ラストマイルのレビュー・感想・評価
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観客をしっかりと引っ張る見応えのある映画
次々と起こる爆破に対する大手販売のやり口 お客様の満足!のために首を絞められる物流をはじめとする働き手 現在の我々を映し出す
今年度の賞レースを総なめ⁈
社会派エンターテインメントとして優れた作品だと思う。満島ひかりほか演技陣も素晴らしかった。おそらく今年度の賞レースを総なめするのではないか。 ただ1回観ただけでは理解できない部分が多く、2回観させようとする作戦か?とも感じた。 「アンナチュラル」や「MIU404」のタレントを登場させるのはファンサービスなんだろうが、個人的にはそこに時間を費やすより、なぜ山崎佑とその恋人があのような結末に至ったのかを丁寧に描写した方が、もっと深みのある作品に仕上がったのではないかと思った。
近代の奴隷制 潜入ルポ デイリーファスト帝国の闇
おもしろかった。 やや民放ドラマ的なノリは感じてしまうものの、映画としてまとまっていて楽しめました。 いやー、もう最近前情報ナシで観たら続き物予定で話が中途半端に終わるのが多くて・・・。 関連ドラマ等は未鑑賞です。 ミステリー的要素で、この人が犯人?いやこの人がもしかして?という惹き方は、なかなかいい塩梅だったかと。 DairyFastというか某尼...の裏方ってこんな感じなのかな~って実際に携わったことの無い人へのアピールにもなっているのが良いです。ドラマ式にだいぶデフォルメはしているのでしょうけども。 ちょいちょいと「??」な点はありますが、大筋で楽しめたのでヨシです。 (サラが経歴を消して送り込んだ理由とか) (そもそも送り込んだところで何になるの?とかわかりづらい) (日本法人の代表の人と、チームマネージャーの人が判別しづらいところがチラホラあった) (爆発の規模がその都度毎に波がありすぎる・・・羊運輸の元日立…じゃなくて元ひのもとの人がなんであれで無事だったのかとか、ドラム式洗濯機ってそんなに頑丈なの?とか) 「潜入ルポ アマゾン帝国の闇」 (横田 増生 著)が以前気になってまだ未読なので思い出して読みたくなりました。 お客様第一とかどんなに耳障りの良い建前を掲げても、結局自分たちが儲けたいだけじゃんね? 昨今の政治家と変わらない印象。 彼らの立場にすれば「そういう他ない」感じなのもわからなくもないのだけども。 他者をダシにした建前で、私利に偏った思想を隠している。欺瞞。 配送業者の人たちだって、業務外ならお客さまだしねぇ。そして、社員ではないから奴隷のように都合よく使い放題切り捨て放題。そういう欺瞞に対する描写も少しだけ描かれているのが良かったです。まぁ先日プライム感謝デーでポチらせて頂いたばかりの私が言うのもナニですけど(いつも置き配でお願いします、関係各所の方々のおかげです。ありがとうございます) いずれにしても、現代であってもやっていることは過去の歴史と同じなのですね。 支配と従属。 最初は甘い顔で入り込んで十分後戻りできないレベルで依存的に広まった後からは、じわじわと締め付けて収奪を開始する。これは単純化すれば近代の奴隷制と呼んで差支えないでしょう。アヘン貿易然り。 誰かが犠牲にならないと世間や世論は動かない。その前に想像力で物語の力で示すのはとても意義のある事だと私は評価します。 いやまぁ、見えないところ見えづらいところで既に多くの人が犠牲になっているとも思われますが…。
0にする(立ち止まる)大事さが分かる映画
2024年問題を提起 大手ECサイト会社が利益優先で台頭していく中、ドライバー不足という社会問題について考えさせられる 一つの大手ECサイト会社が上から目線で下流の宅配業者やそのドライバーを苦しめる この会社の風土が従業員をも苦しめていく 「お客さんのため」という社訓、実は「会社の利益のため」に全て変換できる都合のいいもの 社会になくてはならない発達した物流システムを停止させることがどれだけ大変か身に染みる それが限度を超えて人の命に変えてでも物流ラインを止めようとする しかし、それもうまくいかない 物流ラインの稼働率を0に ストライキで物流システムを0に なんでも一度立ち止まって考え直す必要があるのかもしれない 展開が読めそうで読めない最後までハラハラする映画だった
興行成績が良いので見た
とりあえず時間あり一番興行成績良いので見ましたが劇場で料金払って見た条件では余り評価できませんでした。いっしょに見た友人が関連のテレビドラマ見ていたらしくまた推し俳優さんが出てましたのですごく良かったと言ってましたが自分はそう言うのないのでまったく事前情報なくダダ興行成績かなり良いので付き合って見ただけではいけない作品ようです。
テレビっぽい映画(もちろん褒めていません)。
とにかくテレビっぽい。よく言えば俳優陣が豪華なのだろうが、テレビっぽい俳優ばかりで安っぽい感じがした(例外的に火野正平、宇野祥平親子は良かった)。プロットは面白いと思うし主演の2人も良かったのだが、途中からのストーリー展開にサプライズがなさすぎるのとEC企業に対する偏見が強すぎると思った。そしてCGも安っぽい感じが否めなかった。
痒いところに手が届かない映画だったな。 ヒーロー大集合!は可もなく...
痒いところに手が届かない映画だったな。 ヒーロー大集合!は可もなく不可もなくになりがちやしな。 俺はもっと悲惨なのが見たかった
後味悪い(苦笑)
後味が悪い、、、 終わって 「あー、この映画見て終わらない。実生活で続くんだわ、、、」 と、思ってしまった。 私は、仕事を始めると、生活のほぼ100%が仕事になってしまう。で、そんな年月を経て、今後悔している部分もあるので、めちゃくちゃわかる部分があった。 たかが仕事なんだよなぁ。 と、思っていた。 が、その後、時間が経って、書いている今はちょっと感想が変わっている。 100%仕事の日々を無駄だったと思ってしまう自分の判断が、ある意味、洗脳されているとも取れる。 多分,私の性格上、同じことをするのにも「仕事」になった方が動く。趣味の方がやる気が出る人もいるだろうし、ボランティアの方がやる気がでる人もいるだろうし。 であれば、仕事を頑張るのでもいいんじゃない? その人、その人によって、やりやすさは違うんだから。 そして、占い(分類法?)で、自分の性格を判断された。 「他人のために動く方が、効率もよくなるし、やる気もあがる。なんなら、実は多才だから、他人のためならなんだってできてしまうようになる。が、自分のためだと、てんで動かない」 と、言われ、納得。 他人の家の掃除だと苦じゃないし、ものすごく細かいところまでやらないと気が済まない。が、自分の家はやる気がおきない、、、笑 仕事を一生懸命やるのはバカ 効率よく「稼ぐ」のが大事 っていう価値観に食われてたかも。 この世の常識が正しいとは限らないし、 もうだいぶ「資本主義」に食われてるこの時代の常識なんて?だらけだしなぁ。 例えば、スタントマンという職業は命をかけることが多いと思うけど、「体じゃなくて頭を使う仕事の人」が仕事に命をかけるのはバカなのだろうか? まぁ、一生懸命がんばる人が、普通に暮らせる世の中になるといいな。今はそうとも限らないから。 試されてるのかなぁ? ここまで書いて、映画からめちゃくちゃ話がそれてると反省。。。しかも、多分、この映画で描きたかったことと違うことを書いてるような💦 資本主義、バンザイ!と、思われてしまうかも. と、感想が変わったのでまた観に行きたいと思います。
阿部サダオ最高。
サラリーマン必見。社長やエリートがどんな風なモチベーションを持ち行動しているか、分かる貴重な作品。
何でも偶然が重なるか?何て細かいことはどうでも良い。エンターテイメント何だもん仕方がない。
あと、脇がすんごく固い。
貧乏ドライバーの親子が痺れた。まさか、エンディングで洗濯機が出るなんて。痛快過ぎる。
男の監督だと思った。
信じられない出来。
賞取るよ。最高。
流通業界は大変
配送物に爆発物というのは恐いよね。 箱を開けるシーンがあるたびにビクビクしてしまったよ。 現実でもこんなテロや脅迫が起きる可能性は十分ある。 それに備える術もないというのも恐ろしい。 その話は置いといて映画のほうは脚本とキャスト、音楽は良かった。 物流問題の社会風刺を入れているのもいい。 ただ結果的には豪華なキャストで良かったが他ドラマを無理にコラボさせる必要はあるのかと感じてしまった。
社会とは
現代社会の問題点を焦点にあてた映画。 ノルマ・下請け、その中間に挟まれてる人間がリアルに描かれていた。 仕事にプライド持ってるシーンカッコいいと思った。 最初の伏線が最後に回収された 役者さんの演技力が高い作品だと思う!
物流業界の内輪話
センター長よる物流センター紹介や関連会社や下請業者のハードワークに対してストライキを扇動して請負代金値上げした話!? 何処がサスペンスか分からない? むしろ、嫌味なポジティブ思考顛末考だな。 キャスティングの間違いではないかなぁ 見慣れた役者が多過ぎて胡散臭い話に終わってしまった。 ( ̄∇ ̄) ラストマイル 劇場公開日:2024年8月23日 128分 テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、 両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。 流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、 やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。 関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。 主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、 事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二「MIU404」の酒向芳が出演。 さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。 主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。 ラストマイル 字幕メガネマーク 音声ガイドマーク 劇場公開日:2024年8月23日 128分
自分が止める
誰かが犠牲にならなけらば止められない
誰かを犠牲にしなければ止められない
とてもメッセージ性の強い、力がある作品でした。
観終わると世界がいつもと違って見えるようなそんな作品。
飽きるところもなくずっと世界に引き込まれる、とてもすごい作品です。
この映画観てよかったなぁって今年1番思いました。
すごく考えさせられる内容になってるのに、すごくエネルギーを貰えました。こんな作品あんまりないな。
これは紛れもなく〝映画〟だ!
テレビ局が制作する映画、特にTVドラマ起点の劇場版というやつにはガッカリすることが多くて、その理由はたいてい映画的スケール感に欠けるというものだった。 だが、本作はその点において立派な劇場用映画だった。 冒頭、多摩都市モノレールの車内で、ガラスに映る反対側に座っている満島ひかりにスコープを当てて見せるところから、TVドラマとは違う映画的な丁寧さが表れている。 連続爆弾事件が題材で、犯人捜査と並行して残りの爆弾を探さなければならないという構成。 この、いつ爆発するかというハラハラドキドキの演出が秀逸だ。 編集は板部浩章という人で、編集の力もあると思う。 物語はほとんど満島ひかりが引っ張っているのだが、前半と終盤にこのスリル溢れる演出があるから、緊張が緩むことなくサスペンスを楽しめる。 監督の塚原あゆ子はTBS系の制作会社に所属している演出家らしいが、『コーヒーが冷めないうちに』など何本か映画の監督もしている人。 どうやら、荷物が爆発して物流が混乱する初期アイディアは監督によるものらしい。 爆弾を探すために物流を止めるか、販売を中止するか、しかしビジネスは守らなければならない。厳しい状況に追い込まれた主人公が畑違いの犯罪捜査に乗り出すのではなく、自身のビジネス環境の範囲内で事件解決=業務遂行を図るというストーリーにも好感が持てた。 利益至上主義に疲弊する人、下請け業者・孫請け業者・ひ孫請け個人事業主のヒエラルキー、運送業界の労働環境などの社会的題材を背景に、あくまでもエンターテイメントに徹した野木亜紀子の脚本の物語構成も上手い。 離婚して二人の子供を抱えたシングル・マザーや、会社が倒産して老父の運送業を手伝っている中年男が、どこでこのサスペンスに絡んでくるのか、このとんでもないまとめ方。 製作者・監督・脚本家の三名の女性が共通のTVドラマ「アンナチュラル」「MIU404」とのシェアード・ユニバースだというが、ドラマのキャストはゲスト的な扱いに過ぎない。知らずに観ても“ちょい役が豪華だなぁ”と感じる程度で楽に観られた。 公開がロングランしているのも頷ける、気楽に楽しめて、スケール感も味わえる良作である。 面白かった!
便利さ安さの裏側にいる誰か。
塚原あゆ子×野木亜紀子タッグの作品はどれもストーリーのテンポが心地よく、色んな伏線が張られていて面白い。 そしてどこか人間の儚さや社会に対する不条理、やるせなさをいつも感じる。 2024年問題にも繋がる本作品。安さや便利さの裏側には、必ずそれを叶えようと奮闘する誰かがいる。 そう感じさせてくれる映画でした。私の経営でもしっかり考えたいと思います。全国の配送業に関わる方々に感謝です。 それにしても阿部サダヲ、いい役者だ。
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