「ハードボイルドなチームものとしてそれなりに楽しんだ」ジェントルマン kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ハードボイルドなチームものとしてそれなりに楽しんだ
探偵が人探しをしながら事件の真相にたどり着いていくハードボイルドもの。韓国ではこの手のスペシャリストが集まってチームで動く「オーシャンズ」的な話が多い気がする。本作は、事故のシーンでかかるマイ・ウェイやテンポよく切り替わる映像等、スタイリッシュな映像と音楽でごまかしてはいるが、前半はやや退屈。引きを強くする狙いだと思うがあまりうまくいっていない印象だ。時系列が前後する流れが若干わかりづらかった。
それでも後半になってから発生する出来事や、それに対応する彼らの活躍はなかなか見どころがあった。そして結末に至るまでの二転三転する感じも強引だが個人的には嫌いじゃない。なるほど、こういう感じの終わらせ方ねとニヤニヤしてしまった。そしてエンドロールで改めて気づく。犬は演技できなかったってことかと(実際は演技してるんだけど)。
チュ・ジフンのファン向けの映画かと思っていたが、トータルではそれなりに楽しんでしまった。もう少しシンプルにすればよかったのに。
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