「独自の世界観とは何か」HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
独自の世界観とは何か
鳥山明が68歳で亡くなった。
突然の出来事である。
言うまでもないが、彼の作品はその後の漫画家達の指針になっただけでなく、ある種「マンガ」をサブカルチャーからポップカルチャーへと変換させた、いわゆる時代の先駆者である。
さて、小島秀夫という人物もそういう意味で、いわゆるテレビゲームの世界をネクストレベルへ引き上げただけでなく、ゲームそのものを映画と同様の映像作品へと変換させた時代の寵児である。
本作では、小島秀夫の新しい制作会社立ち上げから、最初の作品である「DEATH STRANDING」の製作風景を、彼の生い立ちやキャスト、スタッフのコメントを交えながら描いている。
印象的だったのは、主人公サム役のノーマン・リーダスのあるコメント。
ある日「パシフィック・リム」「シェイプ・オブ・ウォーター」の映画監督ギレルモ・デル・トロから電話で
「Hideo・kojimaから君に連絡がある。そしたら、君は何も言わずにYESと答えろ」
と言われたらしい。
面白いエピソードである。
個人的には作品のサントラにも収録されているChvrches(チャーチズ)のタイトルトラック"Death Stranding"がお気に入りである。
新作「DEATH STRANDING 2 ON THE BEACH」
が今から楽しみで仕方ない。
R.I.P. Akira Toriyama
R.I.P. TARAKO
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