ふれる。のレビュー・感想・評価
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ふれるの能力!
ふれると繋がったことで3人は言葉にしなくても通じ合うからあえて話さない。心で分かり合えてるから。上京してからの雰囲気良かった!女性との出会いで感情が素直に届かないことに気づいて、、のそれぞれの劣等感むき出しなところ友情ってこうやって深くなっていくよねってこれが大切なことなんだよなって思い出した。永瀬くんの声優役にピッタリでした。ふれるのトゲトゲ無くなって最後小さくなったのめちゃめちゃかわいかった!
ふれるという生き物が愛おしい
ふれるの能力を使った方が、相手に気持ちを伝えるのが早いし楽だと言ってた秋が、ふれるに気持ちを伝える手段として直接言葉で伝えることを選んだのがとても好き。ふれるが救われてよかったです。
人と人
ふれるがいたからこその三人。
でもふれるがいなくてもと気づいた三人。
人と関わるには何が必要か教えてくれるが重苦しさがないのはファンタジーだからだろう。
人と人って、そんなにうまくいかないよ。
自分をアニメの等身大の登場人物に投影させてもいい。
綿毛が飛んでいたら「あ。ふれるだ」と思ってしまいそうだ。
ふれるの視点で見るのが個人的最適解
ふれるの視点で確認したいことがあったので2回目見てきました。
「秋、諒、優太の3人をふれるが繋いだ物語」ではなく
「ふれるが秋のために3人を繋いだ物語」として見た方がしっくりきた。
ふれる視点をおすすめしたい。
ふれる視点で見ると…
閉じ込められていたふれるは、秋との出会いがあって外の世界へ。
秋がはじめてふれるの糸にふれた時、秋の言葉にできない苦しさや願望を受け取ったんじゃないかな…と
秋とふれるに共通する孤独が共鳴した?
その結果3人を繋げて、秋が笑っていられるようにしたかったのかな、そうすることでふれるも秋と、3人と一緒にいられると思ったりしたのかな?と考えたりした。
秋、諒、優太の3人は子供のころからふれると一緒にいたから、あえて口に出さなくても大丈夫と言うのが染み付いてしまった。
しかも、ふれるで繋がった場合はフィルターを通してるから、複雑な思春期でもそりゃ居心地が良いはず。
ずっと3人と1匹の世界だったらそれでも良かったかもしれないけど、やっぱりそうはいかない。
秋がなんでそんなにすぐ彼女に惹かれたのかもふれるがいた環境が長かったからかな…
ふれるで繋がった諒と優太とはわかりあえたけど、その他の人と通じあうことなんてできなかった(できないと思ってしてこなかった)のに、
話を聞いてくれて、理解を示してそれを言葉にしてくれて、偶然同じタイミングで空を見て、こんなことあるんだ!と…
初めてときめいちゃったんだろうな。
相手にとってはただ会話をしただけなのに。
本来なら中高生でそのフェーズは終わるはずだけど、秋はある意味子供のまま大人になった感じだから…あえて子供っぽく描かれたのかなと思った。
ふれるは家に3人以外の誰かが入ることを良く思ってないように見えた。
3人だけならふれるを介して会話してくれるからなんとかなったけど、他者が入ってきたことで言葉に出して伝えることが増えてきた。
他者が入ってこなくても、外の世界での経験によってズレが生じ始めていた3人は、いずれ破綻してたと思うけど、それが早まった感じ。
そして、ふれるの思考はやっぱり秋中心な気がする。
ふれるの感情が大きく動いていたのは、秋の言葉や感情の動きに対してのように見えた。
ふれるはこれまでの経験上、自分のせいで人が
傷つくこと、いずれ必要とされなくなることを知っているように思う。
だからこそふれるが恐れていたことは、環境の変化による3人の成長なのかな…と。
ふれるは人と人の間に存在するけど、ふれる自身がどう言う気持ちなのかは言葉では語られない。トゲトゲで刺して抗議したり、くるくる楽しそうにまわったりはするけど、具体的にはわからない。
でも、秋の「一緒にいたい」を聞いて、こぼれた涙は間違いなくふれるそのものの感情がのった涙だったと思う。
ふれる目線だとここが1番の泣きどころ。
居場所が欲しい、能力じゃなくて存在を必要としてほしい、一人は寂しい、一緒にいたい…がふれるの根底にあるとすると、今回のエンディングはふれるにとって予期せぬハッピーエンド。
なので、よかったねふれる!と言う気持ちになった。
登場人物はみんな良いところと悪いところが見えて、あぁいるいるこんな人とはなるけど、私は人間のだれか視点より、ふれるの気持ちを想像しながら見た方がドラマチックで楽しかった。
ポケモンの映画でポケモンに感情移入して泣くし、もののけ姫ではヤックルの視点で見て泣いてる人間だから普通ではないかもしないけど、
1度ふれる視点で見てほしいな。
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1回目の感想
ある人はエモく感じ、別の人にとっては苦い思いを思い出すかも。
この映画からなにを受け取るか、どんな感想を持つかは、見る人の過去に大きく影響されるように思った。
ずっと3人で仲良くいる未来しか想像できてなかった3人だけど、社会に出てズレが生じ始めている。
家という閉じた空間に異質な2人が入り関係性が変わっていくことで、なにかがおかしいと少しずつ気付き始める。
さらに、ふれるの本当の力を知り、3人のこれまでが虚像のように感じられ、そのまま崩壊してしまうかと思ったけど、やっぱり過ごした日々はかけがえのないものだったと…
監督が言っていたように、ギミックとして異性2人の介入が必要だったように思う。
嘘をついてるわけではないけれど、意図的に隠された気持ちがあって、お互いのことをわかったつもりでいた3人だけでは子供のまま成長しなかったと思うし、本当の意味で向き合えなかったと思う。
3人の子供時代からの成長過程は、切り取った場面が音楽と共に流れるだけで、詳しい説明やセリフはないので、きっとこんな会話があったんだろうな…と想像しながら見てた。
思い出アルバムを見るようなエモい感覚。
そして、後半にこの成長過程のシーンが、3人が過ごした日々が確かにあったこと、ふれるで繋がった3人だけど、全てがふれるの存在で成り立っていたわけではないことを表しているように感じた。
ふれるは架空の生き物として語り継がれていたけど、ふれるだって生きていて誰かと繋がりたい。気持ちをわかってほしいと思っていたのかな…と。
ふれるは色々な感情の受け皿のようにも思えるけど、目からこぼれ落ちたそれは、ふれるの感情だったと思う。
ふれるそのものの感情が大きく動いた時の目の表情が素敵だった。
作画は美しかったし、料理のシーンでは普段使う調味料が出てきて勝手に親近感を感じながら見た。
エンディングで流れたYOASOBIのモノトーンが映画の内容にすごくあってて、映画を振り返りながら聞くことができた。
幼馴染男子三人の友情の触媒としての謎の生物「ふれる」の日常ドラマは面白く楽しめて後味も良い
『あの花』『ここさけ』『空の青さを知る人よ』などの青春秩父三部作を制作した監督・長井龍雪、脚本家・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀の名トリオの作品で、結構贔屓にしていた面子なので久しぶりの再集結は素直に嬉しい。
今回は秩父が舞台ではなく、メインは大人になった幼馴染三人が暮らす新宿区高田馬場周辺での共同生活が主軸になっている。
島生まれでコミニケーションが上手く取れない子供時代と島の守り神的存在の謎の生物「ふれる」を介して繋がっている三人の設定がなんとも奇妙で面白いが、キャラも三者三様に悩みやクセが強くて、更に加わる女性二人の性格も捻りが、ありこの辺は岡田脚本の卓越した部分で楽しめる。
ストーカーネタの扱いが軽いエピソードになっているのは意外だが主題では無いのでアレで良いと思う。
前半に女性二人が共同生活に加わり、ちょっとした多幸感を観客に提示してその後のイタイ展開で落とす積み重ねのタイミングも上手い。
「ふれる」の能力によって通じあっていたと、誤解していた三人の戸惑いや焦りも丹念描写されており、声優として担当している役者陣も適材適所で好演だと思う。
俳優と声優だと台詞の発声が違うのか、メインの女性二人は実力派で、ちょっとしたセリフの発声による解像度が高いのだが、誇張気味な印象もあり男性陣の発音のバラツキも感じる面もあったが、ややどもり気味のメイン主人公でもある秋役の永瀬廉はハマっていて良い。
作画的や演出的には、「ふれる」珍妙な可愛らしさや190クラスの高身長である「秋」の窮屈な挙動を台所やバーカウンターでさりげなくみせる動きのつけ方にこだわりがありキャラクターデザインと作画監督の田中将賀氏の今回の狙いだと思う。アニメとしても近年テレビと劇場アニメで、京都アニメーションを凌ぐクオリティと量を制作しているCloverWorksの体制も凄いと思う。(『ぼっち・ざ・ろっく!』の続編もやって欲しいけど発表がない!)
気になるのクライマックスの運動場の展開に見せ場やケレン味が弱くて盛り上がりにかけ、長井監督の他の作品にも若干感じるのだが、同じ東宝アニメ組ローティションに入っている新海誠や細田守と比べると映像は遜色ないけど淡白な印象をうける。(作品内容のスケールは違うけどそれはそれ)
総体的にコミニケーションの難しさやあり方を描きつつ社会人よりの青春を見せる良作で後味も爽やかなのでオススメできる作品
人間関係を振り返り、コミュニケーションの在り方を考える作品
あの花、ここさけ、空青シリーズの最新作で名作クリエーターの方々に注目していて、友人、家族、1人で何度も鑑賞しました。観る度に、視点を変えて観たり、美しいアニメーションに感動し、YOASOBIの「モノトーン」も映画に寄り添い透明感ある歌声と曲が好みで心地よかったです。
ストーリーは、人との距離感の大切さや「親友とは何か」を問いかけられました。又、SNSを活用する頻度が多い現在、自分の言葉で伝えることの大切さ、本音と建前などコミュニケーションの在り方を考えさせられました。
不思議な生き物「ふれる」の存在は、言葉は発せないけど、本当は伝えたいことを"ふれる"なりに必死に伝えていて、人との繋がりの本質の部分を教えてくれていたのかなと思いました。可愛らしかくて愛おしかったです。
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』でソーニャ役で声優初挑戦でした永瀬廉さんの声優も感動していましたので注目して観ました。秋の複雑な感情の声色の変化、息遣い、話す言葉の調子の上げ下げする抑揚がリアリティーあって上手でした。坂東さんや前田さんも初挑戦とは思えない程、役にあって素敵でした。他にも豪華声優陣さんの声の演技が素晴らしかったです。この作品に携わった方々、声優の方々の作品は今後も注目して観てみたいです。
人と人との繋がりにおいてコミュニケーションの大切さを考えさせられる...
人と人との繋がりにおいてコミュニケーションの大切さを考えさせられる作品でした。20代の若者の等身大の苦悩や葛藤のリアルさとふれるな存在というファンタジーのバランスが良く、美しい映像にも引き込まれます。キャスト陣の演技も期待以上でした
ふれる に触れられない訳
人の感情の中から、人を傷つけてしまう感情、所謂トゲを抜き取る。そしてそのトゲはふれるの体となり、ふれる自身は触れられない存在になってしまっていたのかと思うと切ない。
ふれるの涙が一番刺さりました。
良かったね、ふれる。
不思議な生き物の謎
ふれるの謎にせまるファンタジーではなかったがふれるの魅力は最大限に発揮されていた。
ごくありふれたストーリーなのに何かが引っかかる(もの凄く良い意味で)。
子供時代をショートカットした理由を知ったとき視界が開けた感じがした。実にせつない?
爽快に感じるかどうかはあなた次第。
是非映画館で🎦
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【”相手の負の部分も受け入れてこそ、真なる絆は築かれる。”今作は、幼馴染の3人の男性が伝説の生き物”ふれる”のお陰で親友になるも、その後“ふれる”の隠された能力により、大変な事になる話である。】
■ある島で育った、アキとリョーとユータ。三人は長じて、東京に出るが共に木造二階建ての一軒家に住んでいた。
三人は、幼時に島の伝説の生き物“ふれる”のお陰で、手を触っただけで相手の気持ちが分かるようになり、それ以来親友になるが、“ふれる”の力は【相手の負の思考は伝えない】というモノも持っていた。
◆感想
・作品の設定要素はとても、面白いと思う。故に、幼時からアキとリョーとユータが親友になって行く様は、面白く見れる。
・只、三人が大人になり、東京で同居を始める所にジュリとナミが同居する辺りから、少し怪しくなってくる。
相手の負の感情を伝えない“ふれる”の能力を知らない三人の関係性は、ギクシャクしてくるのである。
<ストーカーが登場したりする部分は、未だ良いのだがアキとリョーとユータが夢か現か,”ふれる”の糸でぐるぐる巻きにされたり、繋がっているシーンからは、良く分からなくなってしまった作品。
色々な深読みをしても良いのだが、夫々のキャラクターの描き方がやや浅く、その行動原理も見えにくく、且つイタイシーンもあり(勝手に、サプライズパーティをするシーン等)、少し物足りなかったかな、と思ってしまった作品である。>
伝える大切さと難しさ
親友と呼べるような友人関係になるにはある程度は自分の心の内をさらけださないといけない
でも全部を伝えることが正解とは限らない
黒い気持ちが全くない人などいないだろうけど相手をどれだけ思いやれるか
相手の黒い部分も受け入れられるかが関係性の継続につながるのかなと思った
追記
劇場で配られたURLからボイスドラマのふれる前夜を聞きました
映画を見てから知る3人の学生時代に複雑な気持ちになりながらも
真実を知らないことで得られた幸せも確かにあったんだと考えたりもした
「初日舞台挨拶中継」
今年231本目。
初日舞台挨拶中継がエンターテイメントでした。6名の言葉が驚きがあっていい会話見れたなあと。超平和バスターズ3名の過去3作が小、中、高校生が主役でしたが今作はちょっと上の年代。間違った事したらちゃんと謝罪するも気持ち良かった。
ふれる。の優しさと3人の成長
後半から心に響き、気分爽快な映画でした。個人的な感想ですが、謎の生き物である「ふれる。」にふれることによって、相手の手を触れることで相手の心が読み取れるようになる話です。
根本は、本音と建前に行き着くのだと思います。秋ら3人は、本心を読み取ることで友情を深めていったのですが、実はふれる。が相手が傷つく本音の部分はフィルターをかけており、結果建前の心しか相手に伝わっていなかったのです。これは、ふれる。なりの優しさなんだと感じました。
しかし、そうなると、この物語のように実際にはズレが生じ、大きなトラブルの元になる危険性がはらんでいるわけです。
ですので、私達の日常社会は、本音だけの世界も建前だけの世界も成り立たないことが分かり、面白かったです。
ふれる。は、あまり目立たなかったですが、あくまでもこの物語の主役はあの3人なので、この立ち位置でよかったと思います。
ふれる。の涙が心に響きました。
正直、期待が大きすぎたかも
予想は超えてこなかった。というか予想よりは……あんまりだったかなぁ
見る側の問題かもだけど登場人物の背景などの描写が少なすぎて現在の行動が『何で?そうなるの』って
主役3人がメインだけどその3人すらも描写が弱かったかなぁ(声は悪くないと感じた)
個人的にもっともっとよく描けそうと感じてしまっただけに残念
少年時代から現在までが一気に進み過ぎる
少年時代をもっと丁寧に描写して3人のそれぞれの背景やそれらから作られる人物像とかが現在により繋がっているようなを期待したが……
せっかくの島出身の設定も勿体なく……中途半端かな
『ふれる』の存在も中途半端すぎて雑だったかなぁ
ふれるの能力での影響(そんなに凄いのか?)とか秘密性が弱かったりとかも
ラストの方でアキとのシーンで『ふれる』側の感情の描写とかあったらなぁ
上京してからの共同生活ぶりは個人的に好きだったし、その生活が崩れるのは第三者の加入(精神的にも)だろうなぁと思った通りでそれはそれで良かったし女性陣二人のキャラも個人的に好きでした
全体的に嫌いじゃなかったけど物足りなさが強く、よりマイナスに感じてしまった
なんとなく雰囲気イケメン的な作品に
(失礼しました)
ふれるがぐるぐる回ってるのはかわいい
事前情報では私的な期待値が低かったんですがつまらないものではなかったです。
ただお話がやや焦点が定まらないまま終わってしまった印象ですかね、ふれる関係の部分
もサプライズ感は薄く本音ぶつけたら分かり合える訳ないしそりゃフィルター必要
だよね…で収まってしまった感じ、ふれるの糸ばら撒きや内部世界も結局何だったんだろうとかストーカー先生も捕まったのか?動機もイマイチ良く分からず
何でコミュ症の人がバーのバイトなんて選んだんだろうとか
(人同士の関係性とか距離感とか画くならこの辺大事な所なんじゃないかなぁと…)
やや薄い?と言うか…ぶん投げな所も部分部分少し気になりました
作画とか絵そのものは良かったです
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