ラストマイルのレビュー・感想・評価
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社会に問う、これで良いのか?
アンナチュラルもMIU404も大好きなので、登場時はつい声が出てしまうくらい興奮したー。全体内容としては社会派で、流通業界と我々消費者に、ポチッとするだけで翌日配達される、確かに便利だけどその為に泣いてる人がいる。本当に世の中はこれで良いのか?と問いかけてくる重さがあります。がそこは流石の塚原新井野木チーム。軽妙でテンポが良くてハラハラドキドキ飽きさせず、重くなりがちな話が和らぐ。また、チグハグな相棒感もアンナチュラル、MIU404に通じる、だんだんと信頼し合うようになる仲間の尊さみたいなところも上手い。いくつか伏線を回収しない会話とシーンがあるけど、「白い手帳」は考察の余地あり。これは解らないのでどういう意味か知りたい。誰か教えて。泣けたのは洗濯機のくだり。伏線がバチッとハマるのもこのチームの特徴だなあ。あと俳優の演技も実に素晴らしい。感動。
満島ひかりは凄い人だわ
やっと観に行けました😊
2時間がアッと言う間に過ぎて行って、評判が高いのが納得です。
全体を通して、面白く観ることができました。
サスペンスのワクワク感とハラハラ感もちゃんとあって、なかなかの出来です🩷
爆発するかもーという、何ともいえないドキドキした感覚はたまらないですよね。
犯人や爆破の謎が解けていく、鳥肌的な感覚も好きです。
船渡エレナ役の満島ひかりが、またたまらなくいいです。
最初から最後まで怪しすぎて(笑)演技がうますぎて、騙されてしまいました。
脱帽です(笑)
ラストの展開はそれなりに手に汗を握り、緊張感ありで本当に良かったです。
しかしストーリーとしては面白いのだけど、サスペンスとしては、少し物足りなかったような気がします。
観る前はもっと派手なテロのような連続爆発、サイコパスのような犯人なのかと思ってました💦
それに本当に会社を恨んでるのなら、爆破してうろたえてる様子を、自分の目で見届けてなければ意味がないような気もします。
最初の爆破で。。。は、違和感を感じてしまいました。
後は「アンナチュラル」と「MIU404」との絡みは、はっきり言っていらなかったかなぁと思いました。
それでもキャスト陣は豪華だし、展開のテンポも良くて、全ての伏線を回収した終わり方も満足です。
結局なんだかんだ言っても、とても面白くて良かったです💕
俳優達の演技は高評価なんだけど
アンナチュラルもMIU404pも大好きで何回か見直してるくらいだったので期待を込めて鑑賞してみたが、どうなの❓面白くないって事はないけどめちゃくちゃ面白いか❓と言われればそうでも無かったような。気がするなぁ。ハードル上げて見ちゃダメだね。やっぱり。スッキリ感もそれほど感じられなくなるべくしてなるようになったなぁって感じかな?
ワタルゥー
宅配便委託ドライバーの地味な親子(ダブル・ショウヘイ)が最後の最後に、オイシイところをかっさらっていったなぁ、笑 劇中でももう手に入らないヒノモトの頑丈実直な製品、なんだか欲しくなりました。
業界的には「ラスト・ワンマイル」のお話。ノマドランドでも取り上げられた世界最大のネット通販サイトの物流センターが舞台(モデル)。「奇跡」の時間指定、翌日配達、無料配達には、皆んな薄々気づいてる理由がある。自戒を込めて、改めて物流業界(そして日本全体の下請け構造)に潜む社会問題に目を覚まされるクライムサスペンス!
友情出演のアンナチュラル組、MIU404組が豪華かつカメオ出演の域を超えて、両作品ファンとしては堪りません。
途中まで犯人かと思った謎のエリート社員エレナ(満島ひかり)、と割り切り社員コウ(岡田将生)の掛け合い、そして、バディぶりも楽しかった。でも、彼らは明日からどう生きるのか?
Customer-Centric?! さて、我々は? 明日からポチっと、を我慢しますか? もっと感謝して値上げも喜んで受け入れて続けますか?
日常に潜む爆弾
映画のタイトルが『ラストスマイル』だと直前まで勘違いしてました笑😂
爆破事件が起こってから警察が総動員になり、企業と協力して爆弾・犯人探しをするテンポが良かったです。
真犯人がすでに死んでしまっていて、サラッと終わったのが消化不良でした。
企業で働くことのプレッシャーで、職場の倉庫で自殺するという流れが私には重く感じました…
日本製の洗濯機の耐久性は素晴らしいですね。
ドラマのファンの方だけでなく初めての方にも
アンナチュラルもMIUも大ファンだったので、公開を楽しみにしていました。聞き慣れたテーマ音楽が流れるとワクワクしました。皆さんちょこっとずつの出演でしたが、効果的なセリフもあり、成長を感じられるシーンもありで、ファンとしてはたまらない時間でした。
もちろん初めての方も違和感なく見られる内容です。異常に豪華であることを除けば。
主演お二人の素晴らしい演技に引き込まれます。ただ情報量が多すぎてもう一度見ないと全部消化できないかも。パンフ読んで、考察動画見て、もう一度行きました。そこまでしたくないよーって方はしなくてもいいと思いますが、私はハマってしまったので。
洗濯機の伏線と死者が1人ってことと(それでも負傷者多数は許せませんが)最後にエレナさんが直接商品を受け取る親子(エンドユーザー)に会えたことがギリギリの救いになっている気がします。
でも死んでほしくなかったなあ。意識不明の恋人のそばにいてあげてほしかったです。
お客様の欲望のために私たちは商品を届け続ける
お客様ファーストですべての商売が進む、現代日本。夜中に頼んだ本や日用品が、半日も経たずに送料無料で届く。便利だよなあ。安いよなあ。こんな行き届いたサービスが成立するのは日本くらいだよ。だけど、裏を返せばその便利さの代りに犠牲になっている、人、もの、時間、金、がある。僕は、この映画のハラハラドキドキ展開にワクワクする気分よりも、そっちの、犠牲になっている方へついつい感情が引っ張られてしまう。満島ひかりや岡田将生の危難をかいくぐる爽快感もいいんだけど、阿部サダヲや火野正平や宇野祥平たちの抜け出せない徒労感の方に、シンパシーを感じて止まない。
だから、あれで終わった、よかったね、って僕の中ではならない。このままずっとこんな社会でいいのか日本、って気分のまま。それじゃ映画見てもつまんないでしょ?って言われたとしても。だって日本は、”人が飛び降りてもベルトコンベアが数秒間止まっただけの現実”はこの先もかわらないんだろうな、って思うから。
頼んだものが家に手元に届く、キセキ
街中で無数に見かける配送トラック、個人ドライバー、バイク便、人力車で汗だくになりながら運ぶ姿にこれから敬意を払わずにはいられない映画でした
どなたかのレビューにありましたが、システムの奴隷に人がなってきている現代だと思いました
カスタマーセントリックがマジックワードなのは一貫したテーマ。
というか、序盤から少しずつ少しずつ色んな登場人物とその背景を小出し小出しにして、ラストで回収して見る人の心を掴む手法は、アンナチュラルでもMIU404でもあった、最高の脚本だと思いました
武蔵野LCのベルトコンベアの音が終始効果的に使われている点も、シリアスさが伝わってよかったです
綾野剛ファンとしては、伊吹×志摩パートがもうすこーしあると嬉しかったです(笑)
だがしかし、大倉孝二×酒向芳 の高身長おじさん達も面白かったので推せます(笑)
そうか、2024年問題だったか
「うわー、すっごいありそう」
途中まで観てて思ったこの感想がなにか頭に引っかかっていたのだが、他の方のレビューで気づいた。
「そうか、2024年問題だったか」
満島ひかりが好き。
こういう脚本好き。
ちょっと最後はショックだったけど、やっぱりそういうことだよな。
最初ですんごい伏線張りまくってるんだけど、それが「これ伏線なんだろうなぁ」と思わせたところがメインのストーリーで、そう感じさせなかったところが本当は伏線で。
こういう「そっちだったか」と思わせるのが、前回観た「ザリガニの鳴くところ」と似た雰囲気があってすごく好き。
でも、病院にいる彼、最後はどうなっちゃうんだろう。
どうするんだろう。
観了後そこに引っかかっていたから、一番感情移入してたのは彼だったらしい。
見事な伏線回収
2.7m/s 〜 翻弄される物流業界
巨大物流倉庫の関東センター長として舟渡エレナ( 満島ひかりさん )が着任する。
直属の部下、チームマネージャー梨本を岡田将生さんが演じる。
羊急便のドライバー佐野を演じた火野正平さんのさりげない演技が光る。
羊急便関東局長、八木を阿部サダヲさん、西武蔵野暑刑事、毛利を大倉孝行ニさんが演じる。
素朴な疑問:爆弾が仕組まれている可能性が高い巨大倉庫で、スタッフに商品の確認をさせる事、果たしてあり得るのでしょうか。危険過ぎますよね。。
経済に翻弄され疲弊する人間。今を生きる私達に様々な問題を投げかける。
映画館での鑑賞
シェアドユニバースというから
LAST SMILE 最後は誰が笑う?
巨大通販サイトの物流センターで荷物に爆弾が仕掛けられると言う社会派サスペンスで、なかなか見応えがありました。女性センター長が着任早々起きる爆弾事件に、警察や下請先、通販会社本社を相手に丁々発止とやり合うのは小気味いいです。爆弾探しや犯人の狙い、主人公の隠された秘密などサスペンスの要素を巧く散りばめ、しっかりと伏線を回収し、さらに2024年問題やブラック企業、過剰な消費社会への批判等の社会派的側面もあり、なかなか盛り沢山な内容です。一方で、無差別テロに走る犯人のキャラクターに感情移入できず今ひとつしっくりきませんでした。通販会社の悪玉も生き残っているみたいだし、結局,勝利者がはっきりせず、モヤモヤ感が残りスッキリしないのが残念。役者では、満島ひかりが八面六臂の大活躍でカッコよかったです。タフネゴシエーターでいながら、かつてメンタルを患ったと言う複雑なキャラを好演してました。意外と儲け役は阿部サダヲで、外資系キャリアウーマンの満島ひかりと対照に中間管理職のサラリーマン役がハマってました。
「使い捨て」
タイトルは「ラストマイル」よりも直球で「使い捨て」がふさわしいと思えた。
物流業界がテーマ。
統括、支店管理者、中間業者、末端配達者…
それぞれが立場と責任を負っている。
自身の過失を認めたくないとき、人は他責する。当作品では請負業者に事件の責任を迫ったり、大企業の圧力で「嫌なら取引を見直す」「顧客のため」ときれいごとを押し出して責任を負わせようとする。
物流業界では働くスタッフ一人一人が「使い捨て」――その思いが爆破事件へと発展。ともすれば誰もが爆破媒体を手にする危険性があると認識した。
新任管理者を演じる主人公の満島さんの芝居が素で上手。どこか裏のある笑みや軽妙なトークが取り巻く人物を惑わす。
個人的には中間業者の阿部サダヲさんの立場が気の毒で痛々しかった。
他者ネタバレで知ったが、他ドラマの融合で無理やりストーリーに詰め込まれているので全体がぼやける。無理やり石原さとみや松重豊等を出さなくてもよいため-1.5点。
ハラハラドキドキ
面白かった。エンターテイメント作品として、社会的問題も入れていて骨太感もある。
でも、ヤマサキの飛び降りた理由がどうして彼女のせいになったのか。どうして彼女がそこまで(無差別殺人を)企てることになったのか。そこが自分にはイマイチ理解できなくて、なんだかしっくりこなかった。
とはいえ、豪華キャストで見応え十分。
倒産した家電メーカーの伏線まで回収するのはお見事です。
無茶苦茶な設定で折角の社会批判が台無しに
ファーストショットが振るっている、ぎっしりの通勤電車のガラス窓に映る反対側に座っている主人公・舟渡エレナを捉える。この秀逸ショットで心つかまれ、以降の猛烈なスピード感でグイグイ突っ走る。満島ひかりの超早口で終始まくしたてるセリフ、実を言うと殆ど聞き取れない、画面の停滞一切無し、こりゃ「シン・ゴジラ」のパターンかと期待高鳴った。まさにコンベアのスピード2.7m/sを維持するごとく主題と方法論が合致する変な映画でした。
それにしても主役級の役者がぞろぞろと登場して驚いた。膨大なエキストラからトラックの看板設置まで相当に気合の入った大作だから当然かと、でもほんの僅かなシーンで再度の登場無し? こんな顔ぶれそんな端役にどうして? 満島ひかり/岡田将生/ディーン・フジオカ/大倉孝二/酒向芳/宇野祥平/安藤玉恵/丸山智己/火野正平/阿部サダヲ/石原さとみ/井浦新/窪田正孝/市川実日子/竜星涼/飯尾和樹/吉田ウーロン太/薬師丸ひろ子/松重豊/綾野剛/星野源/前田旺志郎/麻生久美子。まるで意味が分かりません。
言うまでもなくECコマースの実態を明らかに批判する社会派作品でもあり、誰もがアマゾンとヤマト運輸を念頭に思い描く。巨大なセンターに社員がたった9人ですって? 休日考えたら実質僅か5人でしよ、それを支えるのが1000人近くに及ぶ非正規労働者って構図。本作の冒頭に通勤電車から降りる人の波、イベントでもあるのかしらん、と思ったら毎日の出社光景とは。どこもそうでしょうが非正規なんて本質は奴隷扱いが本音でしょ。労働改革なんて欺瞞のもとにせっせせっせと派遣にシフト、日本全国のコンビニでレジいるのは外人さんばかり。この歪を作品の根底に据えているから評価すべきなのは確かですね。
とは言え、肝心かなめの山﨑佑(中村倫也)の自殺行動が不明瞭。この非情な労働環境への抗議なのは確かでしょうが、死をもってしても犬の遠吠えにしか扱われず、何事もなかったかのようにコンベヤは回り続ける。で、不審に思った彼の恋人が総ての犯人って設定ですが、その相談にわざわざ米国にいる舟渡に合いに行きますか? そんな手の込んだテロ行為をする意味に説得力はゼロ。おまけに最初の爆発で自らは死を選んでいたなんて、無理無理無理な設定でしょ。そこまでやるのなら、彼の当時の上司であった今は日本法人のトップである五十嵐・ディーン・フジオカに向けるべきでしょ、憎悪を。
「もう止めましょ」と舟渡の改心で、団体交渉から運賃経費20円/1個の焼け石に水の解決策に至る。これで160億円の収益が吹っ飛ぶ! ですって? 馬鹿言ってんじゃないよ、アマゾンのトップ、ジェフ・ペゾスの年収⇒日本円で4兆2000億円、月給⇒3500億円、時給⇒10億9000万円。呆れて物も言えないレベル。低価格でパワーを握れば一気呵成の搾取構造を構築する、それを成し得た功労者? だからそんな報酬は当然? これが資本の非情な論理なのです。
で、帰ってから調べたら、なんとTBSの複数のテレビドラマの合体ですって!!!!! シェアード・ユニバースですって。豪華出演者はこのためですって。実に馬鹿馬鹿しい、要はドラマの宣伝映画じゃないですか。これが大ヒットなんて国民も舐められたもので。ユニバースってマーベルよろしくろくなものはなし。バットマンとスーパーマンが共演したって大コケだったでしょ。歪はテレビ局だって問題ゴロゴロでしょ、現代の社会悪の根源みたいになってるでしょ。その制作体制の下請けいじめ、視聴率のためなら国民はみんな馬鹿になれ、政権忖度、スポンサー最優先、嗚呼溜息しか出ません。
もとよりクオーターの満島ひかりの美しさは分かってますが、ほとんど赤で統一したファッションで、米国企業のエキスパートともなれば嫌味なくありそうな雰囲気ですが、嫌ですねぇ、あんな独り言を終始つぶやくような上司は。対する部下役の岡田将生が冴えないのは何故? いかにもタイプキャストのような阿部サダヲの活き活きぶりと比べて。セリフにありますよね、日本的企業の組織に辟易して転職したと。この環境に対する批判がないから、作品のベクトルと相反するから冴えなく見えてしまう、のでしょう。
それでもあなたはネットで買い物しますよね、だって安いし早いし面倒なしですから。問題はそこではない、そのプロセスを末端までもっと成熟させないと。でもきっと成熟したら別の奴がかいくぐってもっと過酷なシステムを構築するでしょ、競争なんですから。
座席が振動した!
そういうスクリーンでの上映ではないのに、爆弾が爆発するたびに座席が揺れた。
満島ひかりさん、どんな時もかわいかった。
すごい海外かぶれって感じで。
いつだって、どこに出向くときも、海外のファッショニスタばりにおしゃれすぎるし。
これは家ではなくて映画館で観たい作品だな、いい意味で。
倉庫だから映像の規模が大きくて。
小さい画面で見たらこちゃこちゃしちゃっていろいろ伝わらないリアリティがあると思う。
最後、火野さんの息子さんが無事でほんとに救われた。
あの部屋のお母さんが、洗濯機、まだ使えますかねって聞いたのは、シーンとしてちょっとできすぎ感があったけど。
家に帰ったら置き配がしてあって、開けるときすごい気をつけて開けた。
爆発しなくてよかった。
届けてくれたかた、いつもありがとうございます。
TBSはもっと宣伝費かけるべき!!!!!!
とんでもない作品。
ヒットしてるわけだ。
でも、このヒット理由は
素晴らしい内容過ぎて
噂が噂を呼んでこうなった。
いやいや!TBSさん!
まだまだたくさんの人が観るべき傑作!
追加宣伝してして!!!!
これは社会派作品でありながら
パニック映画でもあり
サスペンス映画でもある。
しかも全てハマってるから
中途半端さがない。
「アンナチュラル」「MIU404」の出演陣が
ゲスト的ではなくちゃんと物語の中にいる。
「あー、カメオ的?」ではない。
それぞれキーポイントなのだ。
これはもう監督と脚本家とTBSの力だろう。
そして、もう、カメラワークから台本から演出から
個々の俳優部全て(子役の女の子まで!)
その役への徹底が半端ない。監督の力だなー!
こんなに物販と流通をわかりやすく、
そして残酷に、そして悲しく、
そして、カッコよく描いた作品はない。
ラストの震えは神経の一本一本全て震えた。
今年1の傑作。
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