「ほしいもの」ラストマイル Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
ほしいもの
ほしいものが手元に届くまでにどれだけの人が関わっているのか、その関わる人たち一人ひとりがどんな考えや想いを持っているのか、それを支える今の日本のシステムがどれだけ課題を抱えているのか、そんなことがギュっとパッキングされて届いた感じがしました。
今の便利さや利益優先の発想が本当に私たちがほしいもの、求めるべきものなのか、そんなことを考えさせられました。少なくとも、犠牲になる人を出しながら支えられるものではないですよね。
受け取る側も届ける側も笑顔になれる本当の意味での「WinWin」な関係、そういうものを目指したいですよね。
犠牲者が出てもベルトコンベアを動かし続けた男性リーダーと課題解決に快活に行動した女性リーダー。やっぱり物事を変えられるのは女性、だから日本は変われないっていうメッセージだったでしょうか。
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みかずきさんのコメント
2024年9月11日
はじめまして、みかずきです
同感です。
本作、後半で、主人公が、すべてはお客様のためにという巨大ショッピングサイトの企業理念を連呼します。何が起きても、配送会社の従業員達は、過酷な労働環境、低賃金の中で、懸命にこの企業理念を支えようとします。頭が下がります。
配送物を受け取る側も届ける側も幸せになるシステムが理想ですね。
まずは、受け取る側が、物品購入の選択視を持つことが必要だと思います。なんでも宅配依存は見直すべきだと思います。
ー以上ー