劇場公開日 2024年2月2日

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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のレビュー・感想・評価

全84件中、41~60件目を表示

2.0豪華絢爛な映像

2024年2月8日
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鑑賞方法:映画館

フランス国王・ルイ15世と元娼婦で愛人となったジャンヌ・デュ・バリーの禁断の愛を描いた衝撃の実話。ストーリーはさておき、フランス映画らしい気品に満ちたお洒落な衣装と絶景のヴェルサイユ宮殿が印象的でした。

2024-23

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隣組

3.0画面が華やか~

2024年2月8日
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………………以上だ!

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せった

4.0素直に楽しめた

2024年2月7日
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鑑賞方法:映画館

監督自らが主人公に惚れ込み演じるケースはバービーを思い出させる。(マーゴット・ロビーは製作でしたが)

監督が思い入れる本作のデュ・バリーはとてもピュアで博識で力強い。いつかベルサイユのばらで読んだ物欲と権力欲にまみれた成上り、という描かれ方とは一線を画すのが新鮮だった。どこまでが史実に基づくのかは分からないが、女性監督ならではの、女性が引き込まれるストーリーだと思った。

もっと分かりやすい美人女優が良い、というレビューもあるけれどマイウェンにデュ・バリーが乗り移ったような艶と美しさで、逆にリアルさを感じた。
ジョニー・デップは誰を演じても流石。

ロココの世界を彩るシャネル監修の衣装も眼福。

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マロン

3.5人の妬みとは。

2024年2月7日
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鑑賞方法:映画館

ジョニー・デップが世界的に興行される映画に復活したのはとても嬉しい。マイウェンに感謝!

演技も紆余曲折あって、さらに人間的厚みが出た感じだった。

話の筋はコンパクトに纏まっていて、少し駆け足で描かれているので軽めではあったけど、面白かった。

ジャンヌ役のマイウェンは、映画人として才能があると思うが、演者として愛人としての魅力は、個人的にやや好みではなかった。47歳としては美しいと思うけれど。

全体的に出演者が良く、ラ・ボルド役のバンジャマン・ラベルネが素晴らしい。

あの当時のフランスの階級重視、出自重視の世界観の滑稽なことといったら、最期の時に傍に居られないのに、断頭台に貴族として扱われてしまった。妬みをかえば正しさなどどうでもイイのだ。現代にも通じている恐ろしい教訓だろう。

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大粒 まろん

3.018世紀フランスで59年間にわたり在位した国王ルイ15世の最後の公...

2024年2月7日
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鑑賞方法:映画館

18世紀フランスで59年間にわたり在位した国王ルイ15世の最後の公妾ジャンヌ・デュ・バリーの波乱に満ちた生涯を映画化。
「パリ警視庁 未成年保護特別部隊」「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」の監督としても知られる俳優マイウェンが監督・脚本・主演を務め、ジョニー・デップがルイ15世を全編フランス語で演じた。シャネルによる衣装提供やベルサイユ宮殿での大規模撮影により、豪華絢爛なフランス宮廷を再現。

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てかる

3.5豪華絢爛フランス宮廷絵巻

2024年2月7日
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豪華絢爛なフランス宮廷絵巻に目を奪われる。宮廷内の権力争いや、奇妙にも見える仕来りなども興味深い。
しかし、私生児から国王の公妾にまで昇りつめたジャンヌを、監督のマイウェン自らが演じているが、どう見てもゴツゴツしたオバサンで、決定的なミスキャスト。

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ファランドル

4.0壮大なロケーションで紐解き鑑賞できる感慨

2024年2月7日
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あの時代、あの宮廷のしきたりの中で自分らしい天真爛漫さや優しさを通せるのは余程の芯がなければのことだろう。
権力のつながりなどは気持ち悪いが、優先されるものが違う背景。
貧しい環境に育ったジャンヌには潔さしか感じられず、生きていく厳しさを知る故の強さも別格だった。

個人的にはジャンヌのキャスティングにぴったり感はないものの、観ているうちに王を虜にする安らぎのようなものがなんだか伝わってくる。
王だけでなく、執事や王太子、息子をみていると、皆、ジャンヌの人柄に惹かれ、去っていった王の娘たちも少なからず影響された。
それも天性、魔性ゆえか。
ジャンヌの人望で理解者にたすけられた最期の時は2人に幸せな愛が存在したことを十分に示し切なさも増す。

ジョニー・デップが悠然とみせる王の威厳、風格、孤独はさすがで、信頼する人にだけみせる愛嬌ある人間らしさを解釈した姿はとても魅力的だ。

王やジャンヌ、2人を思いやり尽くす執事、とりまく人々があの煌びやかさと混沌とした歴史のなかに生きていた様子。こうして後世で紐解き鑑賞できることが感慨深い。

継ぎ足した物語を感じながらあの別世界を歩けば、また違う感動が湧きあがるのだろうな…

心は空を飛んでいくようだ✈️

追記済み

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hum

3.024-019

2024年2月6日
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ゆるめのフランス大河ドラマ。
ヴェルサイユ宮殿やシャネルの衣装など、
見所はあったけれど肝心なお話が、、、

ジャンヌの娘時代は美人だったけれども、
大人時代に男どもを虜にするような魅力が
感じられなかったなぁ。

前編フランス語で、
ジョニデ良かったのに。
なんか残念でした😅

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佐阪航

3.0デュ・バリー夫人

2024年2月6日
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楽しい

単純

知的

脚本監督が彼女でも、ヒロインに自分の容姿が見合わない事が、自覚出来ないものか??? 他にいくらでも役にふさわしい美しい女優さんいるでしょうに。なんであなたの顔に我慢しながら、ストーリーを追わなければならないのか!? それだけが重荷の2時間余だった!!!

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Sue

3.0知識量で評価が変わる作品だが、コスプレ映画と割り切る方が良いかもしれない

2024年2月6日
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単純

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Dr.Hawk

3.0主人公が美しくない

2024年2月5日
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悲しい

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yoite

4.0ドロドロ控えめでスッキリ見れました

2024年2月5日
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フランス革命前夜の愛憎劇かと思いきや、ほぼ宮廷内のみでストーリー進行し、革命の下地、市井の描写も無く陰湿さはうす味なので、豪華な衣装や綺羅びやかな宮廷所作を興味深く鑑賞出来る。
国王の最後の描写や忠実な執事にはうるうるもので、意地悪姉妹も良いアクセント。
他の人も書いていたが、主演だけは他にするべきだった。フランスの美的基準は分からんが、最後こそ年相応だが、どんな女も寄せ付けない国王が一目惚れするには無理がある。監督してるならなおさら。
でも宮廷絢爛も楽しめるので、価値アリとしました。

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JAG

4.0ベルサイユの暮らしがとても興味深い

2024年2月5日
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知的

ジャンヌなんて人は知らないので、あまり惹かれる題材ではなかったが、ベルサイユが舞台ということと、ジョニー・デップ出演というところに興味が湧いて観賞。

【物語】
ジャンヌ(マイウェン)私生子として生まれ、恵まれない境遇で育ったが、読書する機会には恵まれて教養を身に付ける。大人になってパリで生活のために娼婦に身を落すが、美貌と上流階級並みの知性で高級娼婦の地位を確立し、貴族の男たちをとりこにする。ついには国王に気にいる女性を差し出したい貴族の思惑により、ベルサイユ宮殿に足を踏み入れる。

国王ルイ15世(ジョニー・デップ)は宮殿内に並んだ王族やしもべの列に並ぶジャンヌをひと目見て釘付けになる。国王に招かれたジャンヌは公妾としてベルサイユに入る。

国王の寵愛は受けるものの、卑しい出自や、宮廷のマナーを無視した言動から彼女は国王の娘たち王族初め周囲の人間には疎まれる。

【感想】
俺は世界史オンチなので、10年前ならこの作品に引き込まれなかったと思う。しかし、新型コロナ騒動直前に旅行でベルサイユ宮殿を訪れ、宮殿の豪華さとあまりに広大な庭園に圧倒された体験が宮殿内の様々なシーンの興味を生んだ。

宮殿で最も有名な鏡の間、そして王の寝室等、当時の使われ方を想像しながら見学したものだが、本作では再現フィルムのごとく宮殿内の国王の生活が描かれているので
「ああ、こんな感じなんだ!」
と興奮さえ覚えた。

宮殿の庭園、運河も幾度となく映し出されるが、あの広大さは行ってみないと実感が湧かないと思う。 ちなみに作中にジャンヌに館が与えられたシーンがあるので、どこかなと観賞後にググってみると、どうやら現存するプチ・トリアノンのようだ。離宮であるそのプチ・トリアノンやグラン・トリアノンまで歩いたからこそ、俺はあの広大さを実感できたし、それを思い浮かべながら作品中の国王の暮らしぶりを観ていた。

映画そのものの内容以外ばかり書いているが、これも映画の価値だと思ったからだ。
つまり、世界史の教科書に全く興味が湧かなかった俺だが、実物を目にし、さらに物語にして見せてくれる映画によってフランスの歴史・文化に大いに興味を持てたこと。
ベルサイユ見学体験 + 本作 + 昨年末公開の“ナポレオン”により、今さらながらルイ14世~ナポレオンまでのフランス史の繋がりがイメージできるようになった。 フランス革命についてはまだ知識がスカスカなので、そこはまた別の映画で補いたい(笑)

俺的にとっては本作の価値は上述の部分が全てと言っても過言ではないが、少しだけ作品の中味について触れておきたい。

上述のとおり本作を鑑賞したことに大いに満足しているのだが、不満が1つある。 ジャンヌのキャスティングだ。
「国王が一瞬で魅入ってしまう」という展開にするには外見に無理があった。この初対面のシーンの説得力は本作でも一番重要なポイントだったはず。 少女時代の女優は設定に違わぬ美少女だったのに、大人になったら・・・
マイウェンの演技に不満は無いが、この役に相応しいとは言えない。

例えば(フランス女優はほとんど知らないのだけど、知っている中から無理矢理挙げれば)レア・セドゥならもう少し良かったと思う。彼女も絶世の美女とは言えないが、妖艶な魅力を持っているから。 高級娼婦にのし上がったまでは、 身に付けた教養によって「話をすると惹きこまれる」という部分もあるからあの外見でもあり得るのだけど、「話をする以前に国王が虜になった」無理だな、と俺は思った。

その他、悲哀に満ちた彼女の人生は人間ドラマとしても興味深かった。ラストのテロップ(彼女のその後の人生に言及)には衝撃を受けた。

ジョニー・デップは“個性派俳優”のイメージが強いが、本作では普通でした(笑)
本作では助演の立ち位置でもあるので、悪目立ちしないように意識したのかも知れない。

恐らく、本作を楽しめる度合いはベルサイユ宮殿に行ったことがあるか否かで大きな差があると思う。ベルサイユ宮殿に行ったことのある人、あるいはこれから行く予定のある人に特におすすめしたい。

【トリビア】
ベルサイユ宮殿の広大さについてもう少し。
現在の広さは約10km2、これは東京で言えば清瀬市と同等。皇居の3倍。
当時はその10倍!だったとのこと。こうなると山の手線の内側の面積(約60km2)を超えて、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区、豊島区を足してちょうど同じくらい。

映画の中で国王が狩りを楽しむシーンがあるのだが、我々の常識だと「城から出て近くの山へ」だが、“庭”の中だったに違いない。

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泣き虫オヤジ

4.5なんか見やすい

2024年2月4日
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2024年劇場鑑賞29本目。
こういうフランス王朝の話って何本か観ましたが当時の雰囲気を再現しました!みたいなのが鼻について退屈だなぁと思って観るのですが、なんか今作は観やすかったですね。主人公のジャンヌが若い頃はかわいかったのに成長した途端地味な人になるんですが、これはこれでいいんですかね。

結局ジョニー・デップ演じる王様が仕事何やってるのかよく分かりませんでしたが二時間あっという間でした。

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ガゾーサ

4.0ヒロインのキャスティング以外はよかった

2024年2月4日
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aki

2.0背景、マナーの下地知識なく鑑賞してしまい残念

2024年2月4日
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歴史、礼儀、上下関係など全く知らずに観たのであまり理解できなかった。
魅力的な(美)の基準も共感できなかったのでちょっとなぁ。
鑑賞中は、王太子の意味がわからず、
偉そうだし王より上位かなぁとか、他国の王かなぁとか考えてた。
王の面前で雑談や嫌がらせする婦人たちの行動も理解できず?????の羅列。
あの時代は、あんな風なカツラが正装なのね。おもしろ。
背景やレビューを読んでから鑑賞したら感想がずいぶん変わったかも。

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けな

3.0ジャンヌ

2024年2月4日
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綺麗ですかねえ、他にも女優さんいなかったかなあ?と思ってしまいました。この頃は、人の奥さんが妾になると言う変な決まりがあったと言う事でしょうか?ただ、逆に当時のフランス宮廷における生活がよくわかる作品だったと思います。ジョニ-・デップは良い役者ですね。これからが楽しみです。

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ごっとん

4.0【貧しき家庭の私生児ながら、美貌と知恵と機知で国王ルイ15世の公妾まで上り詰めた実在のど根性女性の生涯を描く。今作は、当時の仏蘭西王宮文化を再現した、意匠、衣装も豪華絢爛たる仏蘭西映画でもある。】

2024年2月4日
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悲しい

幸せ

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NOBU

3.5デュ・バリー夫人の波乱の生涯をわかりやすく描く

2024年2月4日
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悲しい

知的

本作は、フランス国王ルイ15世の最後の公妾ジャンヌ・デュ・バリーの波乱に満ちた生涯を描いており、なんとなく歴史の勉強になるかなと思って鑑賞してきました。敷居の高さを感じたものの、実際にはそんなことなく、とてもわかりやすく描かれていて楽しめました。

ストーリーは、貧しい家の私生児として生まれたジャンヌが、親の再婚や修道院での暮らしを経て身につけた教養と持ち前の美貌で、貴族相手に娼婦同然の生活をしていたところ、デュ・バリー子爵に囲われたことをきっかけにヴェルサイユ宮殿にあがることとなり、そこで国王ルイ15世の目に止まって公妾となり、二人の甘い生活が始まるものの、これまでのしきたりやマナーを無視する自由奔放なジャンヌはしだいに多くの敵を作っていくというもの。国王とジャンヌの愛の物語としても、女たちの嫉妬と羨望と憎悪が渦巻く宮廷内のパワーゲームとしても、なかなか見応えがあります。実際にはもっと複雑な思いが交錯していたとは思いますが、ジャンヌに焦点化してわかりやすく描いていたのは好印象です。

冒頭でナレーションを絡めながらジャンヌの生い立ちを簡潔にまとめ、それが以降の人生の伏線として繋がるような立ち上がりがお見事です。年頃となったところから深く描かれていきますが、この時点ですでに世界観に浸っていました。その後も、まるで鮮やかな絵巻物語を見るようで、ロケかセットかCGかわかりませんが、広大で豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿や華麗な貴族の衣装や暮らしぶりなどが目を楽しませてくれます。

先日観た「哀れなるものたち」のベラと対照的で、すでに確立した社会の中で、女性であることを武器として最大限に生かして、頂点まで上り詰めていくジャンヌの姿が圧巻です。これも、男性中心社会での女性の強かな処世術と言えるでしょう。しかし、その美貌で国王を手玉に取ることもできたであろうジャンヌがそうしなかったのは、国王を本当に愛していたからでしょうか。逆に国王が最後までジャンヌを妃とせず公妾のままにしておいたのは、当時のしきたりや慣習の縛りがあったからでしょうか。

フランスの歴史にも文化にも疎いので、十分に理解できないところがありましたが、逆にいろいろな場面で新鮮な発見や驚きがあり、とても勉強になりました。謁見の際に陛下と目を合わせない、女性は髪を下ろさない、国王の死期が迫るとロウソクを灯す等、当時のフランス宮廷内のマナーや慣習が垣間見えたのはおもしろかったです。中でも、陛下の前では小刻みに下がるというのがとても滑稽に見えたのですが、あれが当時の正式マナーだったのでしょうか。自由奔放だったジャンヌが最後にその仕草を見せるのが、切なく印象的です。

ただ、本作において最も重要なジャンヌの魅力が、今ひとつ伝わってこないのが残念です。主演のマイウェンが脚本・監督も務めたようですが、主演だけは他の若い女優に任せたほうがよかったのではないかと思います。一方、共演のジョニー・デップは、全編フランス語で見事にルイ15世を演じきっています。脇を固めるのは、知らない俳優さんばかりでしたが、国王とジャンヌを献身的に支えるラ・ボルド役のバンジャマン・ラベルネの存在感が光っています。

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おじゃる

3.5きらびやかではあったが。

2024年2月4日
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ルイ15世の公妾ジャンヌ・デュ・バリーの生涯の話。J.デップもフランス語。

「ナポレオン」でも触れたが、ベルばらのデュ・バリー夫人が自分の予備知識なため、想像と若干違った。
解釈は沢山あるでしょうが、この映画のジャンヌは優しい感じがした。
元は身分が低い女が、のしあがってきた…というよりは、女性は物扱いで翻弄された人生に見えた。
毒々しさとか高慢さ、エロスなどは感じられなかった。本来はどんな人だったのか。
ルイ16世はイケメンすぎだなあ。

ヴェルサイユ宮殿、絢爛豪華な貴族たちの衣装などは素晴らしかった。堪能できました。

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ふわり