「ちょい苦の青春ストーリー」トラペジウム kappanさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょい苦の青春ストーリー
このところ、TL上で話題になっていて、見に行く。
ストーリーは、アイドルになりたい女の子がアイドルになっていく物語、というのがざっくりしたところ。主人公は、有望な女の子(主観)をあつめて、チャンスをつかんでアイドルをめざしていくのだけど、集められた子達はかならずしもアイドルになりたいわけではなく、やがてギクシャク、というのはアイドルでなくても、バンドでもありがちな状況だわなぁ、という気がする。最終的にどうなるかは、ネタバレなのでかかないけど、苦みのきいた大人のお話ではなく、コーヒーゼリーくらいだよね、という気がした。大人が見れば、充分に甘口のお話ですよ、これ。
ネットでは、主人公の性格について、あれこれ批判があったようなのだけど、目的にむかってまっすぐで個人的には好印象。あの突破力は大きな才能なのだと思うけど、本人はそれに気がついていないし、だれもそんなことはいってくれない。唯一そこがわかっていたのは、カメラマンの彼だったと思う。
ということで、まさに自分がなにものかわからくて、叫びたくなる高校生のための映画と感じた。
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