「今年必見の一作」侍タイムスリッパー まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
今年必見の一作
めちゃくちゃ面白かった!
現代にタイムスリップした幕末の武士が斬られ役として活躍する。既視感あるタイムスリップものかと思いきや、時代劇の面白さや武士の熱い志し、人の繋がりや優しさなど、たくさんの想いが詰まっている。笑って泣けて、本作に関わった人たちみんなを好きになってしまう、素敵な作品でした。
劇中で高坂さんの台詞に「優子さんの作る時代劇には、人の可笑しみや哀しみ、楽しさや悔しさ、喜びが全部詰まっている」というようなものがありましたが、本作にも同じことが言えると思います。高坂さんが美味しいご飯やケーキに感動したり、優しさや思いやりに感謝したり、自分にできることを探して努力したり、歴史を知って憤ったり、そんな姿に感情移入し応援したくなる。ラストの斬り合いはどうゆう結末を迎えるのかハラハラしながら固唾を飲んで見入ってしまいました。
登場人物全員愛嬌があってハマり役で、嫌な奴が出てこない(クソガキ達は除く)のも良かった。殺陣の師匠・関本さんを演じた峰さんが、逝去した福本さんの墓前で代役を務めることを報告したというエピソードにも胸が熱くなります。いぶし銀で素敵でした!
いや〜ほんと、楽しかったです!
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