「人命と金」ラストマイル アキヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
人命と金
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今作の特徴は行動の一貫性の無さが目立つという点で、主人公エレナに全く共感できず応援したくなるような熱さはなく、良い裏切り方をされスカッとするようなダークな部分もないつまらない主人公でありながら、人命を軽視していたと思いきや羊運送には従業員の命を引き合いに出し脅すといったような感じで、肝心な真犯人ですら同じように大義もなければめちゃくちゃなサイコパスでもない、解剖部分を出したいがために死んでいましたってそりゃないだろうと思った。
良かったところは、末端配達員の怒りを感じつつも仕事に取り組む自然な演技とその描写、オープニングと阿部サダヲぐらい。
全体通して観れば映画の面白さとはかけ離れていてテレビ的感性を持ったまま観た人たちによって大絶賛されているというのが高評価の理由なのだとココやフィルマークスを見て思った。
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