「この世界はカラフルなんだよ!」雨降って、ジ・エンド。 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
この世界はカラフルなんだよ!
2024年劇場鑑賞13本目 傑作 75点
初めて足を運んだ唯一上映しているポレポレ東中野にて、当日の夕方まで鑑賞を迷っていてけど、大変満足した作品
どうやら撮影時期的に古川琴音初の長編主演映画だそうで、個人的に彼女の出演作は初期からリアルタイムで追っていて、こんな夜更けにバナナかよやチワワちゃん、十二人の死にたい子どもたちなどから始まり、街の上でや偶然と想像など大役もこなし陰ながら応援していたので、今作はどこかこうやって有名になってお蔵入りせずに劇場公開された今作を見れる機会が出来たことに、妙な高揚感を覚え、見知らぬ地東中野に”小雨の中”足を運び、劇場の雰囲気や街の雰囲気がより一層心を弾ませ鑑賞しました
予告とキービジュアルのみの前情報で行ったのでポップだけどミニシアター特有の何か捻りを加えた恋愛ものかなぁと想像していましたが、まさかそういった要素を中盤に告白し展開していくのかと、いい意味で裏切られました
廣末さんがいい声で、真面目な面構えと余裕のある言動に対比して、変な人という第一印象から徐々に共通点や感覚の合致から好意に変わる所謂現代の若い女性象の二人から織りなす時折のユーモアはさすがミニシアターならではでしたし、醍醐味ですね
自分と似ている容姿や感覚、逆も然り似ていない容姿や感覚、何か他者に惹かれて他人を想い好意を持つことは、この広い世界に生まれ、出会え感じたことはこの上なく美しいことなのは事実で、神社の前での告白の回答には泣けるほど嬉しかった
邦画ファンは見逃さない方がいいですよ 是非
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