ラストマイルのレビュー・感想・評価
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ドラマは観ていないけれど
友達から面白いと言われて鑑賞。
ドラマ2作品未履修ですけど、面白かった!
妙に濃ゆい脇キャラが、ドラマの人たちだったのかな?
派遣で働いたことあるので、他人事ではなかったなぁ。ずっと非正規だったし。
社会人になると、どうしても会社やクライアントにとっての歯車にならざるを得ない面があって、責任がある立場になっても結局それは変わらなくて、だけど人は生きていくために社会に組み込まれていかなければならない。悲しいけどそれが現実なんだよな。
犯人はもちろん悪いのだが、こんな世界に誰がしたのか、と言われると……。なかなかにつらい。
ヒロインが決断できる女で良かった。
最後まで楽しめる娯楽作品
「アンナチュラル」、「MIU404」と繋がる云々という宣伝文句で、両方とも見ていない私でも楽しめるのかと思いましたが、出演者の顔見せ程度で、あくまでも満島ひかりと岡田将生です。名探偵、名刑事が出てきて事件を解決するのではなく、二人が試行錯誤しながら真相に少しずつ近づいていくのが物語としてすごく良いです。爆発の被害を避けなければならないが、物流を停滞させて会社の損害も最小限にしなければならないジレンマが新しい。満島ひかりが好い所取りをしすぎて逆に行動原理がぼやけてしまう点が少し残念でした
考察が楽しい
上映時間が長かったので暇つぶしにと思い観た映画でしたが客数も多くシニアの方々が多数見られてそんなに面白いのか…?と半信半疑でしたが見てみたら楽しい…
犯人は誰なのか…見入ってしまいました。
感動するところも多かったり、業界の厳しさ人の怖さ、不気味…色々感じられる所が多くあり、また、クスッと笑えるような部分もあり多方面で素敵な作品だと思いました。
伏線回収の仕方など全体的に好きなシーンが多くあります。
社会の在り方を考えさせられるような作品でもあると思います。
興味無い方でも気づいたら見入ってしまうような作品だと感じました。
すべてはお客様のために
思ったよりも社会問題への風刺だった。
便利なものの代償は怖いなー
箱を開けた瞬間に爆弾だって分かるの凄すぎなのとそれを引き当てる天文学的な確率。。
犯人当てとかミステリー期待で行くと微妙だけど、満島ひかりのキャラがとても良かったから楽しめた!
黒い金曜日のブラックな話。
ベルトコンベアは休みなく動き続けますが、人間はそういう訳にはいきません。適度な休養が必要です。
生活する上での適切な収入も必要です。一人占めはいけません。
当初、配達日の゙指定できない商品の゙再配送率は、私の゙場合20%程だと思います。配送業者の゙方ごめんなさい。いつも気に掛けてはいるのですが…。
購入する側にもその葛藤はあります。
黒い金曜日に携わる全ての人が幸せになればいいなと思いました。
物流倉庫ラプソディー
近所の物流倉庫の口コミを読むと、そこて働いていた人達のグチが書き込まれていてなんともいたたまれない。巨大倉庫はあんなに多くの人で回っているのかな?
カナダを舞台に中年女性が倉庫で期間職で働く映画があったけど、タイトルをAIに尋ねてもわからなかった。
アンナチュラルとMIU404がコラボしてて、スリリングな展開で面白いストーリーだった。変に巨悪とか陰謀が絡んでないのも良かった。
どいつもこいつも…
何か腹立つな……と思いながら見てた。
登場人物にいちいちイラっとくる奴が多すぎる……監察医チーム、警察チームはドラマからのクロスオーバーらしいけど、前からそういうキャラなのかな……何だあの白い……警官……刑事? そんな勘と語彙力で仕事になるのか……?(追記:MIU404は見ました。主に星野源のおかげで仕事になってました)
そんな中、うだつの上がらない中間管理職・阿部サダヲが颯爽と登場した。実家のような安心感だった。作中めちゃくちゃ応援してた。拙者、群像劇大好き侍なので、ああした市井のしがない中年がささやかに活躍すると、作品の評価が爆上がります。運送親子もとても良かった。父ちゃん元気で長く楽しく仕事してくれ。
ちゃんと全ての伏線が回収されていて、とても満足した。昨今、説明してくれない作品が多い中、とても分かりやすくてありがたい。遅延のメーターがそんなに怖いんだなあ。「消すなよ」って後続に言い残してくれた最初の人は、もしかしたらあの人なのかもしれないけど、それが精一杯の「できること」だったんじゃないのかなあ。
それにしても、ひとりの力ではどうにもならんことを「責任」とか言ってひとりに押し付ける社会は、本当に嫌なものだ。「責任取れんの?」って何度も台詞に出てきたが、個人で取れる奴なんかおらんやろ。賠償にしたって金払ったことが責任取ったことになるんか? ひとりでは到底取れない責任を根拠に詰めてくる上司は、「責任取れんのか?」「取れません」って返してくるのが分かってて詰めているので、総じてクソ野郎である。
スタッフロールの終わりに、最近よく見る例の文言を見て、自分もパワハラクソ野郎の下で働いているので、胸と涙腺に来た。
だからみんな、何かあっても気にせず唾吐くくらいの気持ちでいこうな。
社会に問う、これで良いのか?
アンナチュラルもMIU404も大好きなので、登場時はつい声が出てしまうくらい興奮したー。全体内容としては社会派で、流通業界と我々消費者に、ポチッとするだけで翌日配達される、確かに便利だけどその為に泣いてる人がいる。本当に世の中はこれで良いのか?と問いかけてくる重さがあります。がそこは流石の塚原新井野木チーム。軽妙でテンポが良くてハラハラドキドキ飽きさせず、重くなりがちな話が和らぐ。また、チグハグな相棒感もアンナチュラル、MIU404に通じる、だんだんと信頼し合うようになる仲間の尊さみたいなところも上手い。いくつか伏線を回収しない会話とシーンがあるけど、「白い手帳」は考察の余地あり。これは解らないのでどういう意味か知りたい。誰か教えて。泣けたのは洗濯機のくだり。伏線がバチッとハマるのもこのチームの特徴だなあ。あと俳優の演技も実に素晴らしい。感動。
満島ひかりは凄い人だわ
やっと観に行けました😊
2時間がアッと言う間に過ぎて行って、評判が高いのが納得です。
全体を通して、面白く観ることができました。
サスペンスのワクワク感とハラハラ感もちゃんとあって、なかなかの出来です🩷
爆発するかもーという、何ともいえないドキドキした感覚はたまらないですよね。
犯人や爆破の謎が解けていく、鳥肌的な感覚も好きです。
船渡エレナ役の満島ひかりが、またたまらなくいいです。
最初から最後まで怪しすぎて(笑)演技がうますぎて、騙されてしまいました。
脱帽です(笑)
ラストの展開はそれなりに手に汗を握り、緊張感ありで本当に良かったです。
しかしストーリーとしては面白いのだけど、サスペンスとしては、少し物足りなかったような気がします。
観る前はもっと派手なテロのような連続爆発、サイコパスのような犯人なのかと思ってました💦
それに本当に会社を恨んでるのなら、爆破してうろたえてる様子を、自分の目で見届けてなければ意味がないような気もします。
最初の爆破で。。。は、違和感を感じてしまいました。
後は「アンナチュラル」と「MIU404」との絡みは、はっきり言っていらなかったかなぁと思いました。
それでもキャスト陣は豪華だし、展開のテンポも良くて、全ての伏線を回収した終わり方も満足です。
結局なんだかんだ言っても、とても面白くて良かったです💕
俳優達の演技は高評価なんだけど
アンナチュラルもMIU404pも大好きで何回か見直してるくらいだったので期待を込めて鑑賞してみたが、どうなの❓面白くないって事はないけどめちゃくちゃ面白いか❓と言われればそうでも無かったような。気がするなぁ。ハードル上げて見ちゃダメだね。やっぱり。スッキリ感もそれほど感じられなくなるべくしてなるようになったなぁって感じかな?
ワタルゥー
宅配便委託ドライバーの地味な親子(ダブル・ショウヘイ)が最後の最後に、オイシイところをかっさらっていったなぁ、笑 劇中でももう手に入らないヒノモトの頑丈実直な製品、なんだか欲しくなりました。
業界的には「ラスト・ワンマイル」のお話。ノマドランドでも取り上げられた世界最大のネット通販サイトの物流センターが舞台(モデル)。「奇跡」の時間指定、翌日配達、無料配達には、皆んな薄々気づいてる理由がある。自戒を込めて、改めて物流業界(そして日本全体の下請け構造)に潜む社会問題に目を覚まされるクライムサスペンス!
友情出演のアンナチュラル組、MIU404組が豪華かつカメオ出演の域を超えて、両作品ファンとしては堪りません。
途中まで犯人かと思った謎のエリート社員エレナ(満島ひかり)、と割り切り社員コウ(岡田将生)の掛け合い、そして、バディぶりも楽しかった。でも、彼らは明日からどう生きるのか?
Customer-Centric?! さて、我々は? 明日からポチっと、を我慢しますか? もっと感謝して値上げも喜んで受け入れて続けますか?
日常に潜む爆弾
映画のタイトルが『ラストスマイル』だと直前まで勘違いしてました笑😂
爆破事件が起こってから警察が総動員になり、企業と協力して爆弾・犯人探しをするテンポが良かったです。
真犯人がすでに死んでしまっていて、サラッと終わったのが消化不良でした。
企業で働くことのプレッシャーで、職場の倉庫で自殺するという流れが私には重く感じました…
日本製の洗濯機の耐久性は素晴らしいですね。
ドラマのファンの方だけでなく初めての方にも
アンナチュラルもMIUも大ファンだったので、公開を楽しみにしていました。聞き慣れたテーマ音楽が流れるとワクワクしました。皆さんちょこっとずつの出演でしたが、効果的なセリフもあり、成長を感じられるシーンもありで、ファンとしてはたまらない時間でした。
もちろん初めての方も違和感なく見られる内容です。異常に豪華であることを除けば。
主演お二人の素晴らしい演技に引き込まれます。ただ情報量が多すぎてもう一度見ないと全部消化できないかも。パンフ読んで、考察動画見て、もう一度行きました。そこまでしたくないよーって方はしなくてもいいと思いますが、私はハマってしまったので。
洗濯機の伏線と死者が1人ってことと(それでも負傷者多数は許せませんが)最後にエレナさんが直接商品を受け取る親子(エンドユーザー)に会えたことがギリギリの救いになっている気がします。
でも死んでほしくなかったなあ。意識不明でも恋人のそばにいてあげてほしかったです。
お客様の欲望のために私たちは商品を届け続ける
お客様ファーストですべての商売が進む、現代日本。夜中に頼んだ本や日用品が、半日も経たずに送料無料で届く。便利だよなあ。安いよなあ。こんな行き届いたサービスが成立するのは日本くらいだよ。だけど、裏を返せばその便利さの代りに犠牲になっている、人、もの、時間、金、がある。僕は、この映画のハラハラドキドキ展開にワクワクする気分よりも、そっちの、犠牲になっている方へついつい感情が引っ張られてしまう。満島ひかりや岡田将生の危難をかいくぐる爽快感もいいんだけど、阿部サダヲや火野正平や宇野祥平たちの抜け出せない徒労感の方に、シンパシーを感じて止まない。
だから、あれで終わった、よかったね、って僕の中ではならない。このままずっとこんな社会でいいのか日本、って気分のまま。それじゃ映画見てもつまんないでしょ?って言われたとしても。だって日本は、”人が飛び降りてもベルトコンベアが数秒間止まっただけの現実”はこの先もかわらないんだろうな、って思うから。
頼んだものが家に手元に届く、キセキ
街中で無数に見かける配送トラック、個人ドライバー、バイク便、人力車で汗だくになりながら運ぶ姿にこれから敬意を払わずにはいられない映画でした
どなたかのレビューにありましたが、システムの奴隷に人がなってきている現代だと思いました
カスタマーセントリックがマジックワードなのは一貫したテーマ。
というか、序盤から少しずつ少しずつ色んな登場人物とその背景を小出し小出しにして、ラストで回収して見る人の心を掴む手法は、アンナチュラルでもMIU404でもあった、最高の脚本だと思いました
武蔵野LCのベルトコンベアの音が終始効果的に使われている点も、シリアスさが伝わってよかったです
綾野剛ファンとしては、伊吹×志摩パートがもうすこーしあると嬉しかったです(笑)
だがしかし、大倉孝二×酒向芳 の高身長おじさん達も面白かったので推せます(笑)
さすがの野木脚本。 MIU404、アンナチュラルファンとしては嬉し...
さすがの野木脚本。
MIU404、アンナチュラルファンとしては嬉しい演出多数。満島ひかりも岡田将生も非常によかった。
ドラマの続編を是非
そうか、2024年問題だったか
「うわー、すっごいありそう」
途中まで観てて思ったこの感想がなにか頭に引っかかっていたのだが、他の方のレビューで気づいた。
「そうか、2024年問題だったか」
満島ひかりが好き。
こういう脚本好き。
ちょっと最後はショックだったけど、やっぱりそういうことだよな。
最初ですんごい伏線張りまくってるんだけど、それが「これ伏線なんだろうなぁ」と思わせたところがメインのストーリーで、そう感じさせなかったところが本当は伏線で。
こういう「そっちだったか」と思わせるのが、前回観た「ザリガニの鳴くところ」と似た雰囲気があってすごく好き。
でも、病院にいる彼、最後はどうなっちゃうんだろう。
どうするんだろう。
観了後そこに引っかかっていたから、一番感情移入してたのは彼だったらしい。
見事な伏線回収
『アンナチュラル』も『MIU404』もさほど熱心な視聴者ではなかったが、本作の採点がいいので鑑賞。見事な伏線回収に爽快感を覚えた。
舞台はAmazonを思わせる外資系通販会社。Amazonはメディアに非協力的だそうだから、他社の集配センターでロケしたか精巧なVFXだろうと思われるが、非常にリアルだ。もちろん部外者には通販会社の労働実態はうかがい知れないが、内情もよく取材されている。
ひとつ難点を挙げるとすれば、いくら恋人が過労で自殺に追い込まれたからといって、犯人の女性が無辜の第三者まで巻き添えにする爆弾テロを企てるかというところ。けれども、これとて決定的な瑕疵とはいえない。
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