ラストマイルのレビュー・感想・評価
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面白かった。けれど
若いときはストーリーが面白ければそれでいいだろと思っていた。それを否定するわけではないけれど、たくさん映画を観るようになってくるとストーリーよりも内容や美しさや作品全体の印象を重視してしまうようになってくる。
それは突き詰めていくとショットの良さに行き着く。
中学生くらいのときは映画評論家の人がショットの良さを語っているのを聞いて、何言ってんのか分からんくらいに思っていたけれど、気が付けば自分も同じこと言うようになってしまった。
何が書きたいかというと、この作品は「面白かった」と断言できるが、映画としてはそこまで良くもないかなということだ。
おそらく高校生くらいのときに観たとしたら文句無し満点と言ったかもしれない。
でも今はテレビドラマの延長みたいなものだなとどうしても感じてしまう。
念のため書いておくが作品に文句を言っているわけではない。この作品は面白かった。
だけどレビューに書くようなことは「HINOMOTOスゲーな」くらいしかない。
全てはお客様のために
劇場鑑賞済み、2回目の鑑賞
ロッカーの謎、共犯の可能性
しっかり考察しようと思ったけど
結局、1回目と同じ印象です。
12か条のひとつ
「全てはお客様のために」
最高のサービスを提供する前に
社員の生命、安全、幸せなくして
成り立たない。
昔、綺麗事言われたけど
結局は従業員は酷使され、疲弊して
何か大きな事件が起きなければ
何も現状は変わらないんじゃないかと
昔の記憶が蘇ってきた。
消費者の欲望がこの事件を
引き起こしたのではないか…
フィクションだけど
僕ら消費者も加害者の一人では
ないだろうか…
耐熱性の優れた乾燥機の
エピソード
安さ、速さ、コストパフォーマンス
ばかりに捉えてはいけない。
本当に大事な事は何か
もう一度考えてみよう
この映画の鑑賞後
Amazonでの購入ボタン押す時に
送料無料サービスに
ごめんなさい、そして
いつもありがとう
少しばかり退屈
答えはそこにあったのに!
よく脚本は転結、から起を考えてから書き始めるという。結から起を繋げるの手法だ。この作品の脚本はいい手本である。とても丁寧に澱み少なく練られているのがわかる。キャラ愛や動きにもアクションリアクションも、それぞれと描かれている。
2時間ちょっとある作品だが飽きさせない。
うちの主観だがずっと出ているキャラたちはいつ活躍するのかと見ていて、本当にラスト間近で動き、ちょい遅いなとは感じた。間の販売会社、本社、運送会社、個人運送が一連の場面である。
ネット通販会社、裏側がこうなのかなと新鮮に観られた。ただ、女主人公と男主人公のやりとりや仕事に関する温度差は、2周しないとわからないだろう。一周目だと女主人公がくどくイライラするし、言いたそうで言わないセリフではなく顔の演技勝負の男主人公。キャッチボールができていないのだ。爆弾騒動で距離を詰めたが、最後まで距離感が掴めない。
朝の報道番組に映画の情報を知ってはいたが、脚本家さんの集大成である。
脚本家自身のほかテレビドラマのキャラたちも総動員した。ドラマを見ていた勢からしたらご褒美でしかない。さらに主題歌も米津玄師さんだ。外れるはずがないテンプレ王道映画作品なのだ。
よかったのは主人公同士の恋愛軸はなく、他テレビキャラクター総動員した点。
悪かったのは救いがなかった点。
観る人に、カタルシスを与えることは間違いない。
時間が盗まれることのない安心作品だ。
ぜひ、騙されたと思って観てください!
まったくリアリティーのない、日本のTVドラマによくあるご都合主義のグダグダ脚本
ECの物流に関してはよく取材していると感じたが、それ以外はまったくリアリティーのない、日本のTVドラマによくあるご都合主義のグダグダ脚本。主人公の性格は突拍子もないうえコロコロ変わるし、警官は全員コメディー演技。
宅配を使った無差別爆破テロという日本では前代未聞の非常事態が起き、死者重症者多数発生しているにも関わらず全員ノホホンとしており、物流センター責任者の満島ひかりは「死者がでようが知らん人だから構わない」と事件の情報を隠蔽する始末。人類の敵だとしか思えない主人公だが、ラストではなぜかいい人みたいな雰囲気になっており、本当にしらける。
そもそも仕事のストレスで自殺未遂をした婚約者の恨みを晴らすという理由で無差別爆破テロを実行する人っていますか?ストレスを与えた企業ではなく、子供を含む一般人を狙った無差別爆破テロですよ?わざわざ物流センターに潜入して荷物1つに1つに爆薬を仕掛けるなら、物流センターを爆破すればいいのでは?筋立てがむちゃくちゃすぎる。
脚本はTVドラマのスペシャル回以上のものではないが、撮影・美術はよかった。シェアードユニバース部分はともかく、キャスティングも素晴らしい。特に岡田将生。
音楽は虚仮威しのものしか鳴らなくて、最悪に近かった。脚本は酷いが何気に音楽はそれ以上に酷かったかも。
もやもや
最後の爆弾が意味不明。セール前に注文された発送済みの商品をピンポイントで1個探すのは無理があり過ぎ。もっと、注文されて未開封だってあるだろ?
この1点が、強引過ぎてラストでしらけた。
本当の意味でのブラックフライデー
演出が稚拙
シリアスな内容を軽くするためか終始複数の登場人物に不用意なオチャラケキャラを演じさせている。大変不快である。ギャグの本質を全く理解してない稚拙な方法である。制作側が映画の状況のシリアスさに耐えきれず誤魔化しのためにギャグを入れる。特に可哀想なのが満島ひかりのキャラ設定と演出である!リアリティにほど遠い。配役に相当力が入っている分、それぞれの演技が誠に痛々しい。ただしエンディングだけがまぁまぁ。これありきで物語が組み立てられた可能性がある。ロジの社会問題性、シングルファミリー、女性参画問題・・・盛り込みすぎの上にエンディングが良く分からず⁉️😓解明のためいくつかの考察を読むが制作側は鑑賞者に丸投げ解釈ばかり。挙げ句はエンディング曲との考察や、ベースになったドラマの解釈から引っ張ってきているものも散見。これはもう本作品が映画として成立してませんと宣言してるに等しい‼️★2でも甘いような気がしてきた・・・・
いろんな人が動いている
満島ひかりさんを観ているだけで面白い
満島ひかりさんは、やっぱり凄い女優さん。
それがありあり分かる作品。
謎が演技に含まれ、表情や声色が秒毎で変わる機微。
目が離せなくなる演技を楽しんだ。
ああTBSのドラマの寄せ集め。的に思えたので公開時ヒッ
トしていた様子でしたが興味がもてず、
観ても、やはり、ドラマスペシャル的で、イベント映画として捉えるべき、
なんでしょう。
評価も高いのは観客の心情に寄り添える作品、
だからでしょうね。
皆さん、御自愛ください。
僕も宅配便を、平気で使うカスタマー。
送料はなるべくかからない金額で買い物をしているので、
ラストマイルを務める方々には申し訳ない、
敬意と感謝を言葉でしか伝えられません。
僕も若い時は『苦労は買ってでもしろ』と
あたりまえに言われ、
好きなことを仕事にしているんだからと残業も当たり前、
女性上司からのパワハラモラハラセクハラも当たり前、
男は据え膳食わぬは男の恥と嗤われ、
福祉や医療の仕事をしても下品さを拭えない環境で働いてきました。
それが日本です。
勝手に『まだまだ働き盛りだ』とこき使われ、休憩時間も早めを上がり、当たり前のように動く。
マジメな人間を雑巾のように使うのが、
この日本です。
どうぞ、御自愛ください。
自分を大切に。
自分たちの生活様式を改めて見直そう
いわゆる連続テロ事件のパニック作品かと思って観ていると次第に現代社会のあり様、殊にcustermer-centric (お客様第一)を謳いながら労働者を使い捨てにしていくビジネスのあり方、の闇の部分に鋭いメスを入れていき、あたかもケン・ローチ監督の『家族を想うとき (Sorry We Missed You)』(2019年)をも想起させるような展開にもなっていくのには舌を巻いた。選択に間違いはなかった。さすがです👏
しっかり我々一人ひとりが自分たちの生活様式を改めて振り返ってみることを迫ってくる作品。
興行(マーケティング)的には『アンナチュラル』と『MIU404』の両方のドラマの演出を手掛けた塚原あゆ子が監督を務め、両者と地続きの世界線にある物語(その結果、驚くほどのオールスターキャストになっている)というのがウリなのかも知れないが、捜査関係がMIUから、法医解剖関係がUDIからのメンバーになっているだけで、完全にシームレスになっているため、それらのドラマを全く知らずとも問題なく楽しめる(せいぜい綾野剛演じる刑事がなんであんなにチャラいんだ?と思うくらいかな)。
流通業界の闇を舞台にしたミステリー風の流れだけれど
リアルにしようとしてリアルから外れる
何故こんなに視聴されているのか?
わざと感情移入させないようなキャラ設定なんだろうけど、満島ひかりがイラつかせる(そういう点では素晴らしい)
ただ、何故か棒読みっぽく聞こえるのも、なんだか
あと人事データに単なるロジスティクスのセンター長がアクセス出来ないでしょ
あとX線検査機なんて、USから送付するとしても1日で日本に来ないでしょ
メディカル関係の配送もGxP(ここではGDPだけど)をちゃんと理解してればこんなことはないけど
また、今までのドラマでの繋がり入れたかったんだろうけど、ちゃんと監修されていればもう少しまともにできたように思う
リアルにしようとしたんだけど、プロデューサーや脚本家が妄想してこんな感じでしょ。と脚本に落とし込んだんだろうなと思う映画になってしまっている
インフラってすごい・・・
技術屋なのでAmazonとかのロボットのことはけっこう知ってるしビデオもいろいろ見たことあったけど、実際のロジスティックスの様子を詳細に見たのははじめてかも。まるでNHKとかの番組見たい。その様子を娯楽作品の中に取り入れたのはすごい!
役者さんたちもいい感じだし、緊迫感もってはらはら最後まで見てました。
個人的に残念だったのは、プロットが弱いとゆーか。犯人の動機もやり方も全く共感できないのはまぁおいておいても、もし自分が犯人だったら事の成り行きを見届けたいだろうな、と思う。これ見て後からどうやって犯人にたどりついたのかを思い出せる人、少ないと思う。
映画としては完成度すごく高くてみんなに見て欲しい!
満島ひかりがあまりにシゴデキ天才すぎて 共感が難しいと言うか 少し...
満島ひかりがあまりにシゴデキ天才すぎて
共感が難しいと言うか
少し置いていかれる感を感じた
最後の謎解きも結構スピーディーで
人にいろんな見どころとか含め
解説されてからもう1回観たら
すごく理解深まってさらに楽しめそうと思った
これを受けて物流を減らしてでも
物流業界の労働環境を改善していこう
という思考や感情になれる人は
すごく人間のできた人だなあと思う
全てが明らかになるわけでないので
考察で楽しめる部分がある、とも言えるし
結局本当のところがどうだったのか分からないから
なんだかしっくりこない、もあるような
野木亜紀子脚本でなければ
映像が観やすかったで比較的高評価で終わりそうなのに
野木亜紀子脚本と思うと
もう少しなにか、を期待してしまう自分がいた
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