「久しぶりに邦画が面白いと感じた!!」ラストマイル とろりさんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに邦画が面白いと感じた!!
アンナチュラルとMIU404が大好きなので絶対に劇場で観たくてやっと足を運べた!
ドラマ関連の映画は(この作品はオリジナルですが)、公開後のレビューで“これなら2時間ドラマで充分”なんて酷評を受けることが多いけれど、やはりこの作品は違った。
この感動は映画館で味わってほしい。
まず、満島ひかりさんがとても演技が素晴らしくて岡田将生さんとも息がぴったりで、ちょっとした掛け合いが楽しかった。
実は、満島ひかりさんが少し苦手だったのだけれど、これを観てからガラリと印象が変わった。
特に泣きの演技が本当に素晴らしくて、悔しいけど堪えてる涙と本当に悲しくて泣いている涙が全然違くて、こちらまでもらい泣きしそうだった。
アンナチュラル組とMIU404組もいい塩梅の登場の仕方で、それぞれが事件解決の糸口を見つけ、事件が解決に向かうのがもうファンとしてはたまらない。
石原さとみ演じるサトミのふとした疑問と綾野剛演じる伊吹の野生の勘がここでも発揮される流れは、あの頃のドラマの世界そのもので観ててジーンときた。
中村倫也はほぼセリフなしのベット上での登場だったけれど存在感ありありで、やはり素晴らしい俳優さん。
最後、満島ひかりはクビになり岡田将生が後任になって、1人であのロッカーの前に座っていたシーンはなんだかスッキリとした終わり方ではなく、絶妙にモヤモヤを残す感じが、この物語は事件解決し、改善されたところもあるけれど、結果はアンハッピーエンドなのだろうなと感じた。
米津玄師のエンディングも最高で本当に良い時間を過ごせた。
鑑賞後、配達員さんとすれ違ったのだけれど、「あぁ、この人たちのおかげで私の欲しいものが届けられるんだな」って思ってすごく感謝の気持ちでいっぱいになった。
“ポチッた商品は希望した日に届きます”のシステムは、何人もの人たちが頑張ってくれてるおかげだ。