「ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」と同じ世界線の物語として...」ラストマイル イーズさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」と同じ世界線の物語として...
ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」と同じ世界線の物語として描かれてるとの事でNetflixでドラマを見て映画館へ。
間に合わなかったあとの物語を描く「アンナチュラル」そして最悪の事態になる前に間に合わせる「MIU404」。
この映画 「ラストマイル」はちょうどその中間をいく物語。
ドラマ2作品を見ていなくても楽しむことができるけど、やはり俳優さんらのキャラクターを知った上で見た方が絶対面白いと思う。
この映画、始終ヒヤヒヤ。
爆破も怖いし、犯人が誰かも怖い。
責任のなすりつけ合いな人間性も怖い。
鑑賞後…感想として犯人は確かに悪だとは思う。
けれども失くして、壊して、奪われた側でもあり、がらくたにされた被害者側だとも思った。
運輸関係者以外が知り得ない世界観。
これを題材として「ラストマイル」のような作品が出来た。
パフォーマンスやノルマ、どうでもいい数字を上げなきゃいけない不条理の中で、スピードまでもが求められる今の世の中。
がらくたにならないよう問題提起されてる気がした。
今まで利便性や効率性のことしか考えず、配送に頼った自分の生活スタイルも見直さなくちゃだ。
この業界の裏側を知りとても考えさせられるものがあった。
荷物が届くのは奇跡的なこと。そして敬意を表したい。
コメントする