ラストマイルのレビュー・感想・評価
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いやー、見事!
僕は以前国鉄で運転士をしていた。
JRに変わるとき、口で言えない
悲劇をたくさん見た。
いつかそのことをエンタメに昇華し、
物語を書きたいとずっと思ってきた。
そのためにつぶさに資料も読んできた。
今日本作を観て、「そっかー、こう
描けばいいんだ」と何度もうなずいた。
アマゾンを模した巨大物流センターに
渦巻く下請け、労働者たちの現状を
プロレタリア文学のように描きながら
爆弾テロというサスペンスフルな
物語を展開させる。
僕は未見だが、
監督・塚原あゆ子と
脚本家・野木亜紀子は
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」
の最強タッグらしい。
豪華な俳優陣をこれ見よがしでなく
適材適所、さりげなくキャスティング
するあたりも、素晴らしい。
最近観た邦画では、ベストです。
誰かの犠牲のもとに
誰かの犠牲のもとに世の中は回っているのだと再認識させられる。
働いている本人だけではなく、その後にいる家族や恋人にも我慢を強いているのではないか。普段の行いの中でそこまで考えることはないが、こうして目に見えて示されることで思いいたらせることができる。
会社の理念が世の為から自社の為にすり代わっていく、そのことに気づいている人間はどれほどいるのだろう、自分もその罠にはまっていないだろうかと自戒させられる。
満島ひかるさんは素晴らしかったですね。外資系キャリアをいやらしくなく、その上それらしく演じていました。あんなに上手くアメリカンナイズされた人を演じた人はなかったんじゃないかな。彼女の演技に支えられた映画だと感じました。
岡田将生さんも仕事に諦めたさめた人を嫌な感じをだすことなくいい温度感で演じていました。
彼は朝ドラでもそうですが、セリフのない時の表情の演技が良いですね。意識されてるんでしょうが。
連ドラでやってもよかったのでは?と思わなくもないですが、あの集配センターの巨大さを見せるのには映画が効果的でした。
40-40より、70-40
ほぼ満席だった。
全カット、全パート、
全力投球が観客に伝わっているのだろう。
40-40は大谷翔平ファンに任せて、
ラストマイルの、
70-40を友達に話したくなる。
次は少し後方の座席から、
音を中心に観てみよう、聴いてみよう。
ロジスティ、ロジスティク、
ロジスティックス、、
間違える芝居の方が難しい。
カメラは、
ここまでヨル、
ここまでヒク、
メリハリが効いて、
伏せ気味のポジションも、
美しい。
ワイパーONのままの親子の芝居、OFFより気持ちが生々しく伝わるだろう。
箱だけでなく、
ゲーム本体もあった、
焼き鳥4目並べは、
ネギ4より鳥4の方が強い?
互角?
ゲームを囲める友人、
肩を並べて弁当食べる父子、
プレゼントで笑顔になる母子、
重い荷物を一緒に持つ仲間、
お金で買えないラストマイル。
【蛇足】
コラボは、
「アンナチュラル」
「MIU 404」
と、
NHKのあの番組の医師と、
あの番組のマルカ運輸も署名してないかガン見した、
12か条と共に説得力を増幅させていた。
すごく面白い
ドラマは一つも見ていなかったのだけど、事前に見ていなくても関係ないというような意見を聞いて見てみる。するとさすが脚本家の野木亜紀子さん、おそらく今日本一ではないだろうか、謎解き要素やスリリングな展開で引き込まれる素晴らしいドラマ構成ですっごく面白い。連ドラとの関連は、豪華な脇役くらいの扱いだ。
とある宅配業者でバイトをしたことがあるので、アマゾンみたいなあんなきれいな倉庫は知らないけど、なんとなく雰囲気は分かる。我々が気軽に通販を利用している裏では人々の汗と時間が注がれている。底辺の労働者がストライキをして条件を向上させるが、それがほんの1件当たり20円だか30円の値上げで、涙ぐましい。一方でこの社会では中抜きという不労所得が横行していて、考えると気が滅入るばかりだ。
後から考えると岡田将生はちょっとパソコンをいじったくらいであんまり何もしていない。満島ひかりと恋もしない。
野木亜紀子の脚本✕満島ひかりの演技=絶品!!
まちがいなく面白かった!
まず、
「爆弾」がもつ緊張感がハンパない!
次々とテンポよく展開するストーリー
しかも!
それが謎解きの枠だけに留まらず
社会問題的なテーマもしっかり下敷きにある
さすが、野木亜紀子さんの脚本だわ
ぐっと引き込まれて
あー面白かったって見終わったあと
ネットショッピングサイトの販売の仕方や
それを支える物流業界の現状に
思いをはせることになるとは…
驚いた!
「アンナチュラル」や「MIU404」と
からむシーンも
人寄せパンダ的にならず
さり気なく組み込まれていて
シャレてるなーと思った
それでいて
野木作品の魅力を
あらためて実感させられてしまうところが
ニクい!
そしてなんと言っても 満島ひかり!
ホントこの人うまいよねー
全体をしっかり支えてた
赤い衣装が印象的で
よく似合う
でもって、最後の最後に
米津玄師の「がらくた」がきたー!
作品にもマッチ
もう、言うことなし!
野木さんワールドにどっぷり浸れた
幸せな時間でした!
現代社会への
問題提起。
もっとエンタメしてクライムサスペンス映画かと思いきや、現代社会への強烈なアンチテーゼメッセージが込められた作品だった。
最後の最後まで、テンション下げさせないで、テンポ良く見せ切ったのはお見事!
脂の乗り切ってた頃の踊る大捜査を思わせた。
ただ今の異常なほど肥大化した通販形態は、現代社会の闇を照らしていた。
エンタメとしてだけでなく、問題提起としても心に刺さった作品でした。
令和の社会派ミステリー
最高傑作 たくさんの映画を見てきましたが、様々なジャンルが詰まった映画でした。
もちろん、アンナチュラルも404もリアルタイムで見てきて、そちらからの期待感もありましたが。ドラマを見てきた方、見てない方 評価を補填するとすれば、404のドラマの中でも、ゲスト扱いだったアンナチュラルのメンバー 同じ世界に生きてるんだなと。なので、映画の登場も納得。あれ以上でも以下でもないかな。ドラマが終わっても、同じ(我々)世界でずっと活躍してくれてるんだ〜と嬉しさを大きかったですよね。2つのドラマのメンバーが事件解決の一役に買ってるという意味では、アベンジャーズと言ってもよいですよね。
さて本題 令和の時代の社会派ミステリーというジャンルに当てはまらないほど、いろんな意味がこめられてましたね。古くは松本清張の映画多数、最近では東野圭吾の天空の蜂など、社会問題を提起して、見るものをエンタメに消化させながら、考えさせられる素晴らしい映画でした。
アンナチュラル 404を見ていた私は、映画公開が決まった一年以上前から、推理して、「物流問題に絡んだ、物流関連の人の物流を止めたい犯行」と推理してたので、キャスト発表時に怪しい怪しい、阿部サダヲさんや火野正平さん親子たちが犯人ではないかと推理してました。もっとも私のような凡人が簡単にわかるようではダメですけどね。
今の視聴者、伏線が大好きな我々が楽しめるような伏線もたくさんあり、2回3回と見たくなりました。日本製洗濯機 時差 冒頭の爆発などなど。
舞台は物流業界 小売業界 IT業界の問題提起ですが、どの分野の職業の方にも置き換えて考えると日本の将来、世界の将来が怖くなります。
例えば、レストランや居酒屋、飲食業界。電車や飛行機などの人を運ばせる業種。当たり前のように受けてるサービスの裏にはいろんな方達の努力やアイディアなどが、あるんでしょうね。そういった社会に普通なことが、当たり前になってることに感謝しつつ、2回目のラストマイルを見たいなと思いました。
劇場に足を運ぶ我々の一人一人の思いがラストマイルであるように。少しづつ、良い方向に社会が向かってくように。という制作者さまたち、キャストの皆様の気持ちがわかったように思いました。
素敵な映画をありがとうございました。
野木亜紀子さんの別作品も観たい!
期待してなかったけど気が付けばめっちゃくちゃストーリーに引き込まれてた👀脚本家さん(野木亜紀子さん)の腕がすごい!!アンナチュラルとMIUも観てなかったけど、同じ脚本家さんなら観てみようかなーと思った!
ネタバレ避けるために内容については触れないけど、これだけ人気なのには完全理解✨✨✨パンフレットが売り切れ続出なのはなんでなんだろ……
テンポ良く見飽きること無くラストまで…
去年、劇場で予告を観た時は内容も
満島さん・岡田さん以外のキャストも
知らされていなかった作品だったので
観ようかどうしようか思っていた作品
少しづつキャストが明かされ
内容も『MIU404』『アンナチュラル』も絡んでくるって知って…
これは観なくちゃ…😍って
ワクワクして公開待ちました。
ただMIU404は観ていなかったから
Netflixで予習した程💦
推しの伊吹さんがチャーミング💕✨
物流センター・配送業者の大変さは
自分の仕事上、とても大変なことを知っているが為に
身を乗り出す様な感じで観てました。
あぁ〜わかるぅ〰️宅配の人ホント大変なの😨
私もよく宅配便使うから
『ご苦労さまです。ありがとうございます』は必ず声掛けます。
話の展開もテンポ良く
2作品が絡んだことで
MIU404の伊吹・志摩コンビが出た時は
『おぉ〜』って思った次第です😅
キャストも豪華だったし最後まで見飽きずに観れました。
またまた日本アカデミー主演女優候補か!?
満島ひかりさんの演技スキルとして、熱演なのか素の芝居なんだかわかりませんが、キレてからの泣きの演技力は現役女優さんの中では屈指だと思っていましたが、今回の役どころがまさにそれなので、彼女を主演にチョイスした監督さんなのか制作会社をまずは絶賛したいと思います
話はミステリー要素の強いパニック映画ですが、ダラダラ謎解きシーンも少なく、テンポが良いし、生活に密接な通販サイト大手を舞台にしているので年齢層不問で楽しめます
コラボ2作品を含めて大物俳優さんたちが、ちょい出演でわんさか出てきてお茶を濁したり、CGで違和感を感じる部分もありますが、そんな事が気にならないぐらいひかり様にグイグイ引き込まれるので、そんな彼女を見たい方にオススメします
いや絶対見てほしいです!
満島ひかりさんすげぇ
人気ドラマの繋がりがあるってことで期待して観に行った。少しずつの登場で本線に絡んではいるくらい(巻き込まれている)だったね。贅沢言えばMIU404の綾野剛と星野源はもう少し暴れて欲しかったかも
本線の方だがちょこちょこっと出てきてたのがまとめて回収されて結末はっぴー?な日本のドラマの王道って感じの展開で見てて気持ち良かった。ただだからこそ展開少し読みやすかったかな。
あとは満島ひかりさんの演技がすごかったという印象。初めっからアメリカンな印象がバッチリで仕草とか目線とかかなり良い感じ、どことなくスペースと言うか人との距離とかで真面目が伝わってくる感じすごい上手いと思った。
新しいカタチ
自分たちの世界で起こる事件を同じ世界にこいつらもいたらこんな感じで噛んで来る。
アンナチュラルとかほとんど観ていないけど、こいつらが別の話(事件)で噛んで来るとこうなるみたいなことをやっているけど、本筋にはあまり関係ないですね。
銀河鉄道999にハーロックやエメラルダスが出て来るみたいなことを監督や脚本家が同じ実写映画でやっているみたいなので、スピンオフには遠いけど、知ってるドラマの話の一部みたいな作りをすれば知ってる観客には楽しめる。知らなくても観ていて困るという関わりではないのが、これからもこんな感じの映画が出て来るのでしょうか?
それで本筋の話は無差別爆弾犯人が有力人物から別の人に移り、最後主人公の舟渡センター長まで疑う展開で、12個めの爆弾のありかがハラハラ展開を作り楽しく観てました。いろいろと小ネタが最後に関わってくるので細かい設定をよく見ていたら最後にニヤニヤさせられました。
とっちらかるのは当然
ドラマのファンには音楽が流れてきたところで
テンションが上がる
だけど脇役なんだよね
脇役にやたら目立つ人が入ってくるとどうしても話がとっ散らかる
豪華キャストによる作品だけど、
ひとりの犯人の計画、実行というのがなんとも
(協力者もいる事はいる)
そして犯行の動機、経緯が少し雑
私の感性の鈍さが原因だったら申し訳ないけど
2.7m/s→70kg→0には無情感も怒りもなんの感情も湧いてこない 心震わせるなにかが欲しかった
事件の規模もなんとなく小さくなっちゃってる感じがしてしまった
もう少し褒めるつもりがこんなになってしまってすみません
ドラマファンでもあるので楽しめました
追記
劇場版MIU404の方が作品としては良いものになったのでは
脚本が本当に良い、間違いない
野木先生の本はやっぱり良い
何が良いって、我々の身近な所に目線を当てて非現実と現実のちょうど間くらいをとっているところがなんとも趣深い
普段使っている配達サービスの裏側も
ちゃんと取材されたんだなと思うようなディテールの数々が本に反映されていると感じました。
もちろん塚本監督の映像の繋ぎ方ももちろん良いし、満島ひかりさんをはじめとした俳優陣の演技があるから成立してるとは思うから
今回は大満足の作品になりました
文章まとまらなくてごめんなさい
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