「救いのない救い」サイレントナイト lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
救いのない救い
予告編でなんとなく想像していたが、想像以上に無声であり想像以上に饒舌だった。中々の生い立ちを経る中で映画やバレエ等に救われていった監督の感謝が見えるような、痛くて悲しくて救われる映画だった。
"無声"だけを切り取ると違和感バリバリなままに中盤位までいってしまうので評価も微妙になってしまうのだが、そんな事もバレエの様にくるくると舞うカメラワークになんとなく腑に落とさせて頂き、それ以降は「お前が2丁なんかい!笑」なんて笑いつつも熱く鑑賞出来ました。そしてエピローグ。手前の終盤演出もある種のリアルさでくるものがありましたが、そこからのエピローグは唐突に涙腺崩壊させられました。素人ならではの詰めの甘さや効果音としての怒声を楽しみつつ、哀しみに溢れたジョン・ウーワールドを堪能してみては如何でしょうか。
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