ラストマイルのレビュー・感想・評価
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息をもつかせぬ二時間でした
MIUもアンナチュラルも、どっちも好きなので早速見てきました。
まあUDIラボや機捜が、別の検死組織、別の警察組織であっても話は成立するのですが、物語や心の動きに深みを持たせる為には、やはりどちらも必須だったのはよく分かる。
ストーリーはこれら二つのドラマの単話として挿入されていても違和感ないテイストであり、構成。色々と共感できる人物ばかりで、心も揺さぶられた。手に汗握るシーンも多く、観ながら先の展開を読んでいるつもりでも、その先を行かれる展開。
ドラマでの予習はなくても楽しめる映画だけれど、ドラマを見るとさらに色々と心に染みると感じたし、見終わってからドラマ見るのも面白い。
「キュルん、って何だっけ?」MIU404見返したら2話の冒頭から、もうその掛け合いあったのね。
いやいやビックリ
ドラマから映画へ完璧な流れ
この映画のために、ドラマMIU404を鑑賞。ずっとお気に入りに入ったまま、観る機会があって良かった。時間的に余裕があったので、アンナチュラルも再度鑑賞。とても面白いことは覚えておりましたが、ほぼ覚えていないことにびっくり。
あの世界と映画の世界がクロスフェードしててとても楽しめた。ドラマ観てなくも十分楽しめますが、やっぱりドラマをみてからの映画をオススメします。
オープニングで出てくる刑事ふたりにニヤニヤ。両方のドラマを代表してる感じでニヤニヤが止まらない。それぞれのキャラクターが少しだけ出てるだけかと思いましたが、それなりに出ててびっくり。
MIUで逮捕されたあの高校生が刑事になってたり、バイク便で出てきて嬉しくなりました。
その他、映画内で色々な前振りとが見事に回収され、両ドラマからのキャラクターに会えて良かった。
監督、脚本、音楽、主題歌と完全に世界が被ってとても良かった。
アンナチュラルもMIUも、ドラマでも映画でもいいので復活して欲しいですね。
今年の夏、絶対見るべき映画
TBS.が製作したアンナチュラルとMIU404のシェアードユニバースムービーということで、原作を見ていない点から不安であったが、非常に面白かった。
少し洋画チックかつ日本の社会問題に切り込むその内容は邦画もまだまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれた。
さらに、全ての伏線が繋がっており、犯人が誰か簡単には分からない点も好感である。また、主人公エレナの行動、考え方に共感できる部分、そして強いと思っていたエレナがピンチに陥るシーンは人間を強く表しており面白い。
さらに、この物語のバックテーマは過労死そして外資系企業による日本人に対する搾取だと感じた。
それは日系運送企業が今、まさにアマゾンなどから受けているパワハラもどきを如実に表しており、日本という国家を支える物流を持続可能なものに変えていく必要を強く感じた。
また、生真面目すぎる日本人を表すシーンも多くあり、特に八木さんのシーンは社会の歯車として働いている多くの人が共感できると思う。
いろいろ書いたが、まずは自分で見てほしい。まじでオススメ!
改めて野木亜紀子さんの凄さを実感
野木亜紀子さん脚本の作品はいつも楽しみにしている。「アンナチュラル」「MIU404」も大好きなドラマだ。その世界観を引き継ぎ、あのキャラたちも登場する映画となると期待が高まってしまう。
巨大通販サイトから発送した商品が爆発するテロが発生するという設定。その巨大通販サイトがアメリカ資本となるともうアレをイメージしてしまう。下請け業者への取引価格の引き下げや取引条件改善の圧力を継続的に行ってくる、あの大河の名を冠した通販サイト。配送業者もその圧力に苦しんでいる会社の一つ。だから、あのロジスティクスセンターと羊急便のやりとりがとてもリアル。あんなやりとりが全国で日常的に行われているんじゃないかと思ってしまう(実際行われている気がする)。とても嫌なものを見ている気分だった。
でも、あのセンターで働いている社員も、所詮は使われる側でしかない。稼働率を下げないこと、そして会社に利益を上げ続けることを「お客様の役に立つこと」と思い込まされてこき使われる。そんなことを改めて問題提起する。そんな脚本だった。でも、そこには人間性が介在しないわけじゃなく、実際は顧客の役に立ち、顧客が満足する姿を最前線で目の当たりにする人達の尊さを描いていて、野木亜紀子さんの脚本やっぱりスゲーな!と心の中でスタンディングオベーションが鳴り響いていた。
でも、これだけじゃなかった。捜査にあたる刑事たちとして「MIU404」の連中は登場させやすい。前半の捜査でちょっとした気づきを与える彼らの活躍にニヤニヤした。じゃ、「アンナチュラル」はどう絡ませる?と思っていた。難しいんじゃないの?と。それが最後に、犯人の行動の真意が明らかになる過程で、「アンナチュラル」のUDIラボの面々が活躍する流れが素晴らしかった。しかも犯人が爆弾テロを行う上での優しさ(ポリシー?)が明らかになる展開も。
そして、爆弾処理で前半の伏線も回収されてスッキリさせてもらった。サービスてんこ盛りの脚本じゃないか。いやー、野木亜紀子さんの脚本はやはり素晴らしい。期待していた中でこれだけ面白いと思ってしまうのだから。その凄さを再確認させてもらった映画だった。あのテレビドラマ2つを観たことない人にしたら面白みにかけるのかもしれない。それも仕方ない。本作の立ち位置は、あくまでファン向けの映画なんだから。
おもしろかったです
役者陣の爪痕
TBSがやりました!
社会派エンタメ
渋滞。
日本を舞台とした他人事でない社会的な問題提起の作品
日本を舞台にした爆発シーンを伴う映画。様々な意味で他人事でない社会的な問題提起を含むストーリー。
事前にアンナチュラルとMIU404の予習をして臨んだが、観ていなくてもこの世界観に入り込むことはできそうだった。
満島ひかり演じる主人公が、ショッピングサイトのロジスティクスセンター長として赴任。
前半部はトラブルが立て続けに発生し、当初は上長や運送会社を相手に一つ一つサバサバとした報告・指示進行をし、外資ホワイトカラー管理者たる者の体現を観ることができた。
ただ、徐々にトラブルが深刻になるにつれ、所々何か裏がある行動も相俟って、サスペンス度合いが増していく。
TVの音量とは全く違い音響も音圧も含め桁違いのため、爆発の予感がする度にかなり緊張が走った。迫力自体は海外の作品の方が凄いのだろうが、切迫感は邦画の本作のほうがかなりのものだった。
一方、謎が解明されたり、爆発を未然に防ぐなどの場面では安堵から一瞬の喜びと疲労感も。
クロージングは、お客様第一の行き着く先に対して僅かな前進に留まっているのは、現実的な落とし所だが、もう少し良い未来を観てみたかったか。
ショッピングサイトの一ユーザとして、配送会社の方々への感謝と目配りは常に持ち続けていようと考えた次第。
知らなくても楽しめました
「アンナチュラル」は見ていなかったのですが、「MIU404」の伊吹(綾野剛)がとても気に入っていたので、きっと楽しめると思って映画館へ。題材も、さりげない伏線も、嫌味なく楽しめました。昨今の映像作品は、伏線の使い方が時折いやらしさを感じるほどわざとらしさがあったりしますので。女性監督・脚本のタッグでの映画作品だからなのかどうかは不明ですが、ドラマを見ていなくても楽しめる作りが、感慨深かったです。きっと男女関係なく、このお二人の作品だからなのだと思いました。
社会問題への提言など、いろいろと書き出したいことはあるのですが、伊吹(綾野剛)ファンの自分は、「きゅる?」の一言にすべて持っていかれました(笑)。吹き出してしまいました(汗)。
最後の最後の伏線が、めちゃくちゃお気に入りです。あとは阿部サダヲさんがすごくいい男に見えました。
140分飽きませんでした
それでもAmazonは使っちゃうだろうけど
限界。
エンディングに。
エンドロール、是非もう一度観たい♪
予告編観て、行く!と速攻決めました。
満島ひかりさんと岡田将生くんがメインキャストで、主題歌が米津玄師さん、題名が「がらくた」。
舞台が物流倉庫で、爆弾テロ。
公開日をホントに楽しみにしていました。
私は、アマゾンで1年8ケ月、働いていたことがあります。
あのマジックワードっぽいスローガン、アマゾンにもあります(*^^*)。
待遇は悪くなかったけれど、アマゾン倉庫で働いていると、自分が人間ではなく、巨大な物流倉庫の部品になったような気分になります。
それも、極めて小さな1本のねじ。
効率性や正確性、生産性を求められ、働く機械になった気分になるので、「私は人間でいたい!」とリタイアいたしました。
観客として見てると、DAILY FAST社の社員はみんな変!
働きすぎでメンタルやられてますなあ。
ラスト、岡田将生さん扮する梨本が、この後どうするのか興味はありました。
そして、便利だからとECサイトで買い物するのは今後自重します。
宅配してもらうと便利だけど、私は、自分で出かけて、買ったモノを持ち帰ることが難なくできます。
今月、アマゾンで電球4個パックとパスケース、業務用のキッチンハイターを買いましたが、配達料が別途かかるようになっていて、なんだかホッとしました。
それが適正だと納得できないなら、歩き回って自分で探して、買えばいいのです。
ラスト近く、怒涛の展開なので、十分理解できないところがあった気がします。
エンドロールで流れる米津さんの「がらくた」も、MVとは違う味わいがあります。
もう1回、映画館で観たいので、来月また観に行きます!
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