ラストマイルのレビュー・感想・評価
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闇ではあるのかもしれない
地面師の積◯といい
最近はリアルに近い会社の闇を
そのまま題材にできて
それが簡単に想像できる。
内容はまあ、さすがのキャストなんだろう。
言うまでもなく面白い。
そして全てがハッピーエンドではなく。
終わった後、他の観客が言ってたけど
「最後の満島さんは死んでいた」って
言葉がただ眠っていただけでなく
終わっても考察させられる
お客の心を良くわかってらっしゃる作品だったと思う。
コラボは無い方が良かった
面白かった
テンポも良く、二転三転して進むストーリーも役者さんの演技も良かった。
アンナチュラルもMIU404もテレビで観ていた。両方ともとても面白かったから、その世界線でその時のキャストも出るというので、とても期待して観た。
ストーリーも面白くて話に引き込まれていたけど、その二つのドラマの人たちが出てくると、なんとなく冷める。事件にガッツリ関わって、捜査にも役立つ立ち位置なら冷めなかったと思うが、その空間だけ浮いていたと思った。
創造的オリジナル脚本、スピーディで鮮やかな映像/演出、そして俳優の味の有る演技を、とても気に入った
2024年製作/128分/G/日本、配給:東宝、劇場公開日:2024年8月23日。
TV界の有名脚本家に有名監督だが、彼女たちによるTVドラマは自分は全く見れていない。
予想以上に、最初から凝った映像に惹きつけられ、スピード感が心地良く、この監督いいな・好きだなあと感じながら見てた。
アマゾンを想起させる外資DAILY FAST関東センターの映像、そこで働くアルバイト的人間の多さ、品物の圧倒的な多さ、大規模工場の様なベルト・コンベア、人間性を排除した様な巨大な配送センターの無機質性に、新鮮な驚きを感じた。
ミステリー仕立てで意外性も有るストーリー展開も、お見事と感じた。
DAILY FASTの理念が、次第に気色悪く思えてくる脚本の組み立てに感心。DILY FASTを解雇された主人公エレナ(満島ひかり)が、運送会社局長八木竜平(阿部サダヲ)や同業他社も巻き込んだストライキで運賃値上げに成功したことに思わず拍手。主人公に疑いが持たせてから明かされる犯人の意外性、何気ない会話が後で効いてくるのにも感心(爆弾避けての洗濯機内への避難等)。そして、自信満々の外資キャリアウーマン像も、リアリティを感じた(かつての仕事提携先の◯△さんを思い出した)。
トドメ的に、犯人が既に死んでいたとの謎解きには、同様の組み立てのミステリーを見た覚えが無く、独創的に思える野木亜紀子オリジナル脚本に魅せられてしまった。ただ、恋人を寝たきり状態にさせた企業とはいえ、まだ生きている訳で、自分自身を爆破させた理由は分かり難かった。
彼女のセリフから、安定した生活が欲しく、辞めたいと訴える恋人を止めた様なことが推察されたが、あくまで想像であり、その様なシーン設定をして欲しかった。ロッカーに書かれた暗号様記号も、基本素晴らしいアイデアに思えたが、彼の感情の発露なのか、後任者たちへのメッセージかは自分には判然とせず、贅沢な気もするが、もう少しその辺りを明確にして欲しかった気もした。
とは言え、物語全体を通して、ただただ効率や利益追求を第一として、事業を下支えしてくれてる人々への配慮や感謝も忘れていた主人公が、人間性を次第に取り戻していく物語となっており、大きな共感を覚えた。
主人公エレナを部下として支える梨本孔を、岡田将生が醒めた感じで、何処か謎が残る不気味さも残るかたちで演じていて印象に残った。実際彼はハッカー的優れた能力を有していて、前の職場ではその能力を限界近くまで搾り取られたという設定らしい。下請け企業としてDAILY FASTに無理難題を吹っかけられる運送会社幹部を、阿部サダオが好演。彼の生真面目さや熱心さ、それでもこれ以上やってられないという迸る感情の表現が素晴らしかった。息子と日々、壊れそうながらプライドを持ちながら配送業に従事する佐野昭を演じた火野正平の演技も、心に染みた。
自分はさんざん利用させてもらってる訳だが、実際は「〇〇〇〇は4つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。〇〇〇〇は、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています」。映画に登場していた理念とは異なっていたが、一方で、地域社会、地域環境、配送業界といったものへの配慮は無く、理念そのものの唯我独尊性は確かに感じてしまった。
監督塚原あゆ子、脚本野木亜紀子、プロデューサー新井順子、エグゼクティブプロデューサー那須田淳、共同プロデューサー八尾香澄、撮影関毅、照明川里一幸、録音西條博介、美術
YANG仁榮、編集板部浩章、スタイリスト金順華、ヘアメイク千葉友子 山田みずき、VFXクリエイティブアーティスト早野海兵、DIプロデューサー齋藤精二、カラーグレーディング齋藤精二、音響効果猪俣泰史、ミュージックエディター遠藤浩二、音楽得田真裕、主題歌米津玄師、監督補濱野大輝、助監督鳥居加奈、スクリプター森本順子、制作担当鷲山伸人 大藏穣。
舟渡エレナ満島ひかり、梨本孔岡田将生、五十嵐道元ディーン・フジオカ、毛利忠治大倉孝二、刈谷貴教酒向芳、佐野亘宇野祥平、松本里帆安藤玉恵、小田島丸山智己、佐野昭火野正平、八木竜平阿部サダヲ、三澄ミコト石原さとみ、中堂系井浦新、久部六郎窪田正孝、東海林夕子市川実日子、木林南雲竜星涼、坂本誠飯尾和樹、向島進吉田ウーロン太、三澄夏代薬師丸ひろ子、神倉保夫松重豊、伊吹藍綾野剛、志摩一未星野源、陣馬耕平橋本じゅん、勝俣奏太前田旺志郎、糸巻貴志金井勇太、田島雄介永岡卓也、桔梗ゆづる麻生久美子、白井一馬望月歩、中村倫也。
便利な生活の裏には!
つくづく便利な生活の裏には、多くの方々の勤勉が支えて居る事を思い知らされた。
何時の間にか翌日配達が一般的に成っていて、その恩恵が当たり前。
その分多くの方々の苦労が詰まって居る。
過剰なサービスとも思えるので、中1日とか、中2日後でも問題無いものも多いと思われ、遅れての配達でも、再配達を対応しないなど、関係者、利用者の判断でラストマイルの改善を図って欲しいものです。
翌日配達希望の場合は、送付料の値上げなどの対策が良いのでは無いかと思います。
物流関係の話
ミステリーというより、物流社会への問題提起のが、気になる。現代の世の中の物流社会の裏的な話の方が気になりました。
個人的な荷物が届かないのは、かまわないけど、医療とかの荷物はやばいんだなぁーと、実状はわからないけど。
ストーリーは!もっと緻密な愉快犯というか、知能犯的な話かと思っていたので、ミステリー、サスペンスの話としては、ちょっとイマイチだけど、物流の裏話的なのは、とても面白かった。
主人公に違和感
アンナチュラルとMIU404とのコラボ作品ということですが、どちらも見たことはありません。
なぜこの有名な俳優たちがちょっとしか出ていないの?という疑問がありましたが、コラボ作品だからということですね。
作品そのものは面白く、テレビではやれないのではないかと思えるくらい、ネット通販の巨大企業とか物流業界のあの企業とかを想像させ、問題提起をするような内容で感心しました。
ただ、私は主人公の演技に違和感を覚え、なかなかストーリーに入り込めなかったので、その点が残念です。
主人公のファンの方は見てみる価値ありだと思います。
終始ドキドキ
アンナチュラルとMIU404とのコラボ作品でしたが、アンナチュラルの方はしっかり物語に関わってましたが、MIU404は取ってつけたような感じでちょっと残念。
ただ物語としては、いつ爆弾が爆発するのか、犯人は誰なのかとドキドキの展開で最後までしっかり楽しませていただきました。
大規模物流センターで駒のように淡々と働く大勢の派遣の方たちと、使い捨てにされかねない下請けの配送の方たちの大変さを改めて感じる作品でした。
最後まで主人公を好きになれなかったかな
いままでのドラマ2作の登場人物はほんとに好きになれたんだが、今回の方々はあまり好きになれなかった。まあドラマと映画では描かれる時間がダンチなので仕方ないといえば仕方ないが。。。さらに犯人もさしてひねりもなく、コラボを期待してたが、こちらもさして出番もなく(ここを期待し過ぎていた私が悪いかも)、観たあとの面白かった!感がアンナチュラル達に比べてかなり弱かったです。もう一度ドラマでこのシェアユニバースが広がるのを期待してます。
物流問題に一石を投じる納得の作品でした
話の展開が読めずにいましたが、どんどん引き込まれていく面白さがありました。
テレビ番組とのコラボも新しさを感じましたし、しっかり物語に食い込んでいました。
主役を見る目を見事に変えていくすべに感じ入りました。
物流への想いを変えるいい作品でした。
警鐘の映画
この映画は、某最大手の通販会社と宅配便業者のリアルを描いた映画。
ネットにて生活が便利になればなるほど、それを支えている底辺の人たちの生活は気の毒である。
特にブラックフライデーは、お客にとっては嬉しいイベントだが、働く人にとっては地獄。
その裏方の悲惨さを映画にした。
昼ごはんもまともに食べれず、寝ることもできない、過労死。
しかし、恐らく数年後には、皮肉にもこれらな仕事はAIに奪われてしまうんだろうなー。荷物の仕分け、配送の全てをAIやドローン、自動運転により無人化される。
こんな爆破事件もなくなる。
映画を観てから小包を開けるのが怖くなる。
とても身近な現実として
私たちは続けるためには我慢すればいいし、何も考えないってやり方もある。でも止めるためにはどうしたらいいのでしょう?
熱い映画です。観た人ごとに考えることになるでしょう。パンフは買ってください。主演二人と監督、脚本家のインタビューは映画をより深く味わうための助けになります。
面白いだけでない…深くて考えさせられる作品!
サスペンス作品として楽しんで観ていたら、物流業界の現実や課題がストーリー中に自然と散りばめられていて、鑑賞後の面白かった余韻に「考えさせられるもの」が心に残る深い作品だと思いました!
ずっとドキドキ!
最初から最後までずっとドキドキ💓スリリングで面白かった〜!火野正平さんがいい味だしてました🥹
アンナチュラルのキャストの皆さんはお話に少し絡んでた気がしたけどMIU404の人達の絡みは意味があったのかよく分からなかった😅
合理と非合理。
血液の如く、常にモノを動かし続けていかなくてはならない業界。指先一つでポチッとした注文も、その先で、見知らぬ誰かがピッキングをし、配送配達される。全てはお客様のためにいかに手早く合理的に行うかが問われる。
ロッカーの落書きの意味が今ひとつわからなかったが、こうした経済の合理性への身を呈した抵抗なのだろうか。
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