「暴走機関車 東ゆう」トラペジウム MKさんの映画レビュー(感想・評価)
暴走機関車 東ゆう
クリックして本文を読む
東ゆうは暴走機関車または人格破綻者とは言い過ぎだろうか。私が彼女の嫌な面を見た時に目を背けたくなるのは、彼女に夢あふれる綺麗なアイドルを求めているからだろう。
東ちゃんが自己中で周りが見えていないのは、彼女が人間で高校生だから当然のこと。
前半のサクセスストーリーは葛藤や迷いが少なすぎて味気がない。
全部セットアップされてるだけだった。しかし、彼女なりに筋道立ててステージに登ったことは評価できる。手段に拘らず、相手の懐に飛び込みや交渉や根回しを行う営業力がある。だからチャンスを掴めたのだ。
後半は東ちゃんの等身大の物語がはじまった。アイドルを経験して苦い思いをしたからこそ、自分の良いところも悪いところにも気づけた。前半と変わって、他者を他者として向き合い認めた。他の3人もそれぞれが輝く方法を見いだせたところに成長があった。
ここでもう一回みんなでアイドルやろうとか言い出さなくて良かった。
結局、東ちゃんがそこまでアイドルに執着する理由が分からなかった。
ハイライトは冒頭の「なんもない」。すいちゃんの活躍が映画館で見れて嬉しかった。
StarryJetも見逃さなかったぜ。
コメントする