「私のような興味本位で話題作だから観に来たという人もいたでしょうけれ...」Black Box Diaries よしさんの映画レビュー(感想・評価)
私のような興味本位で話題作だから観に来たという人もいたでしょうけれ...
私のような興味本位で話題作だから観に来たという人もいたでしょうけれども、場内の雰囲気(エンドロールになったとたん場内拍手)は賛同者の集まりで宗教の集まりにも感じられたくらいです。
第一の感想は、当時の出来事は想像を絶する辛さがあっただろうし、よく無事であったと思いました。
そしてこの映像をよく作ったと思いました。
隠し撮りのようなものからカメラマンがいての撮影映像まで(それはそのあとのトークショーで解説がありましたが)。
賛同するかどうかは人それぞれだと思います。
作品中に伊藤さん宛てに批判メールで“貧乏な私にはこうした事態を招くあなたのことはよくわかりません”というのがあったことが紹介されましたが、その言い分は理解できます。
仕事柄や、都会と田舎の違い、生活環境によっては世界が違うし、単なる注意不足の自己責任という見解もあることと思います。
ただこの作品はご自身の被害を訴えるものではなく、性被害に対して声を上げることや法制化することを訴えるものだということを仰っていました。
それは感銘した次第です。
あと最後に下世話な感想ですが、伊藤さんは「画になる人」で女優の二階堂ふみさんに似ているなと思いました。
「美人」とか「カッコイイ」とかの言い方を控えると、「ずっと見ていられる人」だと思いました(俳優やタレントでもずっとは見ていられない人もいますから)。
なので(これはドキュメンタリーではありますが)この作品も成り立っていますが、可能であれば二階堂ふみさんに伊藤さん役をやってもらって映画化したらいいなと、観たいなと思いました。
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