「祝!メジャー系全国公開決定! 真面目に笑えて泣ける傑作、こういうのをもっと観たい」侍タイムスリッパー ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
祝!メジャー系全国公開決定! 真面目に笑えて泣ける傑作、こういうのをもっと観たい
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侍が現代にタイムスリップ、斬られ役で俳優デビュー。
正統派SFコメディーだけじゃない。
時代ギャップネタできちんと笑わせながら、無骨な武士の淡い恋心、斬られ役修行などを真面目に描いているのがいい。
地味なヒロインも好演。
滅んでしまった侍と、すたれていく時代劇を重ね合わせているのもうまい。
また、中盤で、敵役もまたタイムスリップしていて、それも主人公が飛ばされた時代よりも古く、時代劇の黄金期の大スターとなって再会する展開が面白い。
そして、幕府の滅亡の現実に打ちひしがれ、苦しみながらも生きていくことを決意。
クライマックスは、真剣勝負の見事な殺陣で魅せてくれる。
オチも決まって、最近貴重な、気持ち良く観れる映画でした。
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uzさんのコメント
2024年9月7日
コメントありがとうございます。
予算云々以前に、ベタをこれだけの強度で魅せる作品は稀かと。
何より、制作側の“好き”の押し付けでなく、エンタメ性も兼ね備えた本作は応援したくなります。
ヒロイン役の沙倉ゆうのさん、助監督や小道具などにも名を連ねてましたね。
芝居のディテールだけでなくその気持ちも画面に反映されてたように感じます。
制作裏話など小耳に挟むと、なおさら好きになってしまいました。