自分の大好きな映画からはいつもこんな気持ちをもらってた。最近なかったから忘れてた。今日からは、この映画が仲間入りだ。
余談ですが
幕末の会津、戊辰戦争などに興味があって、あらかじめ事前知識があったのは、この映画を深く楽しむのにとても役立ったと思いました。
あと、山口馬木也さんの会津なまり?の口調が、高坂新左衛門のキャラクターと、この映画全体をとても良いものにしていると思います。すごく良かった!彼はこれからお仕事が殺到するだろうなぁ。
こーゆー良い作品がちゃんと世の中に広まるのは、ネット社会の良い所だな。
luna33さま♪
レビューが侍ですか、身に余るお言葉でいたみいります。(←喜んでおります)
>「口コミ」という形で我々も映画に何かしら貢献出来るのではないか
その通りですね!
この映画はシネマ・ロサの熱量(口コミ)から始まったとも聞きますし、こうして楽しい交流ができるのも、お互いの口コミからですしね。
素敵な口コミには人を動かす力があると思います。
素敵なコメントありがとうございました。
映画館を出る時の感覚、大事ですよね。
穏やかに晴れ晴れとしたり、凄いもの見たと呆然としたり、誰かと話したくてソワソワしたり…
理屈が先にくる作品より、そういう作品の方が個人的に好きです。
共感ありがとうございました。
的確に本質を捉えた絶妙なレビューですね。勝手ながら大福もち子さんはズバッと斬って一撃で仕留める「侍」だなと思いました。
>映画で欲しいものを全部くれた
>映画館を出た時の満たされた気持ち
もうまさにそれですよね!
全部が揃う1本ってなかなかお目にかかれないわけで。各劇場で拍手が起きてるのがめちゃくちゃ分かります。
今回この映画が素晴らしいというだけでなく、「映画の素晴らしさ」そのものを教えてもらえる大切な1本に出会えたと感じました。
また個人的には「口コミ」という形で我々も映画に何かしら貢献出来るのではないかと思ってます。僕も今までは単なる自己満足で書いていたのですが、よくよく考えれば大福もち子さんも僕も他のレビュアーさんの感想を見て劇場へ足を運んだわけで、つまり我々にも「伝える力」が少しだけあるという事に今回改めて気付かされました。
いきなり長々とすみませんでした。
これからも大福もち子さんのレビュー楽しみにしております。