ふれる。のレビュー・感想・評価
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人間関係を振り返り、コミュニケーションの在り方を考える作品
あの花、ここさけ、空青シリーズの最新作で名作クリエーターの方々に注目していて、友人、家族、1人で何度も鑑賞しました。観る度に、視点を変えて観たり、美しいアニメーションに感動し、YOASOBIの「モノトーン」も映画に寄り添い透明感ある歌声と曲が好みで心地よかったです。
ストーリーは、人との距離感の大切さや「親友とは何か」を問いかけられました。又、SNSを活用する頻度が多い現在、自分の言葉で伝えることの大切さ、本音と建前などコミュニケーションの在り方を考えさせられました。
不思議な生き物「ふれる」の存在は、言葉は発せないけど、本当は伝えたいことを"ふれる"なりに必死に伝えていて、人との繋がりの本質の部分を教えてくれていたのかなと思いました。可愛らしかくて愛おしかったです。
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』でソーニャ役で声優初挑戦でした永瀬廉さんの声優も感動していましたので注目して観ました。秋の複雑な感情の声色の変化、息遣い、話す言葉の調子の上げ下げする抑揚がリアリティーあって上手でした。坂東さんや前田さんも初挑戦とは思えない程、役にあって素敵でした。他にも豪華声優陣さんの声の演技が素晴らしかったです。この作品に携わった方々、声優の方々の作品は今後も注目して観てみたいです。
人と人との繋がりにおいてコミュニケーションの大切さを考えさせられる...
人と人との繋がりにおいてコミュニケーションの大切さを考えさせられる作品でした。20代の若者の等身大の苦悩や葛藤のリアルさとふれるな存在というファンタジーのバランスが良く、美しい映像にも引き込まれます。キャスト陣の演技も期待以上でした
ふれる に触れられない訳
人の感情の中から、人を傷つけてしまう感情、所謂トゲを抜き取る。そしてそのトゲはふれるの体となり、ふれる自身は触れられない存在になってしまっていたのかと思うと切ない。
ふれるの涙が一番刺さりました。
良かったね、ふれる。
不思議な生き物の謎
ふれるの謎にせまるファンタジーではなかったがふれるの魅力は最大限に発揮されていた。
ごくありふれたストーリーなのに何かが引っかかる(もの凄く良い意味で)。
子供時代をショートカットした理由を知ったとき視界が開けた感じがした。実にせつない?
爽快に感じるかどうかはあなた次第。
是非映画館で🎦
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【”相手の負の部分も受け入れてこそ、真なる絆は築かれる。”今作は、幼馴染の3人の男性が伝説の生き物”ふれる”のお陰で親友になるも、その後“ふれる”の隠された能力により、大変な事になる話である。】
■ある島で育った、アキとリョーとユータ。三人は長じて、東京に出るが共に木造二階建ての一軒家に住んでいた。
三人は、幼時に島の伝説の生き物“ふれる”のお陰で、手を触っただけで相手の気持ちが分かるようになり、それ以来親友になるが、“ふれる”の力は【相手の負の思考は伝えない】というモノも持っていた。
◆感想
・作品の設定要素はとても、面白いと思う。故に、幼時からアキとリョーとユータが親友になって行く様は、面白く見れる。
・只、三人が大人になり、東京で同居を始める所にジュリとナミが同居する辺りから、少し怪しくなってくる。
相手の負の感情を伝えない“ふれる”の能力を知らない三人の関係性は、ギクシャクしてくるのである。
<ストーカーが登場したりする部分は、未だ良いのだがアキとリョーとユータが夢か現か,”ふれる”の糸でぐるぐる巻きにされたり、繋がっているシーンからは、良く分からなくなってしまった作品。
色々な深読みをしても良いのだが、夫々のキャラクターの描き方がやや浅く、その行動原理も見えにくく、且つイタイシーンもあり(勝手に、サプライズパーティをするシーン等)、少し物足りなかったかな、と思ってしまった作品である。>
伝える大切さと難しさ
親友と呼べるような友人関係になるにはある程度は自分の心の内をさらけださないといけない
でも全部を伝えることが正解とは限らない
黒い気持ちが全くない人などいないだろうけど相手をどれだけ思いやれるか
相手の黒い部分も受け入れられるかが関係性の継続につながるのかなと思った
追記
劇場で配られたURLからボイスドラマのふれる前夜を聞きました
映画を見てから知る3人の学生時代に複雑な気持ちになりながらも
真実を知らないことで得られた幸せも確かにあったんだと考えたりもした
「初日舞台挨拶中継」
今年231本目。
初日舞台挨拶中継がエンターテイメントでした。6名の言葉が驚きがあっていい会話見れたなあと。超平和バスターズ3名の過去3作が小、中、高校生が主役でしたが今作はちょっと上の年代。間違った事したらちゃんと謝罪するも気持ち良かった。
ふれる。の優しさと3人の成長
後半から心に響き、気分爽快な映画でした。個人的な感想ですが、謎の生き物である「ふれる。」にふれることによって、相手の手を触れることで相手の心が読み取れるようになる話です。
根本は、本音と建前に行き着くのだと思います。秋ら3人は、本心を読み取ることで友情を深めていったのですが、実はふれる。が相手が傷つく本音の部分はフィルターをかけており、結果建前の心しか相手に伝わっていなかったのです。これは、ふれる。なりの優しさなんだと感じました。
しかし、そうなると、この物語のように実際にはズレが生じ、大きなトラブルの元になる危険性がはらんでいるわけです。
ですので、私達の日常社会は、本音だけの世界も建前だけの世界も成り立たないことが分かり、面白かったです。
ふれる。は、あまり目立たなかったですが、あくまでもこの物語の主役はあの3人なので、この立ち位置でよかったと思います。
ふれる。の涙が心に響きました。
正直、期待が大きすぎたかも
予想は超えてこなかった。というか予想よりは……あんまりだったかなぁ
見る側の問題かもだけど登場人物の背景などの描写が少なすぎて現在の行動が『何で?そうなるの』って
主役3人がメインだけどその3人すらも描写が弱かったかなぁ(声は悪くないと感じた)
個人的にもっともっとよく描けそうと感じてしまっただけに残念
少年時代から現在までが一気に進み過ぎる
少年時代をもっと丁寧に描写して3人のそれぞれの背景やそれらから作られる人物像とかが現在により繋がっているようなを期待したが……
せっかくの島出身の設定も勿体なく……中途半端かな
『ふれる』の存在も中途半端すぎて雑だったかなぁ
ふれるの能力での影響(そんなに凄いのか?)とか秘密性が弱かったりとかも
ラストの方でアキとのシーンで『ふれる』側の感情の描写とかあったらなぁ
上京してからの共同生活ぶりは個人的に好きだったし、その生活が崩れるのは第三者の加入(精神的にも)だろうなぁと思った通りでそれはそれで良かったし女性陣二人のキャラも個人的に好きでした
全体的に嫌いじゃなかったけど物足りなさが強く、よりマイナスに感じてしまった
なんとなく雰囲気イケメン的な作品に
(失礼しました)
ふれるがぐるぐる回ってるのはかわいい
事前情報では私的な期待値が低かったんですがつまらないものではなかったです。
ただお話がやや焦点が定まらないまま終わってしまった印象ですかね、ふれる関係の部分
もサプライズ感は薄く本音ぶつけたら分かり合える訳ないしそりゃフィルター必要
だよね…で収まってしまった感じ、ふれるの糸ばら撒きや内部世界も結局何だったんだろうとかストーカー先生も捕まったのか?動機もイマイチ良く分からず
何でコミュ症の人がバーのバイトなんて選んだんだろうとか
(人同士の関係性とか距離感とか画くならこの辺大事な所なんじゃないかなぁと…)
やや薄い?と言うか…ぶん投げな所も部分部分少し気になりました
作画とか絵そのものは良かったです
ふれるがかわいい
他の有名な2作品は観たことがないですが試しに鑑賞。
予告にもあるように、ふれるによってこころが通じ合い仲良くなっていた男子3人。島の閉鎖的な環境もあったからか、まだ若く子どもっぽい精神的な幼さもあり、新しい環境で変化して最終的に大人になっていくのがわかった。
途中、三人がどうみてもやらかしてる描写があって見ている方も恥ずかしいし痛々しいところがあるのですが成長には必要だったかも。
心が通じ合ってるから上手くいくように思えても、わからなくても一緒にいようとすることも必要だし、わからないからこそ伝えたり言葉を選んだり、そうやって大人になっていくんだなと感じた。
ふれるが可愛くて、終盤うるうるしました。一番のヒロインのようでした。笑
一般の方には向かないファン向け作品
『あの花』がリリースされた時は『シュタゲ』『まどマギ』が同時でまさにマニア以外にも刺さる勢いだったと…
画のクオリティは流石の安定感だと思います。
ストーリーが弱いエピソードを幾つか繋げてのラスト。
ちょっと入り込めなかったです。
私的には残念だった(悲)
主要3人ともプロを持ってこないのも入り込めなかった要因かなと。
声優として飯食っている人は凄いと思う。
知り合いには他の作品を薦めるかな。
ふれる。の存在の意味
相手の気持ちをふれる。を通して伝えてくれるのは予告などからわかっていたけど、まさか悪い言葉は伝えないようにふれる。がしてたことに驚いた。
それを理解してからの3人の関係性はもちろん、一緒にずっと成長してきたからこそ、ふれる。と一緒に生きていくには、これからもずっと一緒にいたい!この気持ちの高まるシーンは圧巻でした。ふれる。の体の中?とかの所は私にはよくわからないところではあったけど、内容も複雑なとこがないのがとてもとても見やすくて良かったです。子供にもみせたい。
匿名で本音をぶちまける時代に生まれた、ふれるコミュニケーションの弊害
2024.10.4 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本のアニメーション映画(107分、G)
内向的な少年が謎の生物を通じて友情を育んできた様子を描く青春映画
監督は長井龍雪
脚本は岡田麿里
キャラデザは田中将賀
制作はCloverWorks
物語の舞台は、間振島の海岸
少年・秋(瀬戸麻沙美、成人期:永瀬廉)は、海岸沿いに奇妙な空洞を見つけた
そこに詰まっていた石を退けると、その奥には謎の空間があり、彼はそこで奇妙な生物を見つけることになった
バケツに入れて教室に持ち帰った秋は、クラスメイトの諒(田村陸心、成人期:坂東龍汰)と優太(豊崎愛生、成人期:前田拳太郎)に見つかってしまう
だが、その生物には不思議な力があって、それにふれることで「話さなくても相手の考えていることがわかる」ようになっていた
それから3人は仲良くなり、謎の生物に「ふれる」と名づけ、その後もふれることで対話を成立させてきた
そして、彼らは活動拠点を東京に移し、そこで共同生活を始めることになったのである
秋は近くのバー「とこしえの椅子」にてバーテンダーとして働き、諒は不動産屋に就職をする
優太は服飾専門学校に通うことになり、3人の食事は秋が受け持つことになった
ある夜のこと、街角でひったくりに遭っている女の子を見た秋は、その犯人を捕まえるために奔走する
そこに諒と優太も加わって、相手から女の子のカバンを取り戻すことに成功した
彼女は奈南(石見舞菜香)と言い、優太と同じ服飾専門学校に通っていて、彼女は幼馴染の樹里(白石晴香)と一緒に東京に出てきていた
そこから彼らには交流を始めることになり、3人の住む下宿を訪れ、さらには一緒に住み始めるようになるのである
映画は、コミュ障少年がふれるによって友達ができるというファンタジックなものになっていたが、実は「ふれる」にはフィルターがかかっていたという内容になっていた
そのフィルターは「仲違いしようなワードを排除する」というもので、それによって、聖人君子同士の会話みたいなことになっていた
それが顕著になるのが「異性問題」だったという展開を迎えている
3人の男と2人の女ということで、誰かがあぶれてしまう問題があって、その牽制をしてきたものがフィルターによって伝わっていなかったことがわかる
それによって、さらに関係が悪化していくのだが、それらは「楽をして関係を築いたから」という結びになっていた
彼らが楽をしたくてふれるを利用してきたというよりは、ふれるの存在によって「知らず知らずのうちに楽をしてきた」というものなので、少しばかり物語の展開に違和感を感じてしまう
いつしか「ふれるコミュニケーション」に頼って、言葉を封印してきたからとも言えなくはないが、言葉をぶつけ合う以前に「関係悪化要素の意図しない排除」というものは彼らを責める材料にはならないように思えた
いずれにせよ、フィルターが発覚するところがピークで、そこから先の紆余曲折は収まるところに収まっていくという感じになっていた
元々、人間関係はフィルターがかかっているものなので、それが発覚したところで、そんなものだよねというふうになりがちだと思う
そう言ったものを介さない状況の方が人間関係としてはリアルではないので、フィルターのない人間関係というのは逆に成立しないように思えた
そう言ったものに頼ってきたというよりは、それをなんとか伝えようとしたけどふれるが排除してきたことを考えると、ちょっとかわいそうかなあと思った
それを考えると、共通の敵はふれるだったということになるのだが、物語はそっち方面にはいかないので、なんともまあ不思議な話になっていたなあと感じた
試写会を鑑賞しました!
どのように役に臨んだのかを事前にインタビュー記事などを拝読していました。実際にアニメーションの世界に生きるキャラクター達を観て、永瀬廉くんを始めとする主演声優御三方のキャラクターを声で表現する情熱、熱量が伝わってくる期待以上に素晴らしい作品です!特筆すべきは、やはり、秋を演じる永瀬廉くんの感情を抑えた静の表現からクライマックスには秋が感情を爆発させる圧倒的な声の存在感です!人に想いを伝える為に
最も大切なものを気付かさせてくれる超感動作品です!是非劇場でこの感動をご体感される事をおすすめします!!
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