ラストマイルのレビュー・感想・評価
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テレビっぽい映画(もちろん褒めていません)。
とにかくテレビっぽい。よく言えば俳優陣が豪華なのだろうが、テレビっぽい俳優ばかりで安っぽい感じがした(例外的に火野正平、宇野祥平親子は良かった)。プロットは面白いと思うし主演の2人も良かったのだが、途中からのストーリー展開にサプライズがなさすぎるのとEC企業に対する偏見が強すぎると思った。そしてCGも安っぽい感じが否めなかった。
後味悪い(苦笑)
後味が悪い、、、
終わって
「あー、この映画見て終わらない。実生活で続くんだわ、、、」
と、思ってしまった。
私は、仕事を始めると、生活のほぼ100%が仕事になってしまう。で、そんな年月を経て、今後悔している部分もあるので、めちゃくちゃわかる部分があった。
たかが仕事なんだよなぁ。
と、思っていた。
が、その後、時間が経って、書いている今はちょっと感想が変わっている。
100%仕事の日々を無駄だったと思ってしまう自分の判断が、ある意味、洗脳されているとも取れる。
多分,私の性格上、同じことをするのにも「仕事」になった方が動く。趣味の方がやる気が出る人もいるだろうし、ボランティアの方がやる気がでる人もいるだろうし。
であれば、仕事を頑張るのでもいいんじゃない?
その人、その人によって、やりやすさは違うんだから。
そして、占い(分類法?)で、自分の性格を判断された。
「他人のために動く方が、効率もよくなるし、やる気もあがる。なんなら、実は多才だから、他人のためならなんだってできてしまうようになる。が、自分のためだと、てんで動かない」
と、言われ、納得。
他人の家の掃除だと苦じゃないし、ものすごく細かいところまでやらないと気が済まない。が、自分の家はやる気がおきない、、、笑
仕事を一生懸命やるのはバカ
効率よく「稼ぐ」のが大事
っていう価値観に食われてたかも。
この世の常識が正しいとは限らないし、
もうだいぶ「資本主義」に食われてるこの時代の常識なんて?だらけだしなぁ。
例えば、スタントマンという職業は命をかけることが多いと思うけど、「体じゃなくて頭を使う仕事の人」が仕事に命をかけるのはバカなのだろうか?
まぁ、一生懸命がんばる人が、普通に暮らせる世の中になるといいな。今はそうとも限らないから。
試されてるのかなぁ?
ここまで書いて、映画からめちゃくちゃ話がそれてると反省。。。しかも、多分、この映画で描きたかったことと違うことを書いてるような💦
資本主義、バンザイ!と、思われてしまうかも.
と、感想が変わったのでまた観に行きたいと思います。
阿部サダオ最高。
流通業界は大変
社会とは
物流業界の内輪話
センター長よる物流センター紹介や関連会社や下請業者のハードワークに対してストライキを扇動して請負代金値上げした話!?
何処がサスペンスか分からない?
むしろ、嫌味なポジティブ思考顛末考だな。
キャスティングの間違いではないかなぁ
見慣れた役者が多過ぎて胡散臭い話に終わってしまった。
( ̄∇ ̄)
ラストマイル
劇場公開日:2024年8月23日 128分
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、
両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。
流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、
やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。
関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。
主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、
事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二「MIU404」の酒向芳が出演。
さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。
主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。
ラストマイル
字幕メガネマーク 音声ガイドマーク
劇場公開日:2024年8月23日 128分
自分が止める
誰かが犠牲にならなけらば止められない
誰かを犠牲にしなければ止められない
とてもメッセージ性の強い、力がある作品でした。
観終わると世界がいつもと違って見えるようなそんな作品。
飽きるところもなくずっと世界に引き込まれる、とてもすごい作品です。
この映画観てよかったなぁって今年1番思いました。
すごく考えさせられる内容になってるのに、すごくエネルギーを貰えました。こんな作品あんまりないな。
これは紛れもなく〝映画〟だ!
テレビ局が制作する映画、特にTVドラマ起点の劇場版というやつにはガッカリすることが多くて、その理由はたいてい映画的スケール感に欠けるというものだった。
だが、本作はその点において立派な劇場用映画だった。
冒頭、多摩都市モノレールの車内で、ガラスに映る反対側に座っている満島ひかりにスコープを当てて見せるところから、TVドラマとは違う映画的な丁寧さが表れている。
連続爆弾事件が題材で、犯人捜査と並行して残りの爆弾を探さなければならないという構成。
この、いつ爆発するかというハラハラドキドキの演出が秀逸だ。
編集は板部浩章という人で、編集の力もあると思う。
物語はほとんど満島ひかりが引っ張っているのだが、前半と終盤にこのスリル溢れる演出があるから、緊張が緩むことなくサスペンスを楽しめる。
監督の塚原あゆ子はTBS系の制作会社に所属している演出家らしいが、『コーヒーが冷めないうちに』など何本か映画の監督もしている人。
どうやら、荷物が爆発して物流が混乱する初期アイディアは監督によるものらしい。
爆弾を探すために物流を止めるか、販売を中止するか、しかしビジネスは守らなければならない。厳しい状況に追い込まれた主人公が畑違いの犯罪捜査に乗り出すのではなく、自身のビジネス環境の範囲内で事件解決=業務遂行を図るというストーリーにも好感が持てた。
利益至上主義に疲弊する人、下請け業者・孫請け業者・ひ孫請け個人事業主のヒエラルキー、運送業界の労働環境などの社会的題材を背景に、あくまでもエンターテイメントに徹した野木亜紀子の脚本の物語構成も上手い。
離婚して二人の子供を抱えたシングル・マザーや、会社が倒産して老父の運送業を手伝っている中年男が、どこでこのサスペンスに絡んでくるのか、このとんでもないまとめ方。
製作者・監督・脚本家の三名の女性が共通のTVドラマ「アンナチュラル」「MIU404」とのシェアード・ユニバースだというが、ドラマのキャストはゲスト的な扱いに過ぎない。知らずに観ても“ちょい役が豪華だなぁ”と感じる程度で楽に観られた。
公開がロングランしているのも頷ける、気楽に楽しめて、スケール感も味わえる良作である。
面白かった!
便利さ安さの裏側にいる誰か。
満島ひかりさんの演技が素敵でした
もっと見たい!
物流活劇
あの世界的大企業を舞台にした物流活劇。事件をきっかけに、人々の生活を支えるさまざまなレイヤーの職業人の日々の苦悩が炙り出される。高度に発達した私たちの社会の緻密でありながらも、一方完全にとめることの出来ない暴力性を感じることができた。
amazon
この問題は今なお続いている、現在進行形の課題に切り込む
今やネットショッピングは日常生活にすっかり浸透している必要不可欠な存在となった。どんどん世の中が便利になっていくということは、消費者目線では非常にありがたいことだ。私自身もその恩恵を受けている一人である。
他方、労働者目線で考えてみるとどうだろうか。少し違った見方ができるかもしれない。便利になればなるほど、当然のように、消費者は便利なサービスを当たり前のこととして求める。企業は利潤を追求するためにその声に耳を傾けざるを得ない。果たして、その裏側で働く人々のことをどれほど考えているのだろうか。下層から中間にいる人たちは、半ば使い捨てのような働き方を強いられる。
下請けともなると、尚のことである。すでに、運送業の人手不足は世間でもよく知られた社会問題となっている。消費者はどんどん便利になっていくことを求めるが、それが必ずしも人類全体の幸福をもたらさない。なぜならば、一部の働く人々を消耗品のように扱っている側面が否定できないからである。そうした人々が、現状に不満を表明し、仕事を受けてくれなくなったら、どうなるのか。今まで何とかなってきたから、これからも大丈夫ということはない。そういう危機意識を感じざるを得なかった。
今作における巨大物流センターでの出来事は、効率化を追求する現代社会が抱える問題を象徴している。舟渡エレナ(満島ひかり)は、一見して巨大資本の代弁者かのような振る舞いをしているようにも見えたが、結局はそうでなかったということがわかり、安堵した。また、梨本孔(岡田将生)は、時折「虎に翼」星航一の姿がオーバーラップしたが、ブレないキャラであった。きっと彼ならばこの先も大丈夫だろう。現在進行形の問題を巧みに描いた野木亜紀子氏にも大拍手!
現実離れしてる
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