「祝!全国拡大公開!私も布教活動します!」侍タイムスリッパー ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
祝!全国拡大公開!私も布教活動します!
全くのノーマーク作品でしたが、よく寄らせて頂いているこちらのレビュワーさん達が揃って鑑賞していて、皆さん高評価!!
時代劇は得意じゃないし、監督・キャストも知らない方ばかり。。
コレは何なの?!何が起きてるの?!
観るしかない٩( ᐛ )وって事で行って来ました。
いや!ビックリ!お見事でした!
くすっと笑えるパート、手に汗握る殺陣パート、思わず涙パート、ほのかな恋心パート、、配分が絶妙で、脚本のバランスが最高でした。
ベタなストーリー展開ですが、ここまで唸らされた作品は久しぶりです。
積み重なったシーンの連続で、こんなにも骨太な作品に仕上がるのですね!
そこに俳優陣の達者な演技で肉付けされ、パワーある作品になっていました。
高坂(山口馬木也さん)がタイムスリップしてしまうが、割とスムーズに現代に馴染むので、無駄がなかったのも良かったです。
その分を、高坂が斬られ役として頭角を表すまでのパートに使った事は大正解!
又、刀のぶつかり合う音、雨・雷の轟きなど迫力のある効果音は勿論、コミカルなシーンのハズし音も邪魔になっていなかった。
見事に笑いを誘われた。
シーンごとに使われるBGMも最高でしたね!
東映京都撮影所を使えた事も勝利の要因でしょう!
作品に重みが出たと思うし、この設定にリアルさが増しましたよね。
脚本、映像、カメラワーク、舞台、役者さんの演技、BGM全て素晴らしかったです!
時代劇リスペクトは勿論、斬られ役という縁の下の力持ちの方々にスポットを当てた愛が溢れた作品でした。
作り手の映画制作に向ける情熱が、作品に反映されていましたね。
主演の山口さん。
お顔は大吉先生で中身は華丸さんぽかったw
1人華大ww
会津藩士の武士としての誇りと生き様に泣かされました。
ピカピカな真っ白なお米で握られたおむすびを、有り難そうに頬張る姿。
初めて口にするショートケーキの美味しさに驚き、こんな"高価な"物を皆んなが食べられる豊かな国になったんだなと未来の日本に安堵し感激する姿。
みなさんが繋いでくれたからですよ!と、
感謝の気持ちを伝えたくなりました。
対して街で若者と揉めるシーン。
先人たちが望んだ、皆が衣食住に困ることがない、命をかける事のなくなった平和な日本になったのに。。
平和ボケの若者が我が物顔で存在していて。。
あの仕打ちには心が痛みました( ; ; )
ごめんなさいって思いました( ; ; )
こういうシーンも無駄に引っ張らず
すぐに転調するので、余韻が深くなる。
ここも良かった!あそこも良かった!と、色々書き留めたくなります。
住職さん夫婦、優子ちゃん、殺陣の先生、
皆んなが優しくて救われました。
真摯に謙虚に頑張っていれば、見てくれている人は必ずいると信じられました。
風見(冨家ノリマサさん)との運命の再会やラストの真剣勝負は胸アツでした!
あのこまでの"間"を取った事。
監督は、すごい勇気だったと思いますが、緊張感が途切れる事なくスクリーンに釘付けでした。
あの時の2人は正に"侍"武士!でした。
優子ちゃんを演じた沙倉ゆうのちゃん。
凄い巧い!って演技ではないのだけれど、味があって雰囲気があって凄く良かった!優子ちゃん、正に実在していた!
安田淳一監督について。
◎過去作
2014年「拳銃と目玉焼き」
その制作背景は、何と8万円のカメラに750円のライト!スタッフ平均3.5人で作り上げたという驚きの情報がHPにありました。
2017年「ごはん」
(本作の優子ちゃんー沙倉ゆうのちゃん主演)
こちらも低予算の自主制作だが、クチコミで評判が広がり、ミニシアターからシネコン公開までこぎつけたのだとか!
限られた予算、時間とスタッフで苦労も多かったでしょう。
映画制作への情熱と愛で、ここまで登って来た安田監督と安田組!
上記の過去作も絶対に観たいと思ったし、リアタイで劇場で鑑賞出来なかった事が悔やまれます。
こういう監督こそ応援したくなりました。
時間差で登場の彼の今後もぜひ続編で♪
いやはや、お見事!天晴れ!な出来。
多くの方に観てもらいたい作品でした。
遅ればせながら、拙者も、布教活動を開始したいと存じます٩( ᐛ )و
それにしてもお寺って、
化け猫あんずちゃんがいたり、お侍ちゃんがタイムスリップしてきたり、やっぱり不思議な事が起こる場所なのでしょうかねw
そして、
殺陣さばきが神がかっているといえば思いつく、松方さんや早乙女太一さんも、もしかしたら"侍タイムスリッパー"かもしれません♪
ウルフズの日本劇場公開が中止のニュースを目にして、膝から崩れ落ち泣いていたので、本作で元気を取り戻せました。
ありがとうと伝えたいw
マブリ〜♡もベビわるもクラウドも始まるし、楽しみだな♪
たまーにある 全くノーマークの作品で超面白いやつ🫡
いきなり宝物発見したような感覚で得した感が異常で幸せしか無い状態っすねマジで🫡🫡🫡🫡🫡
コメントありがとうございます。
本作のロードショーは、安田監督の前作「ごはん」の高評価あってのことでしょうね。
観てみたいてすね、沙倉ゆうのさんの主演ですし。
…ホント、彼女の年齢にはビックリです❗️
稽古のシーンは死ぬほど笑いました!
全体的に新喜劇のノリに近いのかも知れませんが、ハマった時の「ベタ」って最強なんですよね~。
そもそもゆきさんの「布教活動」などの後押しもあって「なら観てみるか」となったわけなので感謝感謝です。
マジで良かったですよね。
高坂がイチゴのショートケーキを食べるシーンだけでも思わず泣けてしまいました。彼の「侍魂」にも心震えるものがありましたね。
僕も文句なしの満点です。
ゆきさん、コメントありがとうございます‼️
この作品終映後に拍手が起きてました‼️ホントにスゴいことです‼️まだ上映が始まってから1ヵ月ちょっとぐらいしか経ってないんですけれども、「カメラを止めるな」もそうなんですが、最初は1館位の上映だったのが、観た人の感動、口コミによって大きな波になる‼️ホントに映画の力って素晴らしいです‼️たくさんの人に観て欲しいですね🎞️
私の住んでる地域では27日公開なんです。楽しみです。
マブリーもベビわるもクラウドも。エマ・ストーンもですよね。おまけに午前10時の映画祭でプライベートライアンはじまります。
もっと分けて公開してくれればいいのに〜。
私もレビュー後に知ったのですが、本当はあの殺陣師の役は福本さんだったらしいんですがお亡くなりになってしまったので峰蘭太郎さんになったそうです。なのでラストクレジットに入っているようです。
峰さんは墓前に代役の報告をされたとか。
コメントありがとうございます!
最近の日本映画もかなり頑張ってますよね。韓国もインドもますますパワーアップしてる気配はありますが、題材的にはやや疲労感も?
いずれにしても、ハリウッドからの良質作品の供給が多少細くなっても毎週何かしらのこれは!というのがあることに感謝です。
共感・コメントどうもです。
私もクレジットを観た時SEIZO FUKUMOTOって誰だっけ?と思ってレビュー書く前に確認して、ああ、あの有名な「5万回斬られた男」だと判ったので書きました。
共感ありがとうございます。
本当に上手く作っていたと思いました。助監の娘の前ではいつもハイと言う高坂氏が、最後の殺陣では自分を曲げず胸アツでした。でも真剣は危ない。