劇場公開日 2024年2月9日

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「【”観る側をも騙す。それがプロの騙し屋であり、極悪を暴き被害者を救済するジェントルマンなのである。”さて、貴方はこのコンゲーム映画のカラクリにどこで気付いたかな?】」ジェントルマン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”観る側をも騙す。それがプロの騙し屋であり、極悪を暴き被害者を救済するジェントルマンなのである。”さて、貴方はこのコンゲーム映画のカラクリにどこで気付いたかな?】

2025年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

幸せ

■”興信所の社長”、チ・ヒョンス(チュ・ジフン)はイヌを捜しに依頼人の女性イ・ジョフンと向かったペンションで、謎の男に襲われ意識を失ってしまう。
 気がつくと誘拐事件の容疑者にされていたヒョンスは、ひょんなことから自分を護送していたカン検事と誤解されるが、途中で大事故に遭いカン検事は一週間の入院。
 その間にチ・ヒョンスは、自らの潔白を証明するために、検察の闇を暴こうとする”イカレ女”キム・ファジン検事(チェ・ソンウン)を味方につけ、クォン・ドフン大手法律事務所長(パク・ソンウン)の巨悪を白日の下に晒そうとする・・。

◆感想<Catuion!内容に触れています。>

・今作のポイントは、上記”粗筋”さえもが、チ・ヒョンスの掌中で行われていた事に、どのポイントで気付くかが、勝負で有ろう。

・途中までは、チ・ヒョンスが自らの潔白を証明するために、奮闘する様が描かれ、更に”イカレ女”キム・ファジン検事が、じゃじゃーん!と登場する事で、観る側は今作の脚本に呑み込まれそうになる。

・だーが、よーく見ていれば(例えば、チ・ヒョンスが良く立ち寄るおでん屋の屋台のお爺さん)、そこかしこに、ヒントは隠されているが、実はこの映画はそこら辺が少しズルい感じもするので、チョイ減点ね!

■だが、最後半、チ・ヒョンスたちがクォン・ドフン大手法律事務所長が行っていた、多数の女性を食い物にした”性加害事件の首謀者”であり”、中央地検曹長もそれの顧客だった事が明らかになる部分や、クォン・ドフンが溜め込んでいた金を全て吸い上げ優雅に海外の列車に乗り、巻き上げた金の一部を、被害者たちに支払っても、マダマダお金があるシーンはナカナカだったかな。

<今作を観て、良く分からなかった人は二回見るといいかもしんないね。(エラソーでスイマセン。)
 マア、チョビッと作りでズルい部分もあったから、3.5ってところで、宜しくね!>

NOBU
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