「わけわからんくらい引き込まれた濃密な2時間」ラストマイル どすこいたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
わけわからんくらい引き込まれた濃密な2時間
「まだ頭の中が混乱してる…色んなことが起こりすぎて…」一緒に観に行った人の第一声。同感。とてつもない情報量と濃密なストーリーに圧倒されてしまったのです。
はじめに、「アンナチュラル」も「MIU404」も未鑑賞でしたが全く問題ありませんでした。それもあって、ただただ豪華キャスト陣に震えます。え?あの人をちょい役で終わらせるの?やべぇな、これwww両作のファンの方の反応も気になりますが、レビューを見る限り概ね好評のようです。
私も物流関係に従事しているので、この作品に込められた問題提起は凄く刺さりました。特に末端の配送業者の抱える過労、人員不足、タイムスケジュール、単価の安さ等の課題を描いていたのは嬉しくもあり、胸が苦しくなりました。それと、大手運送会社の局長(阿部サダヲ)のセリフは思わず笑ってしまいそうになるほどリアルでした。
この作品、とにかく脚本、演出が凄い!観客を飽きさせないとかそういう次元ではなく、本当にわけわからんくらい引き込まれました。疾走するストーリー、圧倒的テンポの良さ、矢継ぎ早に起こる事件、追われる対応、途切れない緊張感……もう、とにかく濃密な2時間。さらに、主人公の考察や事件の概要など丁寧に描かれているので、置いてけぼりを食らうこともありませんでした。
ポチれば翌日には物が届く。その裏でいかに多くの人達が動いているか。「俺達は奇跡を起こしているんだ」。作中、ドライバーが放ったさりげないセリフ。あぁ、いかん、レビュー書きながら泣けてきた。ドライバーの皆さん含め物流関係のお仕事をされてる方々、本当にありがとうございます。(自分に言ってるみたいでキモいなw)
圧倒的スケールで描かれたサスペンス映画。「アンナチュラル」も「MIU404」も知らなくてもOK!物流という身近なテーマはきっと万人に刺さるはず。是非映画館で観てほしい超おすすめの傑作です!
吹雪まんじゅうさま
コメントありがとうございました。
『鬼滅の刃』『国宝』『侍タイムスリッパー』『君たちはどう生きるか』(他にも?)、共感ありがとうございました😙
「住みたい街No.1」の常連になってから、実際にロケ撮影してなくてもドラマや映画に名前だけ使われることも多くて、休日は人混みで歩けなくなってしまいました。
『アンナチュラル』のBlu-ray初回限定盤の特典で、絵本とクリアファイルが付いてきました。
予約特典はUDIラボのマグカップで、『ラストマイル』にも小道具で登場しました。
アイコンにちょこっと写ってるのは、ミコトのピンクのボールペンです。
ミコト・中堂・六郎の名刺も、ウチの住所(一文字違いw)が入ってるので持ってます。
番組から限定20名プレゼントの、メンバー着用UDIラボTシャツ(手術着みたいな紺のVネック)も、当選者から譲ってもらいました。
『ラストマイル』が公開された時、『アンナチュラル』のシナリオブックがようやく発売されたので予約購入しました。
ただの『アンナチュラル』ヲタクの長文コメントですね。失礼しました。
『アンナチュラル』は2018年1月の第1話「名前のない毒」で、既にコロナウィルスのパンデミックを描いていました。野田×塚原D×新井Pのタッグ、恐るべし、です🤔
吹雪まんじゅうさま
共感ありがとうございます🙂
『ラストマイル』が、公開1年後の8月29日からAmazonで見放題独占配信、という皮肉に少し驚いています。
反戦映画で戦争が無くならないように、この映画が投じた一石では何も解決しませんでした。
社会や組織の不条理や理不尽と、個人の仕事への矜持と報われなさ、を描いた映画だと思います。
今月公開する『宝島』の大友啓史監督の、NHK時代の代表作『ハゲタカ』(ドラマと映画)を思い出しました…
私のアイコン画像は、『アンナチュラル』に登場した絵本なんです。
UDIラボの所在地や事件の現場は、実際の住所表示と漢字一文字違いの架空の場所なので、私のウチはラボのすぐ近所ということになります。
『MIU404』や『ラストマイル』にも、近郊の地名が何度も登場したので、脚本の野木亜紀子さんが想い出のある土地なのかなと思ってます🫡
共感、コメントありがとうございました。
動き続けるベルトコンベアを止めてしまいたくなった?全てを投げ出して・・・
やっぱり、切実な想いですよね。
勤勉な日本人なら誰もが抱えうる問題なんでしょう。