「ワシこの映画のギスギス感に覚えがあるんや....」トラペジウム 雑で薄い感想語りさんの映画レビュー(感想・評価)
ワシこの映画のギスギス感に覚えがあるんや....
「TAR」や!!!!!!
ケイト・ブランシェット主演のあの胸糞映画をマイルドな2次元にした感じやっ!!!
突出した個性と自意識は組織の調和を壊して関係を崩壊させてく。
アイドル映画を銘打ってながらライブシーンが少ないのも構成が似てる。
主人公はアイドルになりたいというフワッとした願望に固執して自分が巻き込んだメンバーを心身ともに病ませて追い込んでいくああいうギスギス感をアイドルもので味わうことになるとは油断したで!!!
まっ最後はハッピーエンドだからあんまり思い詰めず見に行ってほしいですね。
中盤の主人公はまさにめっちゃ見覚えがある嫌な奴がなんだけどソレを肯定して貴女の悪いところも良いところなのよって締めたのは結構現代的。
その人に対して多角的に見つめていいところも悪いところもあるよね仕方ないよね
で、悪いところもちゃんと物語にいい影響を与える展開はキャラクターをただの一属性しかない存在じゃなくて一個の人間にしようとしてて多様性があって好き。
PVのアイドルっていう命題で毛嫌いしてたけど見れて良かった良作。
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