Floating Holidays フローティング・ホリデーズ

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Floating Holidays フローティング・ホリデーズ

解説

適応障害と診断された女性が、福岡県の美しい街並みと自然の中で、家族や周囲の人々との交流を通して自分を取り戻していく姿をつづったハートフルドラマ。

東京の企業に勤める真面目な性格のみかは、ある日突然、産業医から適応障害と診断され、叔母が暮らす福岡県うきは市で療養することに。復職を焦るみかのもとに、大学を転々としながら遊び暮らす弟まさゆきが転がり込んでくる。数年ぶりに会った奔放な弟に振り回されながらも、2人でさまざまな場所を訪れて会話を重ねるうちに、みかは少しずつ自分の感覚を取り戻していく。

小澤真利奈が姉みか役、武田航平が弟まさゆき役で主演を務め、2006年のゲームソフト「FINAL FANTASY XII」で主人公とヒロインの声優を務めて以来の共演を果たした。2022年の短編映画「コロナになりました。」が評価された増田有美監督の長編デビュー作。

2022年製作/102分/G/日本
配給:ニチホランド
劇場公開日:2024年2月16日

スタッフ・キャスト

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(C)CREDEUS / Team Caminari

映画レビュー

5.0姉弟の会話に癒された

2024年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

弟のセリフにかなり心を揺さぶられて、今まで仕事に忙殺されていたことに気付きました。

映画を見終わった後は、弟の言葉がしばらく頭に残っていてなんだかもやもやと不思議な気持ちに。と同時に、毎日精一杯生きなきゃなと励まされました。

また観る機会があったら観たいなぁ。
映像も綺麗でどこか懐かしく、癒される映画でした。音楽もとても良かった!!

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spica

2.0分かんないことが多かった

2024年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

寝られる

昔の共演した美男美女の2名が十数年ぶりに再共演。
そんな2人を姉弟として中心に据えた会話劇的な作品。

適応障害がきっかけで生真面目で責任感の強い女性が田舎で休養するお話。
私は九州の出身で、祖父母の家はまさに本作の舞台となった場所のような田舎なので懐かしい心地なった。
もう長く訪れていないけれど…と少し感傷的にもなったけどそれは映画とは関係ない話。

日常系と言うべきか、何が起こるわけでもない。
本当に何も起こらない。
それだけならともかく、私には分からない・繋がらないシーンが多かった。
カメラワークは遠めなことが多くて、主人公のミカの感情が読めない。
悟ったことを言うようで、他人に寄生して迷惑をかける生き方しかしていないまーちゃんが何を言っても響かない。
適応障害を患い、適当に生きる弟に振り回されてるうちに感化されてしまうお人好しのミカ。
彼女が復職しても、また同じように擦り減っていく未来しか私には見えなかった。

何で、まーちゃんはミカのもとにやって来たの?うきは市の立地的にまーちゃんは久留米あたりに住んでるのかな?
まーちゃんは大学生?演じる武田さんは30代後半。若く見えるしイケメンだけど何歳の設定なの?
まーちゃん、何で姉の全財産を封筒ごと持ち出してすぐに見付かるパチンコ店にいたの?何がしたかったんだろう?
何でミカは全財産封筒に入れてるんだろう?
ミカ、ちょっと全財産少なすぎん?
何でミカは全財産持ち逃げされて呑気に髪切ったんだろう?
パチンコの開店前にスタッフが喫煙するシーン、何の演出なんだろう…?

スペシャルサンクスに園子温監督の名前が並んでいたし、もしかしたら園子温作品に造詣が深い人なら読み取れるものが多いのかもしれない。

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昭和ヒヨコッコ砲

4.0定番の感動ドラマじゃなかった

2024年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

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ginfoo

3.5👏「生きる」ことの解を分かりやすく教えてくれた

2024年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

海外の映画祭で37冠を獲得し
2023年カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門のノミネーション最終審査まで残った
作品ということもあるけど
住吉美紀さん(TOKYO FM朝のワイド番組「Blue Ocean」のパーソナリティ)が出演してる!というのが本当の見た理由😃

Floating Holidays
フローティング・ホリデーズ
日本の現実が抱える問題のようにも思えた💛

主人公みか(小澤真利奈)の弟まさゆき(武田航平)の、一人禅問答が秀悦でした。

仕事に固執する姉みか
の一言一言に
のれんに腕押しで受け流しながらも
核心で諭す
奔放に感覚で日々過ごしてる弟まさゆき

まさゆきは語ります
人(人類)として生まれたら
生きること でしかないと

つまり必ず死ぬ(死に向かって生きている)てしょ と

なるほど
アメーバーや海洋の小魚の群れをみれば、納得する
同種の生物が、いかに繁殖し、子孫を残し、存続するかが、最も重要だ(生物で学んだ)

でも、
これって、最近の企業がよく言っているサスティナビリティ(持続可能)と、どこか似てる

まさゆきは
パチンコが大好き だけど
パチンコはしないようだ
スロット派

パチンコはただレバーを握っているだけ
スロットは確率を考えながらボタンを押すから
常に頭を使ってる 結果
余分なことは考えなくなる(という論理)

でも、これこそ仕事人間の頭の中のよう
(仕事、仕事と言って、他のこと・・家庭、友人、町内会・・・から逃げている)

禅問答のような二人のやり取り
を聞くうちに
「正解」がないことに気づいていく自分がいる
(ラッドインプスの「正解」に、通じる)

海外の映画賞を取る術を心得ているのかなぁー

ロケ地は福岡県うきは市
日本の田園風景
そこに
パチンコ店
神社、お参り
エンドロールのアルファベット表記
登場する地元の人たちの愛らしさ(自然さ)

映像は
観客を会話に集中されるため(?)に多用されたカット画像編集
室内は無機質で、壁は白く装飾もない

構成は
二人の会話だけが、妙に自然(ほかの登場人物の会話は、台本を読んでる演技感ありあり)

知恵、あるなぁー
と、感心させられた作品でした

住吉さん、お疲れ様でした😃

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