ラストマイルのレビュー・感想・評価
全925件中、541~560件目を表示
う〜ん~~。やや残念!
主演級スターの見せ場確保に、苦心したのでしょうか?浅く広く、深みがなかった。
爆弾犯の無差別殺人に至るまでの動機が薄くて、説得力なし。
また、舟渡エリナ(満島ひかり)の会社サイド人間からラストに至るまでの、心理描写も唐突過ぎて感情移入は無理。共感できませんでした。
宣伝ガンガンやって、主役級スターを出したからと言って中身の良さは別だと、痛感した作品でした。
爽快な鑑賞後感と振り返らない勇気
アンナチュラルもMIU404も見ていたので楽しめました。野木さんの脚本は上手いし、演出も滑らかです。
ただ、まあ冷静に振り返ると、ツッコミどころは多いし、それを強引に納得させるための後付のような説明が多いのも事実。
見終わった後は見応えのある映画だと思ってましたし、二度目や三度目の鑑賞も考えてましたが、これ以上作品のアラに気づくと楽しい思い出を失ってしまうと思い、一回だけの鑑賞に留めておくことにします。
現実の問題も突きつけられた感じ
送料無料だとか、ポチれば翌日や当日に届く。それの裏側をわかってなかったつもりはないけれど、現場の壮絶さを突きつけられました。
MIUが好きで、アンナチュラルが好きで、再集結で、主役は大大好きな満島ひかりさんと岡田将生さんだなんて観るしかなくて期待しかなくて!!
やっぱり満島ひかりさん素敵でした。化粧気のない素の、なんならぼろぼろな役柄でも説得力あるし、しっかりメイクでバリバリに着飾った姿は立ってるだけでもほんっっとに素敵だし。目力、表情、ほんと魅力的。エレナ、強く素敵な女性でした。
ストーリーは、登場人物それぞれの背景や環境が伝わるので、感情移入してしまい、犯人だれ?とか、死なないでほしい!とか、感情が忙しいながらも置いていかれることはなく、最初から最後までずっと引き込まれる見応えのある作品でした。映像も美しい。
機捜やUDIとの繋がりも自然だったし、今でもあの頃と何も変わりなく存在しているということが覗き見れて、うれしく思いました。
便利な世の中だけど、安易にポチポチ買い物するの、考えさせられてしまいました。不在も申し訳ない。そして、箱を開けるときは慎重に。
#ME TOO を超えて
TBS系列を横断するキャスト+スタッフ総動員まつりのような
大掛かりなエンタメ作品でした。
野木亜希子さんと塚原あゆ子さんらしい時代を切り取る鋭い視点に満ちていて、
欲望のままにネットで買い物をする日常を
「それ、大丈夫?」と問いかけられたような気がしました。
いろいろ盛りだくさんだったのですが、
一番心に残ったのは、主人公であるエレナの描き方です。
野木亜希子さんと言えば、『逃げるは恥だが役に立つ』でヒロインに散々、
女が社会で直面する理不尽なできごとを愚痴らせた作家さんで
(原作を未読なので、どこまでが野木さんの本音だったのかは判りませんが)
その方が、本作ではワールドワイドな巨大企業の幹部(これも女性)から派遣された
極東支社の物流拠点マネージャーとして辣腕をふるうヒロインを作り上げたことに、
心底「やった!」と思いましたね。
時代は急速にジェンダー不平等を克服しようとしている空気が感じられて
主人公エレナのラストショットに「かっこいいよ!」と声をかけたかったです。
あ、そうそう。
これからご覧になる方は、火野正平の息子を演じた宇野祥平の前職勤務会社を聞き逃さないように。終盤につながる重要な伏線ですよ~。
面白い!
テレビドラマから生まれた二つの世界「アンナチュラル」と「MIU404」の同じ世界線で展開される物流システムの仕組みを利用した爆弾テロとそれに立ち向かう物流センターの人たちの物語。
アメリカのネット販売大手が日本で行う大型セールBLACKフライデーの商品の中に爆弾が仕掛けられていて、利益を追求したい企業と板挟みに合う運送会社、犯人を追う警察との戦いが繰り広げられる。
犯人は誰か、目的は、どうやって爆弾を仕掛けたか。
多くの謎が少しずつ紐解かれていくと、、、という最初から最後まで、野木脚本が冴え渡っていた。
モデルはもちろんAmaz◯nと、大手運送会社のクロネコ、佐川が起こした物流コストの問題をベースに無差別な小包爆弾という現実に有り得る問題を上手く物語に落とし込んでいる。
大企業の利益最優先の部分を皮肉り、最後は気持ちの良い
終わり方で締めくくる。
2時間飽きずに楽しめた。
追記
MIU404パートの機動捜査隊に前田旺志郎が居たけど、ドラマのイタズラ犯が改心して警察官になったという設定だったのか。あー、スッキリした。
しかもアンナチュラルで自殺した友達の配信をした高校生もバイク便役で出てるのか。なるほど!
罪を贖う。
犯人が使った言葉です。
そういう言葉があるんですね。
被害にあった人も犯人も、事件のきっかけとなった人物も救われず、独りよがりな犯罪で、アンナチュラルやMIUで味わった後味とは異なる、スッキリしない話だったなぁと感じました。
どの登場人物にも共感や感情移入ができなかったのが辛い。
シェアドユニバースの2作品の主人公が持つ「正義」と同じものを期待したのが、この映画を評価できなかった理由かなと思いました。
A●azon使いたくなくなる映画
アンナチュラル、miu404が好きだっので、その世界線の映画、と言う事で鑑賞。
上記2作のキャストがあまり出てない事で批判もあるようですが、そんなちょっとのシーンにこの人が!?という豪華さと、既にキャラクターとして成立している人物がちょこっと出てくるだけで、映画の世界観の解像度が増していて、個人的には程よい塩梅だったと思います。
本編は社会派エンタメとして飽きる事なく鑑賞することができ、出演者も実力派揃いでとても楽しめました。
またam⚫︎zonをモデルとした外資企業の利便性にハマった日本国民に、日本の物流企業が酷使されている実情が徹頭徹尾描かれ、気軽にポチったり、キャンセルしたりしていた自分を恥じました。
映画鑑賞後Ama●onで定期お得便で注文している商品のキャンセルしました。
自分で買いに行けるものは自分で買いに行かないと、自分も破滅するまで酷使されてしまうのでは無いかという恐怖が鑑賞後心をよぎりました。
余談ですが、この映画プライムビデオで配信するんですかね。
ここまで企業批判されても人気作だからamaz⚫︎nも配信するのか、ちょっと見ものですね😅
恐怖の爆弾テロ
................................................................................
ひかりが物流倉庫のセンター長として赴任する。
するとその倉庫経由の配送品が爆発する事件が連続で発生。
さらに全部で12個あるという爆弾テロ予告動画が公開される。
その動画制作の決済履歴から、元社員の倫也が容疑者となる。
が倫也は何年も前から植物状態であることが判明。
ブラックな労働環境に、鬱になって自殺未遂したのだった。
犯人はそれを恨んだ倫也の元彼女で、既に自ら爆弾自殺してた。
ひかりもこの会社のブラックさで精神を患った経験があった。
そしてこれを機に会社を辞める。
................................................................................
ひかりや倫也の弱さや葛藤が事件の背景にあるにもかかわらず、
何か今イチ共感することが少なかったな。
まあ犯人探し物としてはふつーに面白いのやが。
しかし宅配便の無差別爆弾テロなんて、ホンマに最低よな。
宅配便を開封するのが当面怖くなるやんけー。
あとタイトル、最後までラストスマイルと思っとったわw
満島ひかりが素晴らしい!適役!大切な荷物を届けるラストマイル。 配送業者の誠実な想いVS大企業利益追求の弾圧。 世界規模の大手外資系インターネット・ショッピングサイトといえば…。
ショッピングサイトの荷物が次々に爆発する連続爆破事件が発生。
センター長に着任したばかりの舟渡エレナが危機に立ち向かう。
誰もが実在の企業を想定する【世界規模の大手外資系インターネット・ショッピングサイト】「デイリーファスト」。
その巨大な発送センターに、次々に出勤する大勢の社員たちを描く高揚感、心地よいワクワク感。
そこに、新任の若い女性のセンター長が登場。
いかにもやり手であることがわかる段取りの良い、歯切れのいい仕事の進め方が、観ていて実に気持ちいい。
満島ひかりの個性と演技が実にぴったりです。
冒頭の登場から物語に一気に引き込まれます。
そして突如起きる、事件ものの定番ともいえる連続爆弾事件を通して、物流業界の仕組みや内幕、問題点、それらを支える多くの人々が描かれていく。
二転三転する犯人捜し、ミスリードもサスペンスとして面白い。
ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」のメンバーが登場するユニバースも、本筋に邪魔することなく、それぞれが見せ場があって、作品に色を添えている。
「すべては客様のために」という、いかにも善意に満ちた企業のスローガンも、結局はすべて巨大企業の利益追求に言い換えられるという皮肉。何とも外資系らしい。
これに対して「ラストマイル」という物流業界の用語の持つ意味の重さ。
荷物を受け取ったお客様の笑顔のために、休憩時間をも削って、黙々と一つ一つの荷物を届ける配送業者の気持ち。
これを演じる火野正平の演技がいい。
いかにも日本らしい美徳も、大企業に有利な条件を押し付けられて、疲弊していく問題を、娯楽映画に昇華していて実に見事です。
そして、虐げられた人々が団結して反抗する展開も盛り上がる。
最後は、高品質の日本製白物家電と、倒産したその電機メーカーに勤めていた元社員で今は見習い宅配担当者がヒーローという結末。
様々なすべての要素をここまで完璧にまとめ上げる、製作、演出、特に脚本の力!
さすが、野木亜紀子、お見事です!
壮大な事件も最後は、一つの荷物の小さな幸せで気持ちよく締めくくる。
良い意味で、連続ドラマ的な終わり方が爽快でした。
みんな、誇りを持って仕事してんだっ!
非常に邦画らしくないスピード感が出てたね。邦画もここまで来たのかあ、という印象。
他の番組との絡みもあるけど、直接絡んでないのもよいバランス!
見応えあったから、★5でいいよね。
気になったのは、早い段階で満島ひかりが犯人?っていうミスディレクションがあってさ。あのタイミングだと、「あ、違うよね」っていうのがわかりまくり。ここがもったいないかな?種明かしもあっけない。このミスディレクションをもう少しあとにして、種明かしも後にすれば、もっとミステリー感が出せたのになあ。
満島ひかりの役所が、聡明「すぎ」かもなあ。仕事のテキパキさがそのまま犯人探しにも生かされ「すぎ」てスーパーウーマン的に描かれたのは少しなあ、、、と。
全体的にはテンポ感よく行ってたしね。この手の邦画だと配役で生死がわかっちゃうけど、そもそもほとんど死者が出てないのもいいバランスだったなあ。
さあ、困ったぞ。「今年1番」が次々と、、、良いことだけど。
気軽にポチれないかも
展開がいくつもあり、この人犯人か?怪しいと思ってたんだよなーってなってたら、また新しい伏線が出てきて、最後で目が離せない。社会問題とも言える裏テーマ?があり、深かった。満島ひかりの演技はやっぱり上手い。
不条理な世の中で生きていかなければならない
決して他人事として捉えられない作品だと感じた。
これが日本の現状で、現実であることを突きつけられたような気がして、ある意味でショックを受けた。
特に最後のシーン。こんな不条理な世の中でも、明日も明後日も変わらず生活を続けていかなければならないことへの残酷さが身に染みた。
miuやアンナチュラルの頃から、世の中の不条理さを表現しているように感じてたけれど、今回の映画でそれらの結論が出たような気がした。
世の中は不条理で、残酷、だけど、その中でも必死に普通に当たり前に生きていかなければならない。そのような残酷な世界であることを、この作品を見た人全員に感じて欲しいなと思った。
miuやアンナチュラルで子供だった子達が社会に出て生活している場面が何度かあり、不条理さを知っている彼らがそれでも一生懸命に生きている姿として映り、心打たれた。
犯人があそこまで恨みをもつようなことなのかは気になったのと若手刑事...
犯人があそこまで恨みをもつようなことなのかは気になったのと若手刑事はいらないかなと思ったけど全体としては高得点
あと満島ひかりファンなのでやっぱ彼女はいい
若手刑事はドラマからみなのね
物流倉庫の立ち上げに関わった事もありそう言った面でも面白かった
エンタメで終わらせるのはもったいない
エンタメとして面白いだけじゃなく、裏テーマ(なのか?)が深くて、見終わってからずっと考えてる。見る立場によって「正義」は変わる。その正義が暴走すると倫理観ってふっとぶんだなと。気付かないうちに、もしかしたら自分も加担してるかもと言う気持ちに。
息もつかせぬ展開は見事
最後の最後まで気が抜けなかった。この映画、満島ひかりさんが主役だと思うけど、脇を固める人たちの思いや人となりが分かるのも、より映画の世界に没入できる要素だと思う。関連ドラマを全く知らなくても、映画は楽しめるのでぜひ!
鑑賞後に自分に残った問いが重すぎてまだ消化できないし、2回目に行くのが怖かったけど、近々2回目に行くことにした。1回目はストーリーを理解したかったから俯瞰で見てたけど、今度は主人公のエレナにどっぷり入り込んでみようと思う。彼女の視点で見た時に、どんな世界が見えるのか。
テーマがよい
テーマは凄く面白かった。物流ってこんなに複雑な流れになってるんだとか、末端のドライバーって働きに対しての給料そんなに低いんだとかということを調べるきっかけになった。
他作品で出演した人物やBGMが出てきたのは、知ってる人にとっては嬉しい人もいるのかもしれないけど、この作品にとっては少しノイズになったような気がした。穿った見方かもしれないけど無理に出演シーンを増やし、蛇足なシーンも増えてるのではと思ってしまった。自殺未遂したヤマサキの苦しさを、過去を、もう少し掘り下げた描写が欲しかった。
ただ、洗濯機の下りは結構好きだった。洒落た伏線回収だなと思った。
もう一度見ると色々更に見えてきて面白いのかもだけど、劇場じゃなくて家で見たい。連続ドラマでじっくりやったほうが合ってそうな作品。
巨大ショッピングサイトの運営はエッセンシャルワーク
話の筋としては、Amaz○nの日本法人がヤ○ト運輸を虐め、Am○zonの日本法人は米国本社に虐められていたという話です。
市川の道路が封鎖されるあたりも、塩浜の倉庫で間違いないと思いますし、上映中もずっと頭の中はその2社に置き換わってしか観れませんでした。
さて、本筋。
最初の爆発の被害者の指に指輪が見えた気がして既婚者なのかなと思いましたが、ここが後々ポイントになるとは思いませんでした。
とは言え、新センター長が犯人みたいな流れになった時には、それまでの彼女の立ち居振る舞いがテロ行為と全く噛み合わないので、即違うとも思いました。
結局、犯人らしき人物はたった1人。
で、その犯人はじゃあ今どこなのか?
ここがサスペンス的には肝なのかもしれませんが、そんなの警察が捜せばいいんじゃん?あまり興味ないなぁ…と、既にそのあたりまで話が進んだ時には、そんな気分になっていました。
というのも、最初は確かにサスペンス気分で観ていましたが、早い段階で流通業・運送業の大変さに目が移ってしまい、この事態をどう収拾させるのか?だけに気持ちが入ってしまっていましたので、テロ前に犯人が自殺していたのは、トリックとしては面白いけどまぁあるだろうなぁ程度の関心度。
それよりも…
すべてはお客様のために。
サラリーマンなら嫌ほど体験する建て前と本音。
「会社の利益のため」と言う副センター長に対し「違う、お客様のため」と社是を言うセンター長。
全くもって苦い、苦々しいです。
本人は、米国本社からの示唆で犯人と繋がる情報を削除したり、本国の株式市場が開く時間を考慮してマイナス情報の発表のタイミングを決めたりと、全面的に会社の利益のためにしか動いていなかった上でのセリフ。
とは言え、使える物は何でも使えとばかりに警察官を検査用員としてでも、とにかく出荷を止めない姿勢は、鬼気迫るぐらいの凄みを感じました。あのくらいの押しの強さがないと外資で生き残れないのかなと、ちょっと引いたくらいです。
それと運送業者も、安い請負料金のため、常に人手不足と高齢化で厳しいところに、危険物混入の責任まで擦り付けられそうになるところも、一般的な会社でもよくありそうな力関係の話だなと心を痛めて観てしまいました。
ただ、この業界自身も、早く人海戦術に頼る仕組みから切り替えていく技術やインフラを整備しないと、この問題の根本的な解決には至らないわけなのですが。
それもこれも利益優先の行動というより、ここまでの巨大なショッピングサイトになると、他の様々なエッセンシャルワークとも密接に関わってしまっていて、最早止めることは許されない状況であるという事実。
自分としては、その部分がこの映画で一番身に染みたところでした。
和製アベンジャーズ(笑)
ぽちっとしてから、我々の手元にくるまでの物語を
こんなにデンジャラスに
こんなにワクワクする物語になるとは…
しかも、出演者がみんな主役級の方々!
これはもうアベンジャーズ!
面白くないわけがない❗
楽しくみさせていただきました
欲を言えば、満島ヒカリさんは清純すぎて、勿体ない感じでした
全925件中、541~560件目を表示