「お母さん、ごめんなさい、そしてありがとう。」ぼくが生きてる、ふたつの世界 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
お母さん、ごめんなさい、そしてありがとう。
この映画の主人公だけでなく、母親に辛く、つれなくあたって後悔している人はたくさんいるだろう。
それに対して母親はいつだって無償の愛で包んでくれる。
子役さんたちが、赤ん坊も含めて、みんな大きくなったら吉沢亮になるだろうなってくらいそっくりだった。中学生の子もよく似せてるなと思ったらまさかの本人でした。
お母さんはもちろんだけど、東京へ行けと背中を押してくれるお父さんが素敵だった。
子ども時代は主人公の気持ちがよくわかるように描けていると思ったけれど、東京へ行ってからがなんだか残念。
聾者の方との交流はよかったけれど、なんで編集者?
そしてその働きぶり。原作者の方の実体験なんだろうがもっと共感できるような描き方があったんじゃないかな。
多くの人に観てほしい、観るべき題材の作品だからこそ、もっとドラマチックに作った方が良いように思う。(アカデミー賞をとった「コーダ」のように)せっかく吉沢亮を主役に持ってきたんだから。
タイトルを最初に出さずに最後に出すのはどんな意図があってのことなんだろうか。
大吉さん、コメントありがとうございます。
子供の頃の子役たちがみな似すぎていて驚きました(笑)
なぜ編集者?の件ですが、当てもなく東京に出てきただけで、
実際のところ仕事なんか何でも良かったのだろうと思います。
何がやりたいわけでもない。だから面接行ってもかなり適当な
受け答えばかり。そんな若い頃の中途半端さも「持たざる者」の
痛々しさとして僕は何となく共感してしまうのです。
それでも流されずに済んだのは父や母の存在だったのかな、と。
だからこそ最後は僕も大泣きしてしまいました。
お父さんが 逆におおらかで 器の大きい感じで良かったです。お母さんも素敵ですが・・・
普通 男だと 父親に反発が多いような気もしましたが 私の思い込みでした。