あはらまどかの静かな怒り

2023年製作/88分/G/日本

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
衣笠竜屯
脚本
川村正英
衣笠竜屯
製作
衣笠竜屯
西海敬介
川村正英
プロデューサー
川村正英
撮影監督
松本大樹
Bカメ撮影
武田楓樹
録音
萩原一輔
森嶋岳遼
森下怜二郎
美術
松岡詩歩
田宮実咲
衣装
岩咲希しのぶ
吉田礼
前川亜里沙
井口紗千桜
ヘアメイク
岩咲希しのぶ
吉田礼
前川亜里沙
井口紗千桜
編集
松本大樹
音楽
shima
助監督
佃光
春名星
医療監修
楠部知子
制作
松本大樹
羽田野晃生
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映画レビュー

0.5中学生を追い詰め過ぎ

2024年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主役は、おおまけして敢闘賞止まりかな。
言いたい事は解らないでは無いが、映画を構成する様々な要素、つまり脚本、演出、脇役の演技(校長先生のトホホ度高い)、「特殊」効果、カメラワーク、カット割、音楽等が例外なく陳腐なだけでなく、低予算なんだから仕方ないだろ、と居直っているようでイライラした。低予算でも「ゆりに首ったけ」のように工夫次第で面白くするのは可能なのに。

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ひろちゃんのカレシ

4.5どのような見方をするのかかなり判断が割れるが、俳優さんには高評価。

2024年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年12本目(合計1,104本目/今月(2024年1月度)12本目)。

 まず、当方は行政書士の資格持ちで、その立場で見に行きました。
その前提は理解いただければ…と思います。

 結論から言うと、「理解がかなり難しいタイプではなかろうか…」というところです。

 映画の趣旨としては「思春期にある、自分の感情をうまく伝えられない子(あるいは、経度自閉症・経度知的障害ほか、とも思える。主人公が突飛すぎる行動をとるため」に論点が当たっていますが、ここに当然、コロナ事情によるマスク着用によること(ほか、歯並びなどを気にする方も着用にするようになったが、2023~2024年において任意になっても着用しているのは感染防止以外にもこうした論点はいくつかある。いわゆるマスク(着用)症候群というもの)などが関係してきます。

 ところが描写が不用意であるため、法律系資格持ち(行政書士)はいきなり憲法論の話をしたいのか何なのか…と思いきや、いきなり妖精(フェアリー)の話が始まったり、あるいは花(フラワー)がいきなり話し始めたりと謎のワールドに飛ばされたり…と理解が極端にヘンテコになり、こりゃきついんじゃないか…といったところです。

 少なくともミニシアターでみる作品は、いわゆる初監督の方などのインディーズ映画が多く(特に大阪市ではシアターセブンが顕著)、「ある程度趣旨は分かる」もの、さらに「よくはわからないが●●ものなのだろう」(←●●に「ホラー」が入る例として、「決して送ってこないで~」)のほか、本映画は明確に公式サイトほかから見ればこの「思春期のころの笑顔の見せ方(表情表現)」に論点が当たっているものの、んんん??という謎展開になるのが厳しい…といったところです。

 かつ、この映画は公式サイトや予告編(といっても、実質シアターセブンのみ)ほかでも「神戸で撮影された映画であること」については大きく取り上げられていたものの、神戸の文化をほぼ参照しない(三ノ宮はもちろん元町や神戸、兵庫といった地名さえ出てこない)のも「入るシアター間違えたのか」というくらいにわかりにくく、うーんどうなんだろう…といったところです。

 かつ、以下の評価に述べる通り、「法律系資格持ちがミスリードに入ってしまう別のトラップ入り口」があったりと「何をどう評価するか」が非常に難しいです。

 これらまで考慮して以下のように評価しています。

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 (減点0.4/映画の主義主張が「別の部分で」わかりづらい)

 この映画の主人公は私学に通っていることは映画の描写からわかります。入口にキリスト教のシンボル(十字架)が掲げられているからです(日本では公立でこれをやると基本的にアウトです(憲法20条参照))。さらにストーリー上「お寺」も登場しますので、宗教論がテーマなのか…と思いきやそれらは全部ダミー(撮影協力上表示される学校が「キリスト系のミッション系の学校である」ということ)ということで、この点はかなり解釈に迷います(法律系資格持ちはここで詰まるのではと思える)。

 ※ これらはダミーなので、ここでプロテスタントだのカトリックだの解釈してもドツボにはまるだけで、これが最初の3分ほどで出てくるので、資格持ちは特に迷います(特に公法を操る行政書士の資格持ちは、憲法行政法をみっちりやるため、ピンとくるんじゃなかろうかと思います)。

 (減点0.5/映画の趣旨が最後までよくわからない)

 何となく「思春期の子の表現表情の読み取り、本人のしにくさ、大人の読み取り」といった点に論点がある点はわかりますが、かと思えばギャグ映画かというほどに突然、妖精(フェアリー)が登場したりと「何を述べているのかがよくわからない」部分はあります(この点、当該監督さんの過去の作品に「シナモンの最初の魔法」があることを知らないとまずアウトでは…と思える)。

 ※ 「ひなた」はお花の名前であることはわかりますが(途中で「君」付けになることから、男の子である点はわかる)、「シナモン」は何なんでしょうか?(序盤に出てくる、メイドカフェかの類で見られる、いわゆるゴスロリの服を着用している女性の方のこと?? ←ここも謎)

 一方で「解釈上それもありうる」というトラップ筋は極端に多く、

 ・ 上記の事項(宗教論に関すること)
  (すなわち、本人の意思に反して親が宗教に偏って、中高の受験でミッション系なり仏教系なりの学校を「強要」する問題)

 ・ マスク(着用)症候群に関する問題提起か?

 ・ 学校内のいじめに関すること(ただし、いじめを連想させるシーンは出ない)

 ・ 母子家庭の問題?(明示はされないが、父親が一切出てこない。母親は出る)

 ・ 子供の「名づけ」に関すること(本映画では「まんまるになるように」ということで、主人公の名前が「まどか」で、この名づけストーリーのことも描写されるところ、このように「子の性格や職業ほかを運命づけてしまう」命名は時に問題になるときがあり(正当な理由があれば改名が可能。家事事件手続法)、一方で親の気持ちとは別としても「まどか」という名前自体が極端に変というのでもないし、解釈が割れる)

 ・ 「突然話し出すお花」に関して(所有者が一見して不明。このため、事務管理(あるいは、不当利得)の話かあるいは、留置権の話かと考え始めるとさらにドツボにハマる。なお、「お花」に民法が適用されうるのか等ほか、私法関係で考えるともう理解ができない)

 ・ ほか、「神戸で取った映画」という解釈のもと、描写されるもの全般について(私鉄、学校、ほか、何度か出る「ランチ寿司」の描写もダミー)

 …と極端にわかりづらく、これらの筋ではなく「思春期の子の表現表情が論点なのだ」ということを確証するには結局最後の「動画による挨拶」までみないとわからない(ただ、この動画もシアターセブンでは放映される日とされない日がある模様だが、全部放映しないとわからないのでは…)という、かなり極端に理解が割れそうかなというところです。

 少なくとも、当該監督さんの「シナモンの最初の魔法」を前提に「その監督の方の独特なワールドが展開される」ということは前提にしないと「採点不能」や「採点拒否」が続出しそうなところです(大半これにつきてしまう(ただし、この映画は2015年で、VODほかでみあたらない…。ここは当該作品の「独特な見せ方」をある程度youtubeほかで公開しないと、本映画をチョイスするしないにさえ発展する)。この点、ミニシアターに来る観客の方に当事者(要は中高生)がどれだけいるか、という「ターゲット層をどうとるか」という論点にも思える)。

 (加点0.3/出演者の方々に好感が持てる)

 トークショーで話されていたとおり、ビデオ(動画)によるリモートでの登場になりましたが、お2人とも「受験」という大切な時期にかかっているのであり、特に主人公の方(中学3年(当時2年)の方)の俳優さんには好感が持てました(中学3年(当時2年)で何度か取り直しはしているとしても、ほぼ大人のトークショーと同じレベルで話されているのは非常に好感が持てました)
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yukispica