ラストマイルのレビュー・感想・評価
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MIU404もアンナチュラルも好きなドラマだったので、ずっと観るの...
MIU404もアンナチュラルも好きなドラマだったので、ずっと観るのを楽しみにしてました。 正直、ドラマの要素は想像よりも控えめだったけど、物流業界がリアルで大変勉強になったし面白かった! ネット通販は長らくお世話になっているけど、即日配送とか送料無料のありがたみがより身に染みた。
良作。エンタメとして盛り上げつつ社会風刺も忘れない
脚本がよく出来ていて無駄な人物、セリフが無くキレイに伏線回収していて気持ちよく鑑賞出来た。繋がりのあるTVシリーズを知らなくても問題ないが知っているとより良い。成川君が元気そうで嬉しい(笑)
楽しめました。ハラハラ感最高。
残念だったスオミを観た直後の 映画だったので かなり楽しめました。内容も濃く 響くものがありました。生々しい職場の抱えている問題を 上手く題材にしたもので 見応えありました。脇役の俳優さんも かなりの顔ぶれでした。最後のシーン 警察車両の中で倒れ込んで 深刻な感じの病棟シーン。ハラハラもスッキリもしましたけど 最後は どーなったのか気になりますね。エンドロールで何か 分かるのかと思いましたけど そのまま終了。主題歌 米津玄師さん良かったです。
構造的な圧力に抗うには、怒り、連帯して戦うこと
Amazonを模した通販サイトの配達物に仕掛けられた爆弾テロ。
犯人は誰かという謎が物語を引っ張るが、犯罪の全貌は第二幕の最後で明らかになる。
物語全般で語られているのは、圧倒的な権力勾配のもとに押し付けられるハラスメントや貧困にいかに抗うかということ。
会社からのハラスメントや圧力を孤独に抱え込まざるを得ず、自殺や犯罪に陥ってしまった山崎や筧と、強迫的に押し付けられた苦難に怒りを表明し団結して戦う羊急便の面々。三年前は唐沢に連帯できず、犯罪へと追いやってしまった舟渡が、今回は羊急便に連帯して、わずかながらも前向きな勝利を勝ち取る。
この対比と主人公の成長を通して、きちんと怒ること、連帯し団結して戦うことの重要さが示されているのがよかった。
佐野父が構造的に強いられた貧困を自分の勤勉の問題として引き受けてしまっているという描写も、通俗道徳が骨の髄まで染みついた日本の労働環境を端的に表していて鋭い。
ただハラスメントや強いられる貧困の描写が記号的なせいで、説得力が薄れているのではないだろうか。
この映画が参照したであろうケン・ローチ『家族を想うとき』の構造的に強いられる貧困にズブズブとはまり込んでしまうやりきれなさや、佐野息子を演じた宇野祥平から連想される白石晃士作品のハラスメント描写の重苦しい生々しさなどの胸糞悪さが足りなかったように思う。
同ユニバースのドラマの面々のカメオ出演は、彼らの漫画的な飄々とした働きぶりが、リアリティラインをおかしくさせていてノイジーだった。
迫力は、凄い
迫力が凄かったー! 爆弾犯人・爆弾を探してる のは凄い良かったが、 他のドラマをコラボするなら 急に一部分だけで、面白くされると 真面目に観てたのが、がーん 犯人が普通すぎて、がーん アンナチュナルファンとしては 真面目に混ぜてくれると真剣良かった
岡田将生が真面目で格好いい
朝ドラでも大活躍の岡田将生ですが、この映画でも無気力風を吹かせながら一本筋が通っている真面目さが見れて格好良い。満島ひかりはいつもどおりのふわふわキャラ。というか、この映画キャストが…主役張れる人間ばかりズラリと多すぎる。写真の女性、まさか浜辺美波まで出てるんか!?と思ったくらい(笑)美男美女でストーリーを分け合って薄めあった結果…和製キャノンボールになった感がありました。いろんな意味でもったいない…
テレビの2時間ドラマなら80点。映画としては40点。
話としてはよくできていると思う部分が多いが、主人公側が法律違反もしくはそれに類する行為をするのはダメだろう。 また、トレーラーでの爆破シーンを見て、若干心配になったが、本編では若干改善されていた。ただ、日曜の子供向け特撮並みのレベルで、映画としては似つかわしくないと思う。CG部分と思われる部分が、あまりににも安っぽく、せっかくの雰囲気を壊している。 エンドクレジットで、名前までは確認していなかったが、CGは個人名だったので、フリーランスに依頼しているようで、ここらへんは予算がなかったのか。本作、爆破シーンは肝になるはずなので、本来力を入れなくてはならない部分と思うが。 監督は俳優に考える隙を与えてしまう人のようで、ベテラン陣はそれを汲み取って、うまく演技しているが、残念ながら一部の俳優は汲み取れず、非常に残念なことになっているのが印象に残ってしまった。
単品作品としてかなりの出来
MIUもアンナチュラルも未鑑賞です。 映画単体として完成しており、出来もいい。 良い作品だけに、「ドラマ作品の続編」というレッテルが、新規の客層を遠ざけている気がしてもったいない。 ドラマ知らない人でも楽しめるのは間違いないので、興味のある方は映画館でみてほしい
ZUN
子どもは死なない
演技の苦手な俳優さんがでていたので正直入り込めませんでした。
でも話はよくまとまっていたかな、ドラマでお馴染みの方々も出ていました。アンナチュラルのみ見てました。
阿部サダヲさんや配達の親子たちがぐっと引き締めてくれてた気がします。
これ泣かないやんって思ったけど、最後の洗濯機で泣きました。
助かって良かったよ。
連れがサラも5年前の目撃者だったんだと言っていました、全然気づかなかった。
最後まぶた動いてた、生きてなきゃだめだよ…
ある意味で「ショッキング」な作品に感じた
エンドロールが終わった瞬間、「くらったな」と思った。 体の力がすべて抜けた気がした。足元がふらつきながら映画館を出たのは久しぶりだった。 物流問題・過労・利益重視の企業・尽きない(煽られる)人の欲望などなど…。 これらは現代社会に「現実」で起こっていることである。 改めて、そう真正面から突きつけられた気がした。 野木先生の脚本らしく、誠実で希望を残すような展開で、もちろんうるっときたシーンもたくさんあった。 だからといって本作を感動作という枠に入れていいのかというと、私は首をかしげてしまう。ある意味で、ショッキングな作品だと感じた。 この瞬間も、どこかで誰かが「ラストマイル」を走っている。
全てはお客様の為に。淀みの無い金句であれ
TBS系列で2018年に放送されたTVドラマ『アンナチュラル』と2020年に放送された『MIU404』の“シェアード・ユニバース”。
今映画界で流行りのユニバースが、遂に日本のTV界にも。
つくづく、色んなユニバースがある。
『アンナチュラル』と『MIU404』は実は見ていない。
では何故、このユニバース映画を観ようと思ったか…?
予想以上に大ヒットしている話題作だから…じゃなくて、映画の内容。物流/宅配業界を描いているとか。
もうズバリ、私はその仕事をしている。
ドラマファンやキャストファンや主題歌担当の米津ファンの声の他に、宅配業者への声も。
それらに興味惹かれて、劇場へ。未見のTVドラマの劇場版を劇場で観るのは初めてかもしれない。
11月。物流業界最大のイベント、ブラックフライデー。その前夜…。
宅配荷物が爆発する事件が発生。それは一度のみならず、皮切りに連続発生。
荷物はいずれも関東最大の物流倉庫から出荷されたもの。爆発したのはいずれも世界的ショッピングサイト“DAILY FAST”の商品。
狙った計画的な犯行か、一体どうやって爆弾は仕掛けられた…?
新任のセンター長・舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔と共に対応に当たるが…。
エレナに満島ひかり、孔に岡田将生。てっきりTVドラマからの続投と思いきや、映画本作の新たなキャラ。
事件を捜査する刑事コンビとして、『アンナチュラル』から大倉孝二、『MIU404』から酒向芳が登場。
さらに、『MIU404』から綾野剛&星野源、『アンナチュラル』から石原さとみや井浦新ら主演の面々も登場。ドラマファンならワクワク必至。
両TVドラマからの地続きで、両ドラマのキャラが交錯して話が進むのではなく、あくまで映画オリジナルと新キャラがメインで、そこに両ドラマがサブ的にクロス。
もっと両ドラマのキャラが活躍する話が見たかった…というファンも多いだろうが、未見の者としてはこれが良かった。
映画オリジナルとしてすんなり。両ドラマのキャラが登場してもさほど困惑する事なく。
彼らは“捜査”。映画はエレナと孔を主軸に、危機が生じても止める事が出来ない物流業界の内部に迫る…。
日々フル稼働の物流業界。
それが止まるなんてあり得ない。
もし、止まったら…?
そこに“危険”が仕掛けられたら…?
私は劇中で言う所の末端。火野と宇野の“Wショウヘイ”と同じ宅配ドライバー。もっと正確に言うと、二人は委託で私は正規だけど、やってる事はほぼ同じ。
自分が配達した荷物が爆発したら?…と思うとゾッとする。
それでも止まらない物流業界。例え一日…いや、ほんの一時でも大問題。大損失。お客のニーズもある。
今はネットで何もかも。ポチっと一つで楽々に荷物が届く…と思われている。
しかし実際は…。その“楽々さ”が積み重なったら…?
本元のショッピングサイトにとっては一つでも利益。多くのお客様が利用してくれたら大きな利益。だからどんどんどんどん沢山沢山、ご利用を。
大変なのはその下。物流倉庫で莫大な量の荷物が動く。
全国の配送センターに分けられ、実際に配達する側。これも一日かなりの数。
劇中のWショウヘイは委託なので、配達する個数によって稼ぎが決まる。一日100個でも大したもの。200個なんて…。関東と私東北の違いか…?
私も日によって変動あるが、一日平均は100個以上。つい先日の160個は堪えた…。配達だけじゃなく、荷物を預かる集荷もある。それも合わせると、200個は超える。
それくらいやれば一日の生産性はいい方。
でも、表面上の数と実際の労力は違う。デカ重荷物3個と書類10個ではどちらが大変か。
加えて、時間指定や不在。時間指定して不在だった時のガッカリ感と言ったら…。
アマ○ンとかショッピングサイトを利用する人は不在が多い。利用するのはいい。なら、確実に受け取れる日時や不在なら置き配とか指定して! こちらは不在が分かっていても必ず伺わなきゃいけない。毎日毎日…。
会社がそういうデータを見ているから。会社はデータ上の数しか見ていない。多い数字はいい、少ない数字は悪い。
だけど一日一日の荷物の個数なんて分かりゃしない。思わぬイレギュラーだって発生する。それでも会社は表面上の数字だけ。
お客のニーズより、会社のいちいち細かい徹底管理こそ時々うんざりしてくる。
以上が、実際現場で働いている者の声です。愚痴とも悲痛な願いとも思って貰って結構です。
話の核心部分もそれに近い。
5年前にセンター内で起きた転落事故。
深掘りしていくと、どうやら事故でも事件でもなく…。
その男がロッカーに書いた謎の数字。それは…。
ブラックフライデーが怖い…という台詞があったが、私も全く同じ。期間セールや夏と冬の繁忙期という言葉を聞くと、気持ちがどんよりしてくる。殺人か過労死レベルの忙しさ…。
Wショウヘイが語っていた伝説のドライバー。一日200個配達という記録の一方、昼食事の時間は僅か10分。それ故に…。
一応私の現場では昼休憩は1時間絶対取るように決められているが、その間も配達や集荷の問い合わせが来たりする。さほど気は休まない。
これが、現状。
時々過剰とも思える仕事量。会社からのノルマ。
ボーナスはいいが、基本給は上がらず。
利便性が良くなり、ニーズが増える。荷物が増える。仕事量も増える。
比例するのは超過時間くらいで、反比例するように働く側も辞めていく。ドライバーも減っていく。
渦中の2024年問題。考えれば考えるほど、悪循環。
何か解決策や打開策は無いのか…?
会社や企業は全く当てにならないが、タイムリーな今年に本作が公開された事は、微力でも意義ある。
何かのきっかけになったら…。
映画は配達する側メインではなく(配達の苦しい現状を描いた作品ならケン・ローチ監督『家族を想うとき』がある)、中間ポジションの物流倉庫。
本元の大企業からのお達し。いやズバリ、問答無用のああしろこうしろの命令。
実際配達する側からの声。
板挟みの中間管理職。
そのあれやこれやを巧みに描いていると思う。
物流業界、ネット社会、過剰労働への問題提起。
それと巧く絡めたスリリングなエンタメ・サスペンス。
犯人や動機は…? エレナが何か関与していると思わせて、意外な人物。“代わっての復讐”と言うべきか…。
爆弾仕掛けも内部に精通し、ネットショッピングの盲点を知らないと。目から鱗だった。
データや情報からの犯人特定の鮮やかさ。こういう時は役に立つ。
両ドラマからのリンク。スピーディーでテンポ良く。野木亜紀子の脚本の巧さが光る。
満島ひかりの快演。岡田将生の好演。ディーン・フジオカの憎演。ドラマキャストも含めた豪華アンサンブル。
全てはお客様の為に。
素晴らしい金句だが、魔力の籠った禁句でもある。
お客様の為に企業や会社は無理難題を。
お客様の為に物流は一時も止まらず動く。
お客様の留まる事を知らぬ物欲の為に。
それで社会が回り、金も流れている訳だが、過剰になり過ぎたそれが何を引き起こすか…?
警鐘を鳴らす。
私もこの仕事をして気付けば10年以上。
不満やうんざりや疲労は常にのし掛かる。
その一方、10年以上も続けられてきたのは、不満を抱えながらもやりがいや達成感や充実感も感じているからかもしれない。
ありがとう。ご苦労様。
その一言の為に。それこそ、お客様の為に。
ハッと身につまされ、気付かされ、考えさせられ、改めて実感もさせてくれた。
見て良かった。
そんなに説教くさくはない
満島ひかりの表情に 無限に 引き込まれる 登場人物みんなが自身の仕事を全うしようと奔走しており 働くって魂込めるってことだなって感じさせてくれる 誇れる仕事をしている人間は 目が生きていて 保身に走る人間は 胸張って生きられない 社訓を使っていたつもりが いつのまにか使われていた、というくだり 深くて重い 野木さんの作品、たまに説教くさいこともあるんだけど、 ラストマイルは絶妙なバランスで好きでした
もちろん面白かったが、期待し過ぎたのかも... 何が引っかかってい...
もちろん面白かったが、期待し過ぎたのかも... 何が引っかかっているのか、上手く言語化できない...
宅配業の方、いつもありがとうございます。
この映画を観るために、アンナチュラルとMIU404を一気見しました。 結果、観といてよかった… ドラマから何年も経ってるはずなのに俳優さん達の変わらなさに驚きました。 ストーリーももちろん良かったですが、ドラマファンのことをしっかり考えて作られてたところに感動しました。 満島ひかりさんと岡田将生さんのコンビもとっても良かった。 あと、阿部サダヲさんがすっごく良かった。なんて表現していいかわからないけど、何か1番仕事頑張ってる気がした。
テンポがよく、手際がいい
外資系企業の軽薄さと残酷さを描き、報われない環境で地道に働く人々の姿を描く。 報われなくても前向きな人々の姿に元気をもらえる。 テンポよく手際よく物語が進む。 都会的でもあり。 いいと思います。
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