「どの荷物が爆弾かという緊張感はあるが…」ラストマイル 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
どの荷物が爆弾かという緊張感はあるが…
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大手通販サイトから出荷された荷物に爆発物が紛れ込んでいた――!
という衝撃的な予告ですが、その割には見た後の印象はいまいちすっきりしませんでした。
まず犯人の動機はわかるのですが、その目的のための手段が爆発物による無差別テロというのは動機と犯行の関連性が弱いかなぁ、と。犯行によって間接的に目的を達成するぐらい?
主人公の舟渡エレナの言動も一貫性が乏しく結局何がしたいのかあまりよくわからず。
そしてドラマの「アンナチュラル」と「MIU404」の登場人物がゲスト出演していますが、彼らが出てる意味はあったのかなぁ、と素直に疑問が。
大勢が利用する大手通販サイトのどの荷物が爆発するかわからない、という緊張感はあって、犯人の犯行手段を解き明かしていくサスペンス要素もあり、また日本の物流の抱える問題にも触れているのですが、人気ドラマの登場人物も出していろいろ詰め込んだ割には何をメインにして描きたかったのかがぼやけてしまったかなぁという印象でした。
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