「とても面白い映画だけど、減点です。犯人の行動が酷すぎて、許せません!」ラストマイル GFさんの映画レビュー(感想・評価)
とても面白い映画だけど、減点です。犯人の行動が酷すぎて、許せません!
日頃からネット通販も、よく利用しているし、宅急便にもお世話になっているので、とても興味深いストーリーでした。主演の満島ひかりさん、良かったです。外資系の会社に居そうな、ニコニコしてるけれど、鋭い女性マネージャー感が、よく出ていました。
ただ、犯人の行動が酷くて、許せません。激怒です。
個人的な恨みは仕方ないけれど、何の関係もない不特定多数の人たちを巻き込むような報復は、いただけません。その被害にあった方々にも幸せな生活があるのに、よくも、そんなことが出来たなーと、憤りを感じながら、最後まで観てました。
しかも、ネットで買った品物を、宅急便から受け取って、箱を開ける瞬間ですよ。一番、ワクワクする時じゃないですか・・・ なのに爆発するって、酷すぎます。人間のすることではありません。
単に、その方法でしか、爆弾の使い方がわからなかったのかも知れませんが、その辺り、もっと犯人の狙いや心情にも踏み込んで欲しかったのに、何も語らずに自殺???
これは絶対、作者さんの陰謀だ。犯人が無差別殺人(未遂)に走った、都合の良い動機を思い浮かべなかった作者さんが、無理やり、犯人の口を封じたに違いないと思ってしまいました。
まあ、たぶん、石原さとみさんの出番を作るために、犯人には、お亡くなりになって頂く必要があっただけとは思いますが・・・
なので、とても面白い映画でしたが、減点します。
わたしもひどいと思います。
が、たまたま死者はゼロだった気がします。
死んだのは犯人だけ。
とはいえ、障害や顔に傷が残ったりした人もいるでしょうけど。
犯人は会社だけをうらんでいたわけではなく、社会全体をうらんでいたんですよね。
「社会は償ってくれますか?」みたいなセリフがありましたから。
犯人は会社だけじゃなく、利用者、社会の構造すべてをうらんでいたのだと思います。
わたしだったら本社か日本本社に爆弾送りつけると思いますが……。