「思春期を迎えたライリーに新たな感情が芽生えます。これからもライリーがライリーらしくあるために、彼女の心の内が揺らぎせめぎ合う姿を描いたお話です。」インサイド・ヘッド2 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
思春期を迎えたライリーに新たな感情が芽生えます。これからもライリーがライリーらしくあるために、彼女の心の内が揺らぎせめぎ合う姿を描いたお話です。
前作は劇場で観た記憶あります。えーと…何時だったか。
とオモイデが遠い記憶を検索中。
あ。2015年8月でした。9年前です。(…遠い目)
”とりあえずこっちも観なきゃ” とコウキシンが脳内で騒ぐ
ので鑑賞することに。・_・
さあ鑑賞開始。
主人公の女の子はライリー。13才。
アイスホッケーのチームに所属。腕前はなかなか。
先日の試合では勝利したものの、反則やらかして退場。あら。
そのことがずーっと気になっている。
そんなライリーの頭の中では、ヨロコビをはじめ「感情」が
ライリーの言動に影響を与えている。ふんふん。
ライリーにはホッケー仲間が二人いる。
ある日の試合後、高校の強豪チームから「合宿に参加」しないかと
ライリーたち3人に声がかかる。嬉しい。
有頂天になり、高校でも3人でプレイする場面を想像する。
ところが合宿に行く途中、2人から思わぬ発言が…。
二人はライリーとは違う高校に行くというのだ。ショック。
# 憧れの選手のいるチームに入りたい
# 今まで一緒だった仲間と離れたくない。
年上の先輩たちに認められたくて、背伸びしてしまう
今まで好きだったものを、友人二人の前で貶してしまい
実力を認めてもらいたくてスタンドプレイに走ってしまい…
その挙げ句、友人に怪我をさせてしまい…胸の内に生まれて
くるのは、焦り 不安 後悔
次第に情緒不安定になっていくライリー
何とか感情をコントロールしようと、一人で頑張るシンパイ。
シンパイに君たちはもう要らないといわれたヨロコビたちも、
ライリーの経験した「良くないこと」を遠くに捨て去ろうと
していたことに思い当たる。
今までの経験・体験は、ライリーに必要なものだった
ヨロコビたち、今までのライリーの感情と、
シンパイたち、新たに生まれた感情とが一つのライリーとなる。
そして…。
◇
と、こんな感じのお話でした。
つまらない作品ではないのですが、観ていて疲れました。・_・;
9年前の作品のときはどんな感想だったかなぁ と前作の鑑賞
メモを確認。前作も今回同様「疲れた」の感想。あらま。
(※前作のレビューは書いていません)
ヨロコビとシンパイが、ライリーを何とかしようと忙しなく動
き回る姿。それを一緒になって見ていて「疲れた」と感じた
訳なのですが、良く考えてみればそれは
思春期に入りかけた少女の心理の変化を「本人+感情」たちと
一緒に追っかけ回ったからなのだろうな とも思います。
その点で、子供のそして思春期に差し掛かった少女の心理を
上手く描いた作品かなとも思うようになりました。
観て良かった作品と思います。
続編出来ないかな。
(出来るなら9年後よりは早めを希望♡)
◇あれこれ
■もの足りなさを感じた要素
思春期といえば、初恋。
…かなぁと思ったのですが、恋愛要素は前作にも今作にも
描かれませんでした。(今回のは「憧れ」でしょうか?)
次作があるのなら、そのあたりを観てみたい気がします。・_・
■遠くに飛ばされた「嫌な記憶」たち
ヨロコビたちがライリーのためと考えて、良くない想い出を
脳内の遠くまで吹っ飛ばしていました。 あれー。
そんな事をしたら人格形成に歪みが出るのでは…と心配して
いたのですが、最終的にそれらを含めて思春期に立ち向かう
新しいライリーが生まれる伏線(?)になっていたのは良い
展開でした。(個人的に好き)
嫌な経験もすべて、自分の一部ですよね。 (…しみじみ)
■ヨロコビの表情♡
アップの表情ではなく(失礼?)比較的小さめに画面に映った
ヨロコビの表情。それが百面相みたいに色々な表情に変化する
のです。クルクルと。
その変化がとても可愛らしくて、癒されました。 はい。
◇最後に
エンドクレジットの中に「田中敦子」さんの名前を見つけました。
この作品ではライリーの母親役で出演されていたのですね。前作
もそうだったのでしょうか。
謹んで哀悼の意を表します。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
思春期って疲れますね。大人になると「達観」という感情で一気に無になれますが、そこまでの道のりは遠く…。
でも若者たちには「オラ、ワクワクすっぞー」と日々の大冒険を存分に楽しんでもらいたいです。www 人生は一度きりなんで!今の私もルフィみたいなもんです♪