「こういう作品が好き」ぼくが生きてる、ふたつの世界 宮西瀬名さんの映画レビュー(感想・評価)
こういう作品が好き
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吉沢亮を前面に出す内容になるのかと思いきや、序盤はしっかり大の幼少期を描くいたことに驚き。
コーダの人の軌跡を示そうとする姿勢にはとても好感を持てた。
大も「こんな家に生まれてこなきゃ良かった」的なひどいことを言っているが、決して「嫌なやつ」と思わせない吉沢のバランス感覚も見事。
最終的には親子の仲が縮まったが、「もう少し歩み寄れたら良かったのに…」と思うが、やはりコーダとして生きてきた大にとっては、時間を置き、別環境で生活しないと、気持ちの整理はできなかったのかなと思う。
障がいの有無にかかわらず、親子関係の難しさも感じた。
また、ラストが東京移住前夜だったところもなんか良かった。
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