「面白いけど何か腑に落ちない」ラストマイル laikaさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いけど何か腑に落ちない
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物流の仕事全般の様子を知ることができて面白かった。いま抱える業界の問題も盛り込んであり、社会派ドラマになっている。
アマゾンで物をたのむ度に思い出しそう。
主人公がアンナチュラルの石原さとみの主人公に性格というか雰囲気が似ている。
仕事にまっすぐ、直情型、悪く言うとなんかうるさい。
ガチャガチャ喋りすぎだし感情の起伏が激しくて常に躁状態っぽい。
後にアメリカ帰りということが判明し、だからこういうキャラにしてるのか?
海外ドラマのシゴデキのうるさいウィットにとんだ(?)女主人公っぽい。(なんか自然じゃなくてサムイんだよな…)
物語をぐいぐい進めていくのにいいのかもしれないけど、いい歳なんだから落ち着けよ少しは…と言いたくなる笑
自殺を図った人のロッカーの走り書き。あれを見て主人公が激しく動揺して泣いてたけど、なんかイマイチよーワカラン。
70キロって自分のこと?ベルトコンベアを止めて稼働率ゼロにしてやりたいって意味なのかな?それでも動き続ける無情。
主人公は何が何でも物流止めないぜ!というスタンスだったのに、なんであんなに簡単に感情移入してしまうのか??
むしろ、静かにショックを受け、自分を省みて自己嫌悪自己反省に頭を悩ませるのが自然な反応な気がする。
話が進む中で主人公が従業員を省みないトップの姿勢を糾弾するが、自分が今までそれに間接的に加担してきたことについては反省できているのか?
同じ穴のムジナだったのではないか?
問題の構造を自分事として捉えられていたのか?
ちょっと疑問が残る。
エンタメとして面白いドラマだったし勉強になるところもあるから見て良かったけど、主人公のキャラと行動に腑に落ちない点があるため☆3.5
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